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steam「ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー」、
7時間程度プレイして、無事クリアしましたのでレビュー記事も書いてみます。

プレイ日記はこちらから読めますので良かったら是非併読下さいまし。
それではどうぞ。

■概要

「ロードス島戦記をベースに作られた美麗グラフィックのメトロイドヴァニア」
というのが本作のアウトライン。
2019年発売の「誓約の宝冠」に続くストーリー、ということらしい。

日本で製作されたゲームなので、当然ながら日本語でプレイ可能。
毎度、steamゲーの日本語化に四苦八苦してる身としては嬉しい。



以下、褒めるところは赤良くないトコは青で表記します。



■グラフィック・BGM・雰囲気
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超精密ピクセルアートがヌルヌル動くので最の高。
最初のディードが立ち上がるシーンだけでも目を奪われる。
細かい仕草とかこだわり抜いているのが良く分かる。

この「パキッとした」硬質の絵作りはteam ladybugの持ち味なんだと思う。
ディードリットの持つキャラクター性としっかり噛み合っている。

BGMも押しなべて高品質なこともあり雰囲気が素晴らしい。
不思議の国のアリスのような「悪夢的な世界に囚われた姫君」という
ダークさを格調高く盛り上げてくれている。

ここはもう全く不満のないところ。

■操作性

基本システムは、武器の持ち替えやバックステップの操作性など含め
ほぼドラキュラ(月下の夜想曲)ベースである。

PS4コントローラーで始めたらデフォルト操作がなんか変だったが、
好きなようにカスタマイズ出来るので、ここは一切問題ない。
俺は「×をジャンプ、攻撃を□、魔法が△、弓が〇」にカスタマイズした。

変なラグや違和感ある挙動もなく、操作性は概ね快適で良い。
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そういやバックダッシュ、ほぼ一回も使わなかったな……。

アイテム周りの操作だけはちょっとイマイチだったかな。
攻撃魔法とアイテムが一緒の並びというのは簡略化し過ぎではないだろうか。

魔法・アイテムは「ボタン長押し+上下で選択し、更にボタン押し」で使用なんだけど、
あんまりスマートとは思えない。他に長押し操作が無いから浮いてるし。

アイテムはオプション画面から選択使用で良かったのではないかなー。
武器・弓・マップを一画面で見れるインターフェースを重視したのかも知れない。

■視認性

正直、不満が多いポイントである。

あんまりレビューとかで言われてないから俺だけかも知れないが、
ディードリットの現在の属性が一瞬で分からないのはかなりストレスだった。

「いやゲージの色切り替わるから分かるやろ」って話だし、
俺がニブいせいかも知れないけど、敵の攻撃をかわす刹那のタイミングで
「あれ? 今どっちだ?」って頻繁になったんだよな。
(操作時の俺の視点が、ディード本人に固定されてるのが悪いのかも知れない)
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ともあれ、このせいで「属性を切り替えながら相手の攻撃をいなす爽快感」
みたいなものは大幅に削がれた。
個人的にはディードの体が青・赤く薄く光るくらいが良かったかなー。

あと、攻撃・移動のエフェクトはある程度オプションでOFFに出来るが、
OFFにしないとそこそこ邪魔になるくらいには派手。
正直「オシャレだけど見づらいよ!」って演出が多い印象がある。
ボスの攻撃とか、自分の居場所を見失うことすらある。

それと地味なトコなんだけど「カメラだけを移動させる」操作が無いので、
初めて降りる場所とかで敵に当たってダメージになることがある。

画面左下のミニマップが絶妙に見づらく、しょっちゅうオプションボタンで
マップを開いて確認するハメになってた気がするのも良くない。
この辺はこないだやったBloodstainedを見習って欲しいところ。
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あと、リアルなムカデのモンスターすっごいイヤでした!
俺だけかも知れないけど、ホントにイヤだったので強調しておきたい。

総じて、どれもこれも「大きな問題」ではないのだが、遊んでいくうちに
じわじわと自分の中に不満が蓄積されていく感覚があった。

■アクションの難易度

そこまでシビアなアクションを求められるギミックもなく、
ザコも極端に強いわけではないので、ステージ4くらいまでは
ほとんど死なない程度には、道中の難易度は低め。

精霊レベルを上げるとHP自動回復が使えるのは斬新で面白いシステム。
無駄な回復の手間が省けて快適である。駆け引きにもつながる。

一方でボス戦はそれなりに死にゲー・覚えゲーの味わいがあって楽しい。
絶望的に思えたボスでもしっかりパターンを覚えればちゃんと勝てる作り。

回復アイテムがぶ飲み&魔法打ちまくりでゴリ押しすることも可能なので、
多くの人が楽しめるバランスになっていると思う。

俺個人としては、ステージ5くらいまではアイテム未使用で行けたので
「ほどよい難易度」と言っていいと思う。

あと転落・落下による一発死が無いのは評価点。
これ毎回書いてるが「HPのあるゲームの一発死が苦手」なのです。

それから、このゲーム最大の不満点なんだけど、気絶(ピヨり)や、
蜘蛛の糸を食らったときとかの操作不能時間がえらく長いと思った。
(似たジャンルのゲームをいくつかやってきたが、ズバ抜けて長い)

アクションゲームで操作不能状態って純粋につまらない要素だから、
最低限にしておいたほうがいいと思う。
「軽減する装備があるから敢えてこうしている」とかでもないし。
ピヨらされてる間に攻撃食らうのストレスが凄い。

あと攻撃を食らったときのノックバック(及び操作不能時間)もまたデカイ。
ノックバックで吹っ飛ばされて強制画面切り替えがたまに起きるレベル。
画面切り替えによってザコが全復活するゲームなので、強烈にムカツク。

その割に攻撃食らったあとの無敵時間が短いのでザコ戦でハメ殺されることも。
俺がヘタなせいも多分にあるけど、この辺のチューニングは褒められない部分がある。

それと細かいトコだけど、ボスに負けたときワンボタンで
ボス戦開始からやり直せるボタンが欲しかったなー。

■探索要素

メトロイドヴァニアらしく、自由な探索が楽しめる。
二段ジャンプやスライディング・ハイジャンプ等の新しいアクションが増えていき、
それにより探索範囲が広がっていき、探索によりキャラが強化されるという
メトロイドヴァニアの定番の楽しさはある。

ただ、一本道ではないにせよ、じっくり探索していくことでキャラクターが
どんどん強化されていく……みたいな「探索の面白さ」はさほどないと感じた。
「殴ると道が開く」みたいな隠し要素もあんまりない。

あと「敵を避けて進むことが事実上不可能なポイント」がたまにあるのはちょっと気になった。
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弓で滑車を回すギミックが、まずまず鬱陶しい。
滑車への当て方で回転が変わるので結構繊細なエイムが要るのだが、
「これ楽しいかな……?」って気持ちにさせられた。達成感をストレスが上回る。
一回クリアすれば繰り返さなくていいのは良いと思う。

問題点ってほどではないが、店がほぼ空気。

金が貯まりにくいこともあって、店売り装備を買うことは一回も無かったし、
なくても全然困らない。最終盤になって回復アイテムだけ買った程度だった。
無言で店を広げるギムの姿は見るたびに切ない気持ちになる。

セーブポイントが「触れるだけでセーブ&回復」なのはスマートでいいんだけど、
精霊レベルもマックスにしてくれてよくない?
(横に吊られてる肉を殴って上げられるから大した問題ではない)

あとこの手のゲームの感想で毎回言ってるが、セーブポイントとワープポイントを
分ける意味あんまりないんじゃないかなって思う。

■ストーリー・ボリューム

恐らく「ロードス島戦記 誓約の宝冠」の1巻に繋げるという前提の企画だったと思われ、
その縛りが相当に足かせになっていたのではないかと想像する。
(あくまで想像なので全然違うかも知れないが)
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夢っぽい世界で始まり、次々に出てくるキャラは思わせぶりなセリフに終始し、
結局夢オチに近い終わり方をするという本当に「とってつけたような話」で、
「先が気になる」という感情がプレイ中一度も湧かなかった。

「原作を知らないと楽しめない」というレビューを見たことがあるが、
ぶっちゃけ知ってても「ニヤリと出来る」みたいな要素はほとんどないので、
知らなくても全然OKだと思う。原作キャラの扱いも結構ひどいし。

ただ演出が淡白なせいでストレスにもならなかったのは良かった。
これで妙に凝った演出されてたらウザかったと思う。
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全6ステージで「ボリュームが無い」という評も聞くが、
このシステムでステージ10とかまであってもキツかったと思うので、
個人的にはこのくらいでちょうどいいかな~って気持ち。

■総合

メトロイドヴァニアとか横スクロールアクションは近年結構遊んでおり
自分のなかである程度優劣をつけていました。

好き:「Blasphemous」「Bloodstained: Ritual of the Night
割と好き:「斬妖行」「ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー」
やや微妙:「ホロウナイト」「MO:Astray」

……くらいの感じかしら。
ホロウナイト好きな人はすいません。俺は割とアレ、あんまりなんだよね……。

ともあれ、どれも一定の基準は超えたいいアクションゲームだと思いますので、
興味がある人は是非触ってみていただければと思います。
ご清聴有難うございました!