
本当はいつもなら記事タイトルを「作者名+漫画名」にするんですけど、
ハンチョウの場合「協力:福本伸行、原作:萩原天晴、漫画:上原求/新井和也」と
べらぼうに長くなるので、今回は毛色を変えて感想+スピンオフについて
思うことを適当に書こうと思います。
なんというか、俺の個人的な思い出話とかばっかりなうえに
スゲー冗長なので、あんまり読まなくていいテキストです。
ハンチョウ1巻の感想も短めですが書こうと思います。それではどうぞ。
なんというか、俺の個人的な思い出話とかばっかりなうえに
スゲー冗長なので、あんまり読まなくていいテキストです。
ハンチョウ1巻の感想も短めですが書こうと思います。それではどうぞ。
■福本伸行作品の思い出
誰も読みたくはないと思うけど、俺の個人的な日記として
福本伸行作品に関する思い出を記します。
高校生くらいのころからなので、22~3年くらいはずっとファンです。
コンビニで「カイジ」を立ち読みするところからハマって、
多分そこから「アカギ」や「銀と金」といった過去作に
遡っていったような記憶があるんですが、勘違いの可能性もあります。
今やベタ過ぎて却って言いにくいけど、一番好きなのはやはり「銀と金」。
基本的に陰惨な話が好きなので、誠京麻雀~神威家編が最高でした。
蔵前さんは、「会長キャラ」のアーキタイプにして一番怖かった。
神威家編の、胸が締め上げられるような読後の脱力感も大好物です。
蔵前さんは、「会長キャラ」のアーキタイプにして一番怖かった。
神威家編の、胸が締め上げられるような読後の脱力感も大好物です。
あと、「最強伝説黒沢」序盤の「おっさんあるある」みたいなノリも大好きですね……。
「カイジ」は鉄骨渡り~Eカードの「オリジナルギャンブル」が好きなので、
沼以降はあんまりテンションが上がらなかった感じです。
というか、Eカードが「ギャンブル」として完成度高すぎた気がする。
心理戦の骨組みそのものというか、あれ以上のものはちょっと出来ないよね。
「アカギ」は鷲巣が地獄に行き始めたあたりでちょっと気持ちが折れてしまって、
途中から読まなくなりました。
総じて、ギャンブル漫画は「緊張感」が無くなるとツラいな、という想いがあります。
(途中からギャンブル漫画とは違うジャンルにチェンジしていて、俺がそれに
気付いてないというだけの可能性もあるけども)
「ヘタしたら作中登場人物が死ぬかも、死んだら嫌だな、怖いな」みたいな、
まあそこまで行かなくても、読者をピリピリさせて欲しいな、という。
■スピンオフについての個人的な思い

個人的に「作者が別のスピンオフ」がちょっと苦手なほうです。
というか、Eカードが「ギャンブル」として完成度高すぎた気がする。
心理戦の骨組みそのものというか、あれ以上のものはちょっと出来ないよね。
「アカギ」は鷲巣が地獄に行き始めたあたりでちょっと気持ちが折れてしまって、
途中から読まなくなりました。
総じて、ギャンブル漫画は「緊張感」が無くなるとツラいな、という想いがあります。
(途中からギャンブル漫画とは違うジャンルにチェンジしていて、俺がそれに
気付いてないというだけの可能性もあるけども)
「ヘタしたら作中登場人物が死ぬかも、死んだら嫌だな、怖いな」みたいな、
まあそこまで行かなくても、読者をピリピリさせて欲しいな、という。
■スピンオフについての個人的な思い

個人的に「作者が別のスピンオフ」がちょっと苦手なほうです。
なんだろ、自分なりに持っていた作品やキャラクターへの解釈について、
第三者の解釈がフィードバックされる据わりの悪さを感じるというか……。
我ながら口幅ったい話ではあるんですが。
我ながら口幅ったい話ではあるんですが。
スピンオフを読んだことで、そのスピンオフの情報が本編にも
反映されちゃう感覚がどうしても残るというのがあります。
まだ同人作品とかパロディのほうが心穏やかに読める。
そんなワケでバキ外伝の「疵面」とか「拳刃」とかもちょっと読めてない。
「無限の住人」の幕末のやつは読んでみたら面白かったですが、
それでも苦手意識自体は残っている感じ。
「パラレルワールドだと思って割り切って読めばいいじゃん」ってだけの話なんだけど、
まあ生理的なものなので……。これは「オレ個人がそう」というだけの話で、
スピンオフを否定しているわけではありません。
ちなみに同作者のスピンオフは全く抵抗ないです。「アカギ」もそうだしね。
■トネガワ・ハンチョウについて
そんな俺なので、最初に「トネガワ」の企画を目にしたときは
「ウゥ……こういう感じにしちゃうか……」という想いが浮かびました。
元々ネットのノリの「福本パロ」が溢れかえってる中で、公式で
こういう感じの企画を走らせると逆に寒いことになりそうな気がするし、
原作利根川が大好きなので、キャラクター性が大いに揺らいでしまいそうだな~と。
それに福本パロで読み切りならともかく連載はムリだろ……みたいな。
で、実際に「トネガワ」をある程度読んだんですが。
率直に言って、クオリティの高さにビビりました。
福本演出の「面白さ」成分だけを正確に切り出し、
「サラリーマンあるある」的なギャグと合体させるネームの完成度。
絵に関してはは言わずもがな。
メッチャおもろいし評判いいし、良かったやん!
……と思いつつも、やっぱり俺は「カイジ」を読み返すたびに
「怜悧にして冷酷なエリート」であり、同時に「間抜けな人殺し」として
断罪される悪党でもある利根川が好きで、そこに「トネガワ」の世界観が
僅かでもフィードバックされてしまう自分に、やはり違和感はありました。

橋から転落死していく若者達を余裕の表情でニヤニヤ眺めて見下している
利根川幸雄が好きなんですわ~~~~俺は~~~~!
■ハンチョウ1巻感想
え、ハンチョウも読んでみたのですが、まあ結論から言うと
メッチャ面白かったので俺の負けです。
前提として、利根川ほど班長に思い入れが無いので、班長がキャラ変しても
あんまり気にならないというのもある。
「ここまで頻繁に外と出入り出来るなら、カイジ戦あんなに
バタバタしなかったんじゃないの?」くらいのことは頭をよぎるけど、
さほど大きな影響はないですね。

もうこの「悪魔的っ……!」とかのノリだけで笑わせることは出来ないくらいに
世間に福本パロが浸透してしまっているんだけど、ハンチョウはちゃんとネタで
笑わせてくるから、ボケの質が高いとしか言いようがない。

オムレツライス、めっちゃ美味そうで悔しい。
濃い味のオムレツおかずにご飯食べたいな……。
この話、オチのひどさも合わせてホントに絶妙。
なんだろ「最強伝説黒沢」初期の作風に、毒っ気や現代的なノリを
上手く和えた結果の絶妙なバランスというか……。
「B級グルメ」「中年独り身あるある」「街ブラあるある」等、
ネタの幅がとんでもなく広く、トネガワの弱点を確実にカバーするような
作品構造になっていると思った。

絵の力でガッツリ笑わせてくるのも憎たらしいな……!
というか、背景のクオリティが地味にすげえ高い。
人物画も、カイジ中期くらいの一番人々の印象に残ってる福本絵で
個人的には最近のカイジとかより見やすくて好きである。
一巻の時点で「ニヤニヤ楽しく読める」どころか、ハッキリと
「声を出して笑ってしまう」シーンがあり、スピンオフ云々抜きにして
純粋にギャグ漫画として明らかに超ハイクオリティ。
正直「トネガワはハンチョウを生み出すための触媒だった」とさえ思いました。
いや、すげえわ……。脱帽。
今11巻まで出てるらしいけど、安定して高い完成度らしいし全部読んでみるかなあ。
てか、トネガワの巻数もう超えてんだな。