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散歩しながら撮った写真を交えた日記で御座います。

よろしくお願い致します。
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2022年6月4日、土曜日。天気晴れのち曇り。

「梅雨に入る直前」という感じの気候で、暑からず寒からず。
多分来週くらいからは雨降りまくると思うので、今のうちに散歩しておこう。

ということで、朝9時半くらいに起床して洗濯、から毎度お馴染み冷凍食品昼飯。
コーヒーを飲みながらしばしまったりして、12時位に外に出た。
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東海道線で、一本電車を見送り「Slay the Spire」やりながら時間を潰す。
相変わらず全然勝てねえアセンション19。

ややあって、電車がやってきた。12時半くらい。
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座席に座って、ボーッとゲームをし続けること一時間。
小田原に着きました。遠くまで来たもんだ。

この散歩初めて一番遠いかも知れない。いや、三浦半島のほうが遠かったっけ?
ともあれ「片道一時間」はなかなかの「旅」感がある。
しかも大した用事ないですからね。散歩するためだけにここまで。
交通費片道1000円以上。マジで何してんだろう俺。
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駅前広場。

ある程度、観光地らしく整備されつつも、繁華街とか歓楽街ってほど
ギラギラもしていない、落ち着いた街並みに見える。でも熱海ほど寂れてもない。
熱海に失礼だろ、って言われそうだけど熱海の寂れ具合はガチなので……。
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駅前広場からもうピョコンって城が見えてて笑ってしまう。

小田原城か……。
正直言うと、別に「小田原城見たい」という気持ちはあんまりなかったりする。
歴史はそれなりに好きだけど、そんな城郭好きってワケでもないし。
適当に散歩しに来ただけなので。ランドマークに拘泥したくない。

ただまあ超近いし、スルーするほど他に行きたい場所もないので
ちょっくら顔を出してみようかと思います。
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「もせるごみ」? と首を傾げながら思わず撮ってしまった。

後で調べたら「燃(も)す」という古い日本語で、今では方言になっているらしい。
知らんかった。鹿児島の人みたいだな。モス!
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地図を見ながら、小田原城を攻めるルートを考える。

まあ正面からヌルっと入って、後は流れで……こう……すればいいかな。
要するに何も考えてない。
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皇居周りもそうだけど、やっぱ「濠」ってテンション上がっちゃうな。
なんでか分からないんだけど。

自然の川と違って「敵からの攻撃を防ぐための防衛手段」であることが
明確なのがいいのかも知れない。「水を張って敵の進行を防いでいる」というのが。
実際、バカみたいに素朴な話だけど、水があると邪魔だもんな、攻めるのに。
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とはいえそれほど撮るほどのものは無いので、なんとな~くデカい樹を
撮ったりしております。

樹齢が長そうな木はそれだけでエモい。
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オッ、「障子堀」や!
「センゴク」で見たやつや! 小田原北条氏の防衛手段!

滑る赤土の細い道という非常に原始的なトラップではあるが、攻める側からしたら
クソ厄介だっただろうな。こんなんに足取られてる間に矢が降ってきたらキレそう。
キレそうというか、実際それで死ぬわけだろうし。

下に落ちたらリカバリー出来ないのもキツい。
まあ下に竹槍が仕込まれたりしてないだけマシなのかな。

正直、小田原北条氏についての知識はマジで、ウィキペディア情報と
「センゴク」の北条編くらいしかないんですよね俺。
とりあえず氏政の汁かけ飯のエピソードはひどいネガキャンだと思う。
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建築物としての「城」は純粋に見応えがあって好き。

道の入り組み方とか石段のデコボコ感とか「攻めさせないための工夫」が
そこかしこに感じられて気持ちが良い。
まあ近代に建て替えられてる部分も相当あるんだろうけど。
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正直、観光客が多すぎて写真撮影に難儀するぜ。
あんまり顔映っちゃったりしても良くないだろうし。
(まあそもそも撮らなきゃならない理由はないんだけども)

逆に、こっちが歩いてるときパシャパシャ撮られてるのもそれなりに気にはなる。
誰かの思い出の写真のモブとして映りたくない。
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これもいい門ですね。

門の上から矢を放つことができそうで良い。
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壁の漆喰の下がどうなってるのか、の図。
軽量鉄骨みたいな骨組みの上にこうやって重ねていくのか。

現代に続く「建築」の基礎みたいなものが垣間見えてアツイ。
壁の建築とかもそうだけど、光源とか排水も当然現代と全く違う考え方に
基づいて作られてるワケで、どんな感じだったんだろうな……。
というか、戦国時代の城のトイレどんな感じだったんだろ。
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木造建築の「匠の技」感、グッと来ますよね……。
見ている分には大変美しい。美学を感じる。まあ住みたくはないけど。

引越し先選ぶときも木造だけは最初に避ける。火事怖いし。
今の家選んだのもSRC造が決め手でしたね……騒音に強いのは有難い。
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観光客多いね~。
コロナ前との比較は出来ないが、日常が戻ってきている感じはある。

気温は高くなく、ほどよく風もあり気持ちがいい。
ただ天気は微妙。雨降らないか心配になるくらいには曇っている。
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奥まで行くと、サルがいました。ケツが赤い。

なんかこないだもサルみたような気がするな。どこだっけ、そうだ、披露山公園だ。
サルは見てて面白いんだが、ニオイが結構気になるな。
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ということでドォーン! 天守閣! いやいいですね。見ごたえがある。

……ただまあ、登らなかったんですけど。ここまで来てなんでだよ。
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なんだろ、金もったいないとかじゃなくて「お金払ってチケット買う」という行為が
「お一人様散歩モード」になっているこの瞬間、ものすごく煩わしくなってしまって。
「別にいいや天守のなかそんな興味ねえし」って感じで普通に引き返しました。

隣に「北条五代」を大河ドラマに! って必死のアピールされてて笑った。
まあ大河に抜擢されたら経済効果デカいから必死にもなるか。
確かに見応えある話になるだろうけど、なかなかのバッドエンド大河だな……。
というか五代をひとつの大河にまとめるの大変じゃない?
河越夜戦とか普通にカットされそう。
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帰り際、売店を見ながらふと「俺、散歩の前にメシ食うケース多いけど、
そのせいで旅先で美味しいものとか全然食べられないんだよな」ということを思う。

江ノ島行こうが三浦半島行こうが、なんにも食べたり飲んだりしてねえんだよな。
ホントに「散歩」だけして帰ってきている。

先にメシを食う理由としては「散歩前に多めにカロリーを入れておきたい」というのと
「慣れぬ旅先で便意に襲われたくない」の二点が強い。

そういや今年の一月くらいに、メシ食わずに散歩始めたら飲食店が全然なくて
やむを得ずコンビニでパン食べてカロリー摂取した悲しい散歩があったな……。
アレがトラウマで、散歩前に食べちゃうクセがついた。
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帰り際、川にナマズ? が山ほどいたので、じっくりと観察しました。
写真が悪くてほとんど見えないけども……。
ナマズは見ていて飽きない。デフォルトで表情があるからだろうか。

あとなんか晴れ着姿の女子大生グループみたいのがキャッキャしてたな。
なんでまた小田原城に。
城をバックに和服でエモい~☆ チルい~☆ みたいなことだろうか。
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さて、小田原城探訪は終了。そこからまっすぐ進むと国道1号線にぶつかった。

このまままっすぐ進むと海水浴場があるようだが……。
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右折することにしました。箱根に向かう。

というか、さすがに神奈川の海水浴場、見飽きたんだよな……。
大磯やら茅ヶ崎やら江ノ島やら逗子やら稲村ヶ崎やら、海を見すぎた。
俺は山が見たいんや。
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道が狭くなりはじめ、遠景が緑ばかりになってくる。

気分が上がってきますね……山はいい。
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といいつつも、風景としては「国道沿い」って感じに変化はない。
道のアップダウンも無いし、全然山道ではない。

でも人が少なくて気分はいいですね。ほとほと人が多い場所が苦手なので。
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特にコメントすることもないけど、だいぶ奥まってきましたね。
遠くに山が見えるだけでも気分が晴れるというものだ。

俺の手前を歩いているオジサンがしきりに山をパシャパシャ撮影していました。
一人散歩をやっていると「デカいカメラを持ったソロおじさん」によく出くわす
ということが最近分かってきた。

まあ向こうからみたら俺のほうが不審だろうけども。
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少しずつ歩道が狭くなり、時には強制的に歩道橋を渡るハメになったりしました。

「そうそう歩行者に気を使っていられねえ」って感じの道になってきたというか。
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途中で「生命の星・地球博物館」とかいうのに出くわしましたが、これもスルー。
なかなか大きく振りかぶったネーミングだな……。

散歩後半にランドマークに遭遇しても大半がスルーになりがち。
入ったところで撮れ高があるか分からんし、帰りの体力がなくなる危険がある。
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箱根に入りました。徒歩で箱根入りする人間もなかなか居まい。

しかも徒歩でわざわざ来ておいて、温泉に目もくれずとんぼ返りする人間である。
いやマジで、ホント、なんで俺は箱根に?
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通っていいんだかダメなんだか分からない感じの門を発見。
オープンワールドゲームだったら探索するけど、何しろ現実である。

怖かったので迂回しました。
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更にズンズン進んでいきます。単なる国道沿いなので何も言うことはない。
自転車の人がジャンジャン車道を走っていき、たまに視線が合うくらい。

こういうとき、結構エロ妄想しながら歩いています。
いや、ヒマなもんでよ……。うっかり勃たないように気をつけないといけない。
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箱根湯本に到着!
おお、「温泉観光地に着いた」って感じがするぜ。

なんというか、「普通の人は電車か車で来る場所だな」って気持ち。
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こちらは早川ですね。
芦ノ湖から続く河川。

いつものクソ動画貼っておきます。
まったく意図が分からない。ホントなんとなくで撮った。

散歩記事に定期的に貼ってるけど、マジで需要はないと思う。
ただ後で自分で見返して「こういう場所だったな」って思い出すためのやつ。
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いやあ、自然はいい。
しばらく山を眺めて呆けることに。

……こんな観光地に歯医者があるのか。
いやまあ、そこに住んでる人も居るんだから歯医者くらい必要になるか。
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駅そばになると、いよいよ「温泉宿」感が増してきました。

本当はもっと山のほうに突っ込んでみたかったんだけど、徒歩でそれやると
ガチ遭難のおそれもあるから、この辺で撤収かな。
もっとこう……「山!」って感じのビジュアルが恋しいぜ。
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ということで、すぐそばに箱根湯本駅があったのでフラフラと立ち寄り、
電車で小田原にリターンすることにしました。
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15時19分発。
最初、場所がよく分かんなくてノンビリしてたら乗り遅れそうになった。

その後、小田原駅に着いたとき、自分がノドからからなことに気づいて、
「帰ってビール飲むから我慢しようかな……」とか一瞬思いましたが、
それで脱水症状になったらバカ過ぎるので自販機でキレートレモン飲みました。
本当はオロナミンC(もしくはデカビタ)が飲みたかったんだけど無かったぜ。

それから一時間かけて川崎へ帰還。
帰りはボーッとゲームしてるだけだったのでアッサリでした。
行きより断然短く感じるね。「後はもう帰るだけ」という心理状態が影響するのか。

そしてコンビニに寄り、酒とタンパク質の摂れるヘルシーな弁当を買って帰宅。
今ブログ書きながらダラダラ飲んでいるというワケです。
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今回のルートはこちら。

いつもは手書きで散歩ルート描いてるんですが、今回ウォーキングアプリを入れたので
それをそのままアップしております。
ていうか半年も毎週のように散歩してんだから、もっと早くアプリ使えば良かったな。
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本日の散歩データ。

省電モードにしているので正確な数字かは分からない。
まあザックリ6~8キロくらい歩いたのかな?
418kcalはちょっと盛りすぎ感あるが、オニギリ一個分くらいは消費したであろう。
帰り際「昼しっかり食べたのにお腹空いてきたな」って思ったし。

ちなみに、先日健康診断の結果が返ってきたんだけど、中性脂肪がいい具合に
削れてきてて嬉しくなっちゃいましたね……。散歩効果出てるかな~?
まあ「週一で一時間半歩いてる」ってだけのことで効果が出ると思うのは
甘ったれてるのかも知れません。マジで単なる早歩きだからな。

次回はどこに行こうかな……あんま遠出したいワケじゃないんだけど、
川崎から徒歩圏内を歩くの飽き飽きしててなあ。
海老名、橋本、本厚木……ワンチャン秦野? さすがに遠すぎるか……。

来週は雨降るだろうけど、一回くらい「雨のなか散歩」もアリかもな。
ご清聴有難うございました。