
ゴールデンゴールド7巻、読んだので感想を書いていきます~。
よろしくどうぞ~。 
黒蓮さんの一人飲みシーン、居心地良さそうでグッとくるな……。
牡蠣のアヒージョと山芋のステーキという頼み方も大変良い。
単に俺が一人飲みのシーンが好きなだけかも知れないが。
でもこう……ジャンルとしての「一人メシ漫画」とかになると
あんまりグッとこないことも多かったりして。

そこからカネノカミとヒトノカミの直接戦闘シーン。
こんな普通にフィジカルで戦うと思ってなかったので笑ってしまった。
アクション描写がまたド迫力で凄い。
この見た目で走り方が「ぺたたた」なのに暴力はガチというギャップ。

現代の人間達は江戸時代の庶民とは価値観がまるで違うわけで、
そこにコミットした結果、オーバーフローしたというのも
納得感のある説明で実に面白い。
「欲望」の量も質も、人類の歴史上一番肥大化している時代なのだ。

そして、フクノカミの「御利益」について。
確かに、豊かになることは基本的に多くの人間を幸福にするということでもあり
それ自体はどう考えても素晴らしいことである。それがまた話をややこしくする。
果たして「ドーピングは良くない」みたいな感じで取り上げていいものなのか。

何気ない一コマなんだけど、こういうちょっとしたヤなシーンとか、
一部分だけ切り取ったようなリアルな会話とか、ホントすげえなって思う。
緻密な作画や緊張感ある展開も凄いんだけど、セリフ回しの切れ味が
本作の強烈な魅力だと今更ながらに思う。

ニヤニヤが押さえられない琉花ちゃん。かわいい。
これまで割とロクな目に遭ってこなかった気がするので、
ここらでちょっとくらいはいい想いをして欲しいぜ。
とはいえ、それも一つの伏線みたいな状態ではあるが……。

この観覧車作るシーンの「高さと一緒に工期も縮むんでしょ?」という
ばーちゃんのセリフ、それらしくて好きだなー。
こういう「分かってないフリして無理難題をサラッと投げる感じ」、
偉い人がよくやってくるよな。交渉の「ジャブ」みたいな。
腹立つし実際嫌われるんだけど、それでも結果は出すというタイプ。

この草田さんが何かを与えられるシーン、描写が大仰でメッチャ笑ってしまった。
ただやはり、失ったフクを戻してもらうみたいな甘いことはしてくれない。
カミ達は、どこまでも目的のために人間を利用してくる存在である。

あとこのシーン、カット割りが急激で度肝抜かれた。
一瞬ちょっと混乱したが、ここも含めて琉花の夢ということでいいんよね?
そしてまさか、フクノカミ側から琉花に歩み寄るという展開が……?
というところで七巻は終了。
展開がより混迷を極めだし、ますますどこに転がるか読めない状況になってきた。
ストーリー的に大きな転回はしなかったので、面白かったけど、
ちょっと「タメの巻」という印象は残ったなー。
そろそろ次の巻も出る(2021年2月)らしいので、死ぬほど楽しみに待ちたいと思います。