
はい、ということで「パズル探偵スカウト」を触ってみることにしました。
「ということで」って言われても一体どういうことだよって感じだと思いますが、
俺もよくわかりません。なんとなく買ったゲームをなんとなく触ってみるだけです。
プレイしたのは相変わらずコロナウイルスで大わらわの2020/4/10で御座います。
ピクロス的なパズルが出てくるADVということだけ分かっております。
張り切ってまいりましょう。ではスタートゥー!





起動するや否や、ものすごい「アニメのオープニング」って感じの動画が流れます。
このキャラが動いてから、バシーンと名前出てくる感じのオープニング大好きですよ。
「バッカーノ!」のオープニングとか。それの元ネタになった「スナッチ」とか。
そういやガイ・リッチー作品はスナッチしか観たことねえなあ。

どうやらこのイケメン美人さんとロボットのコンビが謎を解いていくゲームらしい。
ポップで凄くいいですねこのキャラデザイン。

基本システムは、いわゆるピクロス。
任天堂の商標だから「ピクロス」って単語自体は出てこない。
さすがにかなりやり慣れたシステムなので取っ付き易いですね。

アァン? 誰に口効いてんだコノヤロウ……!?
パズルゲーム初心者だとぉ……!?
ピクロス程度で「イージー」だぁ!?(喧嘩腰)
いつでも変更できるならノーマルに決まってんだろバカヤロウ!!
本当にキツかったりしたら下げるんだよバカヤロウ!! コノヤロウ!!

ゴミ捨て場で目覚め、記憶もなくしている様子のロボット「スカウト」が主人公のようだ。
ボダラン3のクラップトラップみたいな立ち位置。
ある意味ちょっと似てる部分もあるが、アイツほど小憎たらしいキャラではない。
人間の使う慣用句だったり、常識的な立ち回りを理解できずに四苦八苦するという
非常にロボットらしいロボットという感じのキャラである。

場面変わって、オーツ探偵が謎を解いているシーンに。
このキメた感じ、さては撮影というオチだな?

ということで、もうひとりの主人公は「オーツ探偵役」の女優さんのようだ。


パツキンの高飛車バカ女、ベッキーとギスギスする主人公ホナー。
なんとなく幸薄そうな面構えで好感が持てる。

案の定というか、プロデューサーからクビを言い渡されるホナーさん。
「ホナーだけにホナさいならってか!」みたいな文章が思いつきましたが、
それを書いたところで誰も得をしないので書きません。
いや、ていうかホナーさん、ドラマの主人公でしょ?
そう簡単にクビにできんの?

そりゃそうだ。
次のシーズンから「相棒」の主人公、水谷豊じゃなくなったら困るだろ。

なんだかんだでサクリとクビにされ激怒するホナーさん。

そこにやってきたのは……さっきのロボット「スカウト」。
パチクリしたおめめが可愛い。

とりあえず、ホナーの車の鍵を探すというミッションに挑むスカウト。

ここでピクロスが来た!
さすがに所詮だけあってクソ簡単。
なるほど、こうやってミッションを解いていくシステムなのか。

見つけ出したのは鍵じゃなくタンポンだった。
ここでわざわざタンポン出してくるセンスよ。
それともなんか伏線になってるんだろうか。

ワケ分からないことを言い出すスカウトを相手にしないホナー。
スカウトの顔はモニターなだけあって表情豊かで面白い。

鍵を探しにスタジオに戻ると……。

プロデューサーさんの死体が! 事件発生だ!
導入がダラダラしてなくて好ましい。いいテンポやね。

エピソード1「ショウハオワッタ」。
なんで全部カタカナなんだろう。

関係者が集められ、クロス刑事によって軟禁状態にされる。
クロス刑事は見るからに頑固者っぽいが、実際のキャラもそんな感じ。
ベタだけど「わからず屋の刑事」が出てくるとミステリっぽくてテンション上がるね。

ホナーさんのフルネームは「ホナー・ミズラヒ」。
珍しい名字だ。
エジプトとかイスラエルとか中東系の名前なのかな?

パツキンバカ女はベッキー・コール。
コールガールっぽいし丁度いい名前だな(ひどい偏見)。

ヘアメイクアーティストのK.C.ルボーさんは、オープニングアニメの感じからして
主人公コンビを補佐する立ち位置になっていくのかな?
「K.C」はなんの略だろうな。

それから、この山賊の親分みたいなのがスタッフのタリー。
すっごいタトゥーだな。

それからもう類型的というより古典的ですらあるナード(オタク)のジョン・レドファーン。
ポーチにバッジと、「今どきここまでベタなナード描写ある?」って感じであるが、
2020年現在なら一周回って逆に笑えるボケとして成立している。

さすがに「ネットオタク」という概念もだいぶ古色蒼然ではあるなー。
もう「ネットを全くしない人」のほうが珍しいし。

軟禁状態でラチがあかないので、スカウトの助けを借りて部屋を脱出することに。

ピクロスで空調ダクトを見つけ出す!
それはロボットでなくても見つけられませんかね……。
あとその顔やめろ。

ベッキーに動機がないか、プロデューサーとの関係性を掘り下げるホナー。
もともと第一発見者であるわけだし、ベッキーも十分に怪しい。


金持ちの旦那と離婚歴のあるホナーをストレートに煽るベッキー。
さすがにそこ直接つつくのはひどくね? と思うが、陰湿さが無いぶんマシかも知れない。


人んちの家庭にとやかく言い過ぎというか、普通ならビンタされてるところやぞ。

その後、ピクロスでドライバーを発見したり……。


リンゴや人形を発見したりしまして。

最終的に、空調ダクト内のマップをスキャン。
ようやくロボットらしい仕事をしたな。

犯行現場に戻ってまいりました。
殺人現場に死体そのままで誰も居ないのかよ。

ちょっとだけ難しいパズルをこなすことで被害者の検視レポートを発見。
セキュリティがザル過ぎないか。

刑事が戻ってきて、当然責められたり疑われたりするが、
ホナーは検視レポートの死亡推定時刻からアリバイを主張する。
そもそもお前ら警察の動きが悪すぎるんじゃ。神奈川県警か。

疑いが晴れたホナーは、クビを宣告したプロデューサーが友達でもあったことを思い出す。

また、彼女をクビにしたときの態度の不自然さにも思い当たる。
ホナーさん、冷静でいいキャラだなあ。
淡々としてるが知的だし、影があるところが素敵だ。

ホナーは本物の探偵ではないが、それでも相棒にならんとするスカウト。
おお、なんか「バディもの」って感じで楽しくなってきましたな。

人間の感情や常識なんかが良くわからないスカウトと、人間力のあるホナー。
対象的な二人がコンビを組んで事件を解決するのだ!
……といったところで初回は終了です。一時間弱。
「操作パートにパズルがついたADV」という事前情報から一歩も踏み出さない
ゲーム性ではあるけど、ストーリーとキャラがいいから全く問題なく楽しいですね。
気が向いた時に淡々と進めようと思っております。
ご清聴有難うございました。