「Katana ZERO」、引き続き遊んでいきたいと思います。
プレイしたのは2020/4/14でございます。
それではどうぞ~。
前回ラストで「格納庫へ行き人間と機密物資を始末せよ」と命令を受けたドラゴン。
格納庫には、どこかで見たような女の子が。
ホテル受付のドット絵を使いまわしているのかな?
ではなく、ホテルの受付がここで仕事をしていた。
どうも、ピンカチュウさんです。
「ピンカチュウ、参上!」とガラにもなくチョケるドラゴン。
好みのタイプだったらしく、今度一緒に見ない? と誘われる。
女の子の方からグイグイ来られると緊張しますね……。
共通の趣味があってお互いそこそこ好みだったりしたら、恋しないワケがないよなぁ~。
といいつつも「アニメ道とは孤独なものだ」とクールに決める。なんすかその道。
畏怖を抱かれる。
そう、これがオタクの中のオタクの姿だ。
ということで、格納庫に潜入しました。
序盤は割と難易度低めでサクサク。
だったんですが……中盤から割とシビアになってきてヒィヒィ言ってました。
ただ、難易度自体は高くてもリトライストレスが無く、かつ結構ガサツに
ゴリ押しも効くので、そこまで地獄の難易度ってワケでもない。
オッ、銃?
撃つのかな? と思ったら普通に投げてて笑った。
サムライに銃はそぐわない。
苦労しつつもなんとかかんとか突破していく。
ムズいことはムズいが、リトライのたびにちょっとずつ前にすすめる程よい難易度。
あと操作が単純に気持ちいいせいで「萎え」や「飽き」を感じにくい印象。
バタバタと切り倒しながら進んでいくと……。
あのパツキンドラゴンと一緒に仕事してたヤツと再開。
再び戦闘開始である。
タイマンかと思って戦いだしたら、当然の権利のようにザコを呼び出してきて即死。
きついぜ……。
なんとか攻撃を当てて、弱らせていく。
敵はこちらがガンマNULLだと指摘してくる。
フィフティーンというのは、あの金髪ドラゴンのことだろうか。
クロノスを飲んだ人間は、死んでも巻き戻って学習出来るし死なない。
ただ、禁断症状になると永遠の時を生きるという超キツイ目に遭うわけだ。
互いの命が途切れない以上、闘争は「意志と意志のぶつかり合い」になる。
負けても簡単に再戦出来る。
そしてそれを相手も理解している。
心が折れるまで戦いは続くというわけだ。
永遠とも思われた戦いだったが、終わりは呆気なかった。
ゲームとしていうと、難易度はそこまでキツくなかったです。
倒した。
と同時に、恨みをひとつ託される。
コイツの切り落とした首を使って、網膜認証してドアを開ける。
グロいことさせよるな~~(笑顔)。
奥に居たのは、子供だった。
主人公の頭に過去が過ぎる。
やはりというか、この回想は「殺す側目線」だった。
ドラゴンはターゲットを殺さずに逃げ出す。
激高するカウンセラーメガネ。
デスクから書類をバサッと散らかすアニメーションが非常に細かくて感動した。
こういう冷静ぶったキャラが逆上するのってワクワクしますよね。
「一日中、娘と話すヒマさえなかった」とカウンセラーメガネはのたまう。
なんかこう、ウチの会社の課長を思い出すな……。
力なき者の悲哀。
いよいよ自分が切られることを予期し、保身に走るメガネ。
保身もいいが、目の前のヤク中が刀持ってることも忘れるなよ~?
ついに主人公はカウンセラーメガネに手を出す。
これまでずっとフラストレーションを溜めてた分、ある種の爽快感がある。
逆ギレしたり、命乞いしたり。
気持ちのいいリアクションをしやがる。
もはや会話は必要ない。
頭部が真っ平らになるまで殴りつけると、部屋は静寂に包まれた。
ドラゴンは静かに薬を注射する。
家に帰ると、警察が事情聴取をしていた。
隣室で殺人事件、更に主人公の部屋で窃盗されていたらしい。
荒らされた部屋の中に「ひとつを救えばひとつは助からず」と書かれた
張り紙だけが残されていた。
更に、隣の部屋のあの赤いスカートの女の子は「最初から居なかった」ことが判明する。
押井守版のほうの攻殻っぽくて、こういうの好き。
攻殻は原作漫画が一番好きで、次に押井版、神山版って感じです。ARISEは見てない。
主人公は警察から疑われ、その場から逃走する。
あの服装、バスローブだったんだ……。
そして、場面はあの悪夢のシーンに戻る。
やはり、あの回想で襲撃する側は主人公だった。
……ってことは「ゼロ」が主人公の名前だったってことかな?
ガンマNULLの最初の一人だったとか? 別に製造順のナンバリングじゃないか。
おお……ここで終わるのか……。
「え? これで終わり?」ってなる人も多いと思うし、実際続編ありきなのかもしれないけど、
個人的にはここでタイトルが出たとき、素直にゾクッとしてしまった。
もうすっかりありきたりな演出になったけど、ラストシーンでタイトル出るのいいよね。
映画「ボーダーライン」とか良かった。
くノ一、ユキはボスらしき人物にVの死を告げる。
やっぱりあの金髪が「フィフティーン」なんだな。
結局コイツは誰なんだよ。
復讐を狙って動く元人間兵器であるフィフティーン達と違って、
コイツらは「クロノス復活を狙う怪しい集団」ってとこまでしか分からんよな。
ターゲットなのか、張り出された写真を眺めるフィフティーン。
右に居るのはVの死体かな? 両腕を失って生きている可能性もあるか?
ともあれ「TO BE CONTINUED」で終わってしまったぜ……。
最後に、喜劇と悲劇が色々語って終了!
スピードランとハードモードがアンロックされました。
……ということで「Katana ZERO」これにて終了!
いや~、ストーリーはかなり消化不良だし、四時間程度でクリアできちゃうから
ボリュームも無いんだけど、なんというかドップリ雰囲気に浸りながら遊んだので
満足感がエゲつない。映画一本見た感じ。
難易度も恐れていたほどではなく、アクションゲーム苦手な俺でも
そこまで詰まること無くクリア出来たので、割と万人向けかもしれない。
ただ、デフォルトから難易度を下げる方法や救済措置はほとんどないので、
ムリな人はガチで詰む可能性があるかもしれない。
死に覚えしながら、攻略ルートを探るゲームではあるんだけど、
そこまでガッチガチのパズルゲーでもなく、ガサツなアドリブが結構効くのも好みだった。
ただ、結局スローモーション能力まったく使わないままクリアしちゃったなあ。
多分ホントはもっとスローモーションを駆使して突破するゲームなんだと思う。
ゲームとしてのボリュームはまあ、無いっちゃ無いんだけど、
この感じのストーリーで10時間も20時間もやってたら気が滅入るので、
個人的にはこのくらいでちょうどよかったです。
何も解決してないし謎も解かれてないストーリーなんだけど、個人的には
このモヤモヤした雰囲気込みで最高に好きになってしまった。
ただ、いわゆる「信頼できない語り手」が苦手な人にはキツイかもしれない。
このロード画面の絵もいいなあ。
左上の青いのが「V」で、右上の女のコと、右下にカウンセラーメガネ。
ユキが物凄い存在感だけど、ぶっちゃけストーリー上、何もやってない。
つまるところ、この物語にはフィフティーンと相棒の「元NULLコンビ」と、
Vとユキの所属する良くわからない「反政府一派」と、
メガネ経由でドラゴンに暗殺依頼してきてるサイド(政府側?)の、
「三勢力」があったってことかな?
政府はNULLもクロノスもなかったことにしようと隠蔽工作をしていて、
元NULLはそれに対しての復讐を狙っている。
この関係性はシンプルなんだけど、Vがトリックスター的に大暴れしてたせいで
だいぶ幻惑された感がある。
「結局のところアレなんだったの?」って部分も相当残ったけど、個人的には
大まかな雰囲気だけ分かって後は考察の余地が残ってる感じが好きです。
ということで、プレイ日記はここで終了。
ご清聴有難うございました。いやー、楽しかった。