「颯汰の国」の2巻も読んだので感想をつらつらと書いていきます。
冒頭、近藤先生と家族との別れにすごく尺を使っており、
「あれ? コレ先生抜けるパターンか?」と一瞬思ったが、そんなことは無かった。
「住人が居なくなったことで飼い犬が野良犬化」というのは、
改易の理不尽な恐ろしさを「天災」的に伝えていて良いなー!
若君への説明という体裁での「現状説明」や、
ポッと出のキャラ達の「紹介」など、セリフでザックザク進めていて
このあたりはまだプロローグなんだなという印象。
サラッと忍び技の達人が仲間になってて笑った。
1巻の感想で「ウッキウキでレイプとかしそう」って書いたが、
さっそく村の若い娘を弄ぶゲス代官が出てきてた。
当然のように速攻でボッコボコにされてた。
代官の髻を斬りおとすという対処は、時間稼ぎの戦術として
納得のいくところではあったが、恨み骨髄に徹すであろう村民たちが
そこで笑うかなあ? とちょっと思ったりもした。
さりげなく片耳くらいは落としちゃっても良かったんじゃね?
あと、一巻でちょっと思わせぶりに語られた「颯汰の出生の秘密」が、
全く引っ張らずに速攻で全部バラされてて驚いた。
この辺も現代に合わせたスピード感なんだろうか。
個人的には豊臣方面が関わってくるのかな~と思ってたので、
ストレートに家康の落胤だったのは逆にビックリした。
家康ならまあ70過ぎても子供作るわな、という納得感はあるが、
やっぱ手籠めのシーンは見てて「うえっ」となる悍ましさがあった。
しかしこのサーカス団の親方、国のトップに対して、子供を差し出しつつ、
ウソで誤魔化して母親を差し出せないって中々やり手というか、
さすがにその後も普通に曲芸師をさせられねえだろと思った。
しかもその後、速攻で本人には逃げられてるワケで、親方ワキが甘すぎる。
このコマのスピード感すき。
そして、金地院崇伝が出てきてちょっとテンション上がった。
「あずみ」では天海が出てきてたけど、こっちでは崇伝が黒幕ポジションに
なっていくんだろうか。史実キャラが絡むのはいいのう。
しかし住職のじいさんが言う通り、この母親の一生キツ過ぎるな……。
「なんのために生まれてきたのか分からない」というレベルの不幸続き。
ただ、こういう「不遇のまま閉じた人生」に、遺された人間が
「意味を持たせる」ことが出来る……というのが人生の面白いところよな。
そして待望の横山宗長パートである。
左上の姫、イメージ画像なのに引いてるのが面白すぎる。
参謀役とのやり取り含め、時代劇の「バカ殿悪役」として圧倒的仕上がり。
その横山さんから送られてきた刺客の牢人達と、颯汰達は面会する。
当然、ここで彼らと戦っても益はひとつもないが、味方に入れるも容易でない状況。
どう切り抜けるか~? というところで二巻は終わり。
いや、最初は淡々と読んでたんだけど、段々状況が整理されていって
こっから盛り上がっていきそうだなーとテンションが上がってきました。
わらわら出てきた味方キャラ達も、スケコマシキャラや忍者キャラなど、
それぞれのスキルを活かした見せ場を作っていきそうな期待感があるし、
なんつーか、シミュレーションゲームの序盤のような高揚感がある。
徳川幕府を打倒するような話にはならないはずなので「国盗り」ではないのだが、
中立国の存在を認めさせる「弱者なりの戦い」というのも乙なものがある。
次の巻も楽しみ。
「あれ? コレ先生抜けるパターンか?」と一瞬思ったが、そんなことは無かった。
「住人が居なくなったことで飼い犬が野良犬化」というのは、
改易の理不尽な恐ろしさを「天災」的に伝えていて良いなー!
若君への説明という体裁での「現状説明」や、
ポッと出のキャラ達の「紹介」など、セリフでザックザク進めていて
このあたりはまだプロローグなんだなという印象。
サラッと忍び技の達人が仲間になってて笑った。
1巻の感想で「ウッキウキでレイプとかしそう」って書いたが、
さっそく村の若い娘を弄ぶゲス代官が出てきてた。
当然のように速攻でボッコボコにされてた。
代官の髻を斬りおとすという対処は、時間稼ぎの戦術として
納得のいくところではあったが、恨み骨髄に徹すであろう村民たちが
そこで笑うかなあ? とちょっと思ったりもした。
さりげなく片耳くらいは落としちゃっても良かったんじゃね?
あと、一巻でちょっと思わせぶりに語られた「颯汰の出生の秘密」が、
全く引っ張らずに速攻で全部バラされてて驚いた。
この辺も現代に合わせたスピード感なんだろうか。
個人的には豊臣方面が関わってくるのかな~と思ってたので、
ストレートに家康の落胤だったのは逆にビックリした。
家康ならまあ70過ぎても子供作るわな、という納得感はあるが、
やっぱ手籠めのシーンは見てて「うえっ」となる悍ましさがあった。
しかしこのサーカス団の親方、国のトップに対して、子供を差し出しつつ、
ウソで誤魔化して母親を差し出せないって中々やり手というか、
さすがにその後も普通に曲芸師をさせられねえだろと思った。
しかもその後、速攻で本人には逃げられてるワケで、親方ワキが甘すぎる。
このコマのスピード感すき。
そして、金地院崇伝が出てきてちょっとテンション上がった。
「あずみ」では天海が出てきてたけど、こっちでは崇伝が黒幕ポジションに
なっていくんだろうか。史実キャラが絡むのはいいのう。
しかし住職のじいさんが言う通り、この母親の一生キツ過ぎるな……。
「なんのために生まれてきたのか分からない」というレベルの不幸続き。
ただ、こういう「不遇のまま閉じた人生」に、遺された人間が
「意味を持たせる」ことが出来る……というのが人生の面白いところよな。
そして待望の横山宗長パートである。
左上の姫、イメージ画像なのに引いてるのが面白すぎる。
参謀役とのやり取り含め、時代劇の「バカ殿悪役」として圧倒的仕上がり。
その横山さんから送られてきた刺客の牢人達と、颯汰達は面会する。
当然、ここで彼らと戦っても益はひとつもないが、味方に入れるも容易でない状況。
どう切り抜けるか~? というところで二巻は終わり。
いや、最初は淡々と読んでたんだけど、段々状況が整理されていって
こっから盛り上がっていきそうだなーとテンションが上がってきました。
わらわら出てきた味方キャラ達も、スケコマシキャラや忍者キャラなど、
それぞれのスキルを活かした見せ場を作っていきそうな期待感があるし、
なんつーか、シミュレーションゲームの序盤のような高揚感がある。
徳川幕府を打倒するような話にはならないはずなので「国盗り」ではないのだが、
中立国の存在を認めさせる「弱者なりの戦い」というのも乙なものがある。
次の巻も楽しみ。