「センゴク権兵衛」18巻と「あさひなぐ」32巻の新刊二冊と、
「鬼滅の刃」6~19巻一気読みしました。

ちょっと精神状態ダウナーにより長文書く気力がわかないマンなので、
感想を箇条書き気味で書こうかと思います。

「センゴク権兵衛」18巻

ほぼ一冊丸々、仙石隊による早川虎口攻め。

冒頭の仙石演説は、一瞬「戦場でこんな長広舌どうなんだ」と思いそうになるが、
敵方の反応も同時に描いているおかげでそこまで違和感は無かった。
妙算による「言う程説得力なくなるぜ」というツッコミが良い。

「他者評価でなく自分の裡から沸き起こるものに従う」というのは
普遍的な境地であり、グッとくるものがある。今の俺には特に響く。

そのうえで、精神論でなく戦争に勝つための具体的な方法論が出てきて、
ちゃんと勝利へのロジックが積まれているのが律儀で好感が持てる。
ロジックが無いと勝ってもカタルシスが無いもんなあ。

「無用ノ介」、初登場がアレだっただけに、仙石家家臣としてキャラ立ってきていい感じだ。
モブ感の強い仲間たちのなかでちゃんと存在感を出してきてる。
妙算は本格的にウソップみたいな扱いでちょっと笑ってしまった。
可児才蔵は期待通りの猛者ぶりでたまらないものがあるなー。

敵方の笠原政晴は、イキッてるけど割と部下にナメられてる感がすごい。
この人が小物だとだいぶ盛り上がらないので、もうちょっと踏ん張ってほしい。
史実では内応しようとして処刑された説と生き延びた説があるらしいが、
センゴクでは最終的にどうなるのかなあ。

そして秀吉が、久しぶりに秀久について言及する。
かつて家族と呼んだ秀久について「潔く死のうとしている」と誤って解釈し、
なおかつそれに大した痛痒も感じていない姿は、なかなか味わい深いものがある。

多分次の巻で、いよいよセンゴクの大挽回が見られるのであろう。
なんだかんだ盛り上がってきているので楽しみである。


「あさひなぐ」32巻

後がない状態にまで追い込まれたVS沖縄光明戦だが、副将・将子と大将・旭の二人で逆転。
まるで因縁の無い相手なので自然、身内のドラマが多めに展開されていく。
さすがにここで沖縄光明のキャラの回想とか入れられても困るので、
このテンポは非常にイイと思いました。

大会について「言ってみりゃ負けに来たようなモンじゃん」というのは
的を射た表現だなーと思った。なぜそんな闘いに身を投じるのか、という。

しかし熊本東の面々は、ライバルというより悪役ムーブが多くて
戦いが盛り上がるのか良く分からなくなってきた感がある。
あと序盤の巻を読み返してないので、島田がどういう経緯でこんな
闇落ちしたのか忘れてしまってるなー。
対一堂ほどのテンションになっていくことを期待したいところ。


「鬼滅の刃」6~19巻

以前、1-5巻の感想を書いたので、ああいう感じで区切りながら
感想を書いていこうかなと思ったんですが、もうなんか6巻以降は
るろうに剣心の京都編とか封神演義の仙界戦争編みたいな感じ
「ひとつのエピソード」として盛り上がり続けるので、個別感想が書けねえぜ。

超月並な感想だけど、丁寧だけどテンポ良くてキャラが立ってて、かつ
敵味方とも主要キャラが惜しげもなくバタバタ死ぬ漫画はいいなあ、としみじみ思う。

俺は単行本を一気に読んだので、週刊ペースで追っている人と感覚がズレる点が
あると思うけど「柱の人たち最初は嫌な感じだったのが急激にデレたな?」って思った。
や、別に「味方にイヤなやつが居てほしい」ってワケじゃないんだけども。

あと初登場の印象から「コイツは俺の好きなラスボスの匂いがする」と感じた無残様ですが、
やっぱ物語が進むにつれてドンドン好きになっていきました。

ネウロのシックスとか愛染隊長とかユーハバッハとかフェイスレスとか彼岸島の雅様みたいな、
「必要以上に部下にパワハラするラスボス」「動機や行動がイチイチ小物っぽいラスボス」大好き!

ただ、アシェラッドとか田宮良子とか利休(へうげ)とかみたいな、
「コイツ超好き!」とか「コイツが出てくるシーンは全部名シーン!」ってくらいの
『個人的に激烈にハマる』キャラクターは現状居ないところではある。
こういうキャラが一人居ると、その作品に「完璧にハマった」という状態になれるのだが。

19巻まで読んで、個人的にはこのまま無残様倒して終わったら綺麗だなあと思うのだが、
今の強烈なムーヴメントの中でそれが許されるのか興味深く見守りたいな。