アニメ「キルラキル」の各話の感想を書いていきます。

15話。
宝多はいいキャラだなーと思ったけど、それにしてもやられ役であることは明らかなので、
正直なところ前半部が長く感じた。こんな尺使う必要あるかなーと。
道頓堀ロボは何気にちょっとカッコよかったけど。
出来ればヌーディストとの繋がりをもう少し明確に見せて欲しかった。 


関西勢は反制服ゲリラとつながってた、というのはまあ当然の展開であるが、
ようやく出てきた本部がアッサリ壊滅したのはショボかったなー。
まあ今更、美木杉と紬以外の強者が出てきても困るけどそれにしても弱すぎた印象。
てかヌーディストビーチに普通に女子もいて笑った。 


美木杉がマトモに戦ってる描写が無いのがちょっと残念。
紬みたいに独自の戦闘方法があるわけじゃなく、一般兵と同じ装備だったしなあ。
泳がされてたうえに戦闘面で見せ場ないんじゃホントにいいトコなしだぞ美木杉。
まあここで皐月VS流子に噛んできても邪魔になるか。 


新三ツ星極制服のお披露目が雑魚の掃討だったのも、進化した部分が具体的に見られなくて寂しい感じ。
てか四ツ星になるのかとちょっと期待してたけどなー(五ツ星は暴走するのでムリだとしても)。
でも四天王揃い踏みは純粋に絵としてカッコ良かった。 


剣の装更改は非常にシンプルでカッコ良くなった印象。
こういうシュッとしたもののほうが猿投山には似合うなー。
探の装改は……ポリゴン!? ポリゴンなのか。見た目で強さを見せられないタイプだから
しょうがないとはいえ凄い変化球だよなー。 


なんだかんだで総選挙以来、蛇崩と皐月様が直接会話するシーンがほとんど無かったので、
今回蛇崩に対してあえて「乃音」と呼びかけるシーンは痺れた。幼馴染だもんなあ。
奏の装改は、グラーヴェ・ブレストの機能を残しつつ小型化しダ・カーボの機能も
追加したような感じかな。 


蟇郡が完全に皐月様よりマコを気にしてて面白かった。
「例えお前だろうと」と特別視してることを明言しちゃってたもんなあ。
まあ、皐月様とかも目をつけてた感じはあるけど。
縛の装改は、コレ死縛の装への移行可能なのかな? だったらかなり恐ろしいが。 


ここで流子と皐月が本当にガチ対決するとは思ってなかったので、ちょっとびっくりした。
あえて鮮血の破片を返してやることもなく、普通に純潔装備で挑んでガチで取り返されたので
皐月様の無敵感はちょっと揺らいできた印象。でも皐月様の蹴りはみてて気持ちが良い。 


鮮血取り戻したうえで父の仇でもない皐月様と戦う動機はどこにあんだろうと思ってたんだけど、
皐月様を止めるための戦いだったんだな。激昂して飛びかかるだけだった頃より
流子が成長してるのが分かる。精神的にようやく「ライバル」として対等に立ててきた感じか。 


ここまで流子は親父関連のモチベだけで突っ走っており明確に主人公として
立ててなかった感じがあるんだけど、ここから先、世界の全容や皐月の真の目的、
リボックス社やヌーディストビーチの狙い、父が殺された理由なんかを知って
本当の意味で物語の主役になって欲しいなー。 

16話。
総集編について鮮血のメタセリフは見ている人の考えてることを完全に先回りしていて笑った。
アニメ見る人は本当に総集編嫌うからなー。「展開が速いのがキルラキル」というセリフは、
やっぱり意識してやってたんだなーと再確認させられた。そりゃそうだよな。 


新OPは、素人目にも「動いてないなー」というのが分かる具合だけど、作画枚数を節約しつつ
見栄えが良くなってるあたりセンスを感じる。個人的には前のより好き。曲もカッコいい。
皐月様が「ラスボス」ではなく完全に「もう一人の主人公」という感じに見えるなー。 


伊織が揃(執事)の甥……という設定はちょっと驚いたが、まあ確かに最初っから伊織は
四天王より特別扱いされてたのでなるほどなーと納得もした。アレは権力や実力によるものでなく、
「身内扱い」だったんだなーと。 


皐月様、身体に負担をかけて純潔を着て、それで流子と互角って相当マズイんじゃねーかなーと思った。
ただ、そのおかげで「流子がチート性能」ってことが相対的に際立った感じもある。
流子が生命繊維耐性あることについては「血縁」ってことで処理されちゃうのかしら。 


純潔脱いだあとの呆けた皐月様の表情が良かった。本当に話が進むにつれて皐月様は
魅力的になっていくなあ。「帰るまでが修学旅行だ」がギャグじゃないから凄い。
ヘリに現れた針目縫の一人称が「私」だったのは何か意味があんのかな?
一人称を深読みしても詮無いとこだけど。 


母子レズ入浴は唐突過ぎて笑ってしまった。皐月様が女の子らしい感じなのは
初めてで斬新だし、ちゃんとエロかった。
そして設定説明。宇宙から来た生命体から人体に寄生で兵器扱いで……となると、
なんとなくARMSを連想したがまあ元をたどれば同じゲッターだろうか。 


最初、「服を着る」という行為を人類の「進化」に重ねて語るのは強引に感じたけど
「イチジクの葉で陰部を隠したアダム」のくだりを思えばそう突飛な話でもないんだよな。
しかしこの母子の狙いは未だ見えてこないトコがある。いずれ敵対するのは間違いないだろうけども……。 


紬はどうも、初登場のときの強キャラ感が無くなってきてて寂しい。
ヌーディストビーチの二人は総選挙あたりからどんどんショボくなってる感があるなー。
巻き返しはあるのだろうか。マコの「お菓子まずい」で終わる意味が全く分からなくて
笑ってしまった。なんだその引き。 


新EDのファンシー感は大きく趣が変わっていて曲と共に凄く良かった。
OP・ED共に新しいほうがすきだなー俺は。「新世界交響楽」と聞いて、
一瞬クロス探偵物語を連想したがアレは「大都会交響楽」だった。 


全体として設定説明回であったけど、退屈にならないよう様々工夫が凝らされていて濃かった。
流子より皐月様パートのほうが明らかに面白く感じるが、これはもうそれでいいんだろうなー。
ダブル主人公モノとして観るべきであろう。次回も楽しみです。蛇崩かわいいよ蛇崩。