川崎のTOHOシネマズで、エヴァQ見てきましたのでその感想を。

■開始前

映画が始まる前、コメディ映画「テッド」の予告編で
場内に笑いが流れる。「面白そう」という声も。
俺もちょっと面白そうかなと思った。

本編前には「巨神兵東京にあらわる」が上映。

林原めぐみ声の長いポエムを聴いていると、
正直ちょっと気恥しくなった。
「ラノベかよ」と思いながらスタッフロール見たら舞城王太郎で笑った。

特撮に興味が無い層には退屈だろう。
そのため、館内は「こんなんええからはよエヴァやれよ」という
いたたまれない空気に包まれた。

■本編開始

冒頭から超置いてきぼりにされる展開。
アスカ達が「初号機を回収してる」ってことさえ分からなかったし、
何と戦ってるのかも良く分からないままバトルを鑑賞。
ゆえに映像がすごくても気持ちが入らない。

あと、チケット買うのが遅かったせいで前の席に座るハメになり、
映画館のスクリーンの全体を目で追えず、アクションシーンを
存分に堪能できなかったのがかなり痛かった。

事前情報を全く仕入れていなかったので、
「ヴンター? って何? ほえ?」と更に置いてきぼりに。

ミサトさんが「艦長」で更に新キャラオペレータが
うじゃうじゃ居たので「エヴァかこれ?」と更にパニックに。
ミサトさんがいつ「ガンダム発進!!」って言いだすか不安になる。

■新キャラ

新キャラ(オペレータ)はうじゃうじゃ出てたが、見た目で大体の
キャラクターが分かるキャッチーなデザイン。
それがまたエヴァっぽくないのだが。

そして、この女の子がトウジの妹かよ!
かわいいなオイ!
新キャラ勢の中では唯一、重要な話をするポジションだった。

しかし、トウジが28歳になって出てきたら複雑だろうなー。

あと、オペレータの一人が、加持さんの名前を出してたなー。
伏線として活きるのかしら。

■旧キャラ勢

「Q」ではひたすらに冷徹でいたミサトさんだったが、
それだけにシンジを殺す判断をしなかったシーンは泣けた。

サングラスの製で加齢が感じられなかったが、
43歳……なのか……。なんか切ない気分にさせられる。
もう「となりのきれいなおねえさん」ではないのだな。
でもカッコいいことは間違いなかった。

そして、加持さんは出てこなかったが……死んでんのかなー。
そうだとしたら、新劇場版ではホントに見せ場の無い人だったな。

リツコさんは見た目もだいぶ変わったけど、
内面的にも色々と変化があったご様子。

ミサトに対して常に「艦長」って呼びかけていたり、
「ゲンドウに対する冬月」のような
意識的な「ナンバーツー」を演じてる感じがする。

アスカの口調(~だっちゅうの! とか)は違和感が強かった。
「こんな子やったっけ?」という。
経年による変化だとは思うけど、やはり違和が残る。

しかし「見た目は14のまま、中身は28のアスカ」って
なんというか、相当にエロいな。完全なる合法ロリである。
なんら問題はない。あるわ。問題しかないわ。

とりあえず、「破」だとレイがメインヒロインだったけど、
「Q」は完全にアスカがメインと言える。
(ヒロインかは分からんが)

ラストシーンで、シンジの顔を引っ張るアスカを見ると
なんだか分からないながらも「良かったなあ」と
温かい気持ちになってしまった。

やはりアスカはシンジに拘泥・執着してナンボだなあ。
ヤンデレの鑑である。

そのアスカとマリの女二人コンビは、バディもののような爽快感があっていい。

マリのこと「骨メガネ」と呼んでて
「マリそんなガリガリだったっけ? いやむしろおっぱいが……」などと
一人で勝手に邪推してたが、「コネメガネ」か。

とりあえず、鬱々としたこの物語にマリはいいアクセントだったと思う。
しかし「破」のときの謎めいた感じが全然無くなったなマリ。

あ、それと伊吹マヤさん一瞬だけ出てて笑った。
いまいくつくらいなんだろうか。
普通に14歳歳を取ってたとしたらどう考えても30代後半だが。

「これだから若い男は」というセリフだけだが、
スレた感じが出ててこれまた切ない気分になった。
旧エヴァの頃、マヤ大好きだったなー俺。

……それから、分かっていたことであるが、カヲル君が出てくると、
スクリーン上に濃厚なホモの香りが。
いつシンジとキスするのか不安でハラハラした。

だが今回の、珍しくテンパッてる絵ヅラは面白かった。
あんだけカッコつけてたのに凄いテンパッてるー(プフーッ)!! みたいな。

シンジがいきなりピアノ弾けるようになってたけど、
結構時間経過してたのかな、アレ。

ゲンドウさんは相変わらず成長のないオッサンでなにより。
いや、少しは考えるようになったのかしら。
さすがにまだ「ユイに会えればなんでもいいです」だったら怒るでしかし。

それにしてもゲンドウが「リリンの王」ってどういうことなんだろ。

それから、冬月がシンジを将棋に誘うシーンは、ちょっと嬉しかった。
冬月さんがこんな主体的に、物語に関与してくるとはなあ。

ユイさんの写真を観て「巨乳だな」と思いました。

「Q」のレイは、設定上ほぼ新キャラで、ぽかぽかの人でないため、
ただでさえ口数が少ないせいもあって完全に空気だった。
まあ元々レイそんな好きでもないので、これはこれで良し。

■シンジさん……

カヲルが死ぬあたりのくだりを観てたら
「ああそうだ、エヴァってシンジが理不尽に
 ひどい目に遭うアニメだった」と思いだした。

「世界がどうなっても綾波を助ける!」って暴れた結果、
こんなボロクソに全否定されることになるとは……。

ただ「ひたすらメソメソ」というシンジではなく、
ボロクソにされながらも自分なりに動こうとしているため、
旧劇場版よりかはアクティブな印象。

それにしたってちょっとなあ。
周りももうちょっとフォローしたれよ。

どうでもいいが作中食べてたガンダムみたいな宇宙メシ超まずそう。

■ロボットバトル

カマ持った9号機のデザインがカッコ良かった。
やっぱエヴァ同士が戦う姿は燃えるよな。

「アスカが白兵戦でマリが援護」というスタイルも
分かりやすくてカッコイイし、
13号機のファンネルみたいなのもイカス。

戦艦が出てくるととこも含めて、改めて本作は
「ロボットアクション」なんだなー、と感じた。
使徒があまり存在感ないだけに尚更。

■総体として

前の謎に回答どころか示唆も与えないまま、
その上に別の謎を次々に重ねて観客を置いてきぼりにする感じは
まさに「エヴァ」らしい排他性だったように思う。

総体として「破」の
「ロボットアクションアニメとして超面白いので
 エヴァ知らない人にも勧められるなー」
という感じは全くなく、
良くも悪くも「いつものエヴァ」に戻った感じ。

分かりやすいカタルシスはまるでない。

続編として考えても「破」の伏線がまるで回収されないので、
見ていてフラストレーションが溜まると思う。
結局「破」の予告編カットは一ミリも出てこなかったし……。

しかし
「シンジが浦島太郎状態のまま14年が経ち、
 ミサト達が『叛乱軍』的なポジションになっている」
という設定は純粋に燃えた。

直前の6分間公開も含め、
完全にネタバレ回避して観にいけたのは本当に良かった。
おかげで純粋な気持ちでビックリしたりハラハラしたりできた。

なんやかんや言うても「面白かった」と言い切れる。
この「誰かと語り合いたい」感じ、懐かしくて気持ちがいいね。

とりあえず、もう一回くらい、映画館で(後ろの方の席で)見返したいなー。