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えー、散歩しながら撮った写真を交えた日記で御座います。
よろしくお願い致します。

2022年8月20日、土曜日。天気くもり。

金曜の夜「一週間大変だったから、10時くらいまでガッツリ寝たろ!」と思って
横になったのに、7時におしっこで目覚めて二度寝に失敗。

六時間睡眠だとアタマの芯が痺れるような「寝足りない」感覚があるが、
仕方がなく起きてネットを見たりコーヒーを飲んだりする。

あとちょっと漫画のネーム書いたりしたんだけど、睡眠不足のせいか、
タブレット見てるとき一瞬くらっと目眩がしてヤバかったな。

朝ごはん食べるか、早めの昼飯にするかしばらく悩み、最終的に9時過ぎに
朝昼兼用としてカップ油そばとインスタント味噌汁という大学生みたいな
ラインナップの食事を済ませる。

更にカフェオレ飲んで、便を済ませて10時半に家を出た。
天気は曇り。今日は雨降らないと聞いているので洗濯物は出しっぱなし。
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川崎駅にて。京浜東北線ホームにて10時40分の横浜方面の電車を待つ。

……なんか、空模様怪しくない? コレ降るんじゃね?
そんな気がしてきたが、後悔しても始まらない。今更家に戻りたくないし。
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あっというまに東神奈川駅に到着。

前にも書いたけど、横浜線はホームがわかりにくい。
「ここで待ってたらいいのかな?」と思ったら「あ、向こうじゃん!」って
パターンを何回もやったことがある。
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今回は事前にある程度調べていたので、ちゃんと快速に乗り換えることが出来た。
さすがにこの辺を何度も何度も移動しているので、そろそろ「事前調査」の
大事さが身にしみてきた
のである。

行き当たりばったりの旅もいいけど、あまりに適当だとロスが出すぎる。
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そんなこんなで、目的地に到着したのは11時45分頃。

さすがに「電車で片道1時間」はもう慣れっこになってきた感がある。
出不精だった昔からは考えられないことで、人間少しずつ慣れてくるもんだ。
まあ、散歩のための遠出と考えるとなかなか無意味ではあるんだけど。
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着いたのは橋本駅である。
橋本駅自体は、6月に城山ダムを見に来たとき以来。

八王子とか厚木とかこの辺の駅って失礼ながら、特有の「ごみごみした感じ」がある。
なんだろ、上手く言葉にできないんだけど、駅ナカもそうだし、駅前の景色もそう。
建物の古さとかも影響してると思うんだけど、駅前の堂々たるイオンの感じとか、
栄えているけど垢抜けない独特の風情がある。ただの俺の偏見かも知れない。

で、今回はですね、ここから更にバスに乗る計画を立てております。

実は前日に計画を立てて「フフ……バッチリだな」とか思ってたんだけど、
冷静に考えてみると片道で「電車で一時間、バス一時間、徒歩一時間」という
そこそこの小旅行コースなんだよなこれ。片道三時間て。
それなら電車で二時間移動して、もっと遠出してもよかったのではないか。
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で、目的のバス停について時刻をみてひっくり返った。

あれ、次のバス、12時55分? 一時間後じゃね?
ちょ、ちょっと待って! わざわざ朝早めに家を出ておいて
橋本駅で一時間潰すとかさすがにねえよ! ただの段取り悪い人じゃん!

えっ、でもどうしよう……他の移動手段ないぞ。
あ、しかもなんかお腹痛くなってきた……。
ということでちょっと小パニックに。
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仕方がないので、綺麗なトイレを求めてイオンに飛び込む。

飲食店とかが入ってる人が多い階を避けるのが出先で下痢するマンの心得。
「個室が埋まって入れない」とか「入ったけど次の人に待たれて落ち着かない」とかを
極力避けたいのが出先で下痢するマンだ。まず下痢をしない方法を考えろよ。

で、人の少ないトイレに入ったんだけど、まさかの個室が和式トイレ!!!!!!!!!!!
俺は本当に追い詰められたときでない限りは和式トイレは使わないって決めてるの!!
この星の1等賞になりたいの卓球で俺は!! そんだけ!!

急いでトイレを飛び出し別の場所を探す。
トイレの外で、小さい男の子がお母さんに「ホントにいいのしなくて?」
「いい……ムリ」みたいな感じでゴネていた。今の子に和式トイレはキツいのであろう。

いや、和式は和式でメリットがあるのは分かるんですけどね。
人体の内蔵の構造から考えると和式の姿勢のほうが排便において自然だし、
直にケツが触れる洋式より衛生的という考え方も出来る。
でも俺はもうヤなの!!!! 和式は!!!! 色んなトラウマがあるの!!!!!
この星の1等賞になりたいの卓球で俺は!! そんだけ!!

というわけで、近所のコンビニでトイレをお借りして無事出しました。
結構な下痢だったけども。しかも借りておいて何も買わない男。
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便を済ませて冷静さを取り戻したので、改めて方針を決める。

まず、バスを使わず徒歩で目的地に行くのはハッキリ言ってキツイ。
片道三時間かかる。行くのはいいとして帰れなくなる可能性がある。
ただ、橋本駅でボーッと一時間待つのはさすがに芸がなさすぎる。

というわけで「目的地に向かって歩きつつ、途中でバスに乗る」という
合理的なようで全く筋が通ってない折衷案にしました。
我ながら良くわからないが、まあ「歩くこと」が目的だからいいか。
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6月に歩いたのと全く同じ道を歩く。
同じ道だから面白みはないんだけど「もう二度と来ないかもなあ」と思ってた
道のりをまた歩くことには、独特の愉快さみたいなものがある。

……ただ、この辺歩いてたら急に左膝がじわっと痛くなってきた。
えっ、なんだろコレ。右膝痛くなることはたまにあるんだけど、左は初めてかも。
これから長距離歩くつもりなのに、いきなり不安要素かよ!

しばらく歩いてたらいつの間にか収まってたからいいけど、こええな。
膝だの腰が消耗品だということが、オッサンになってしみじみ理解出来るぜ。
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全く撮影する必要はない街並みの風景なんですが。
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書道教室で「しつこい」ってどういうこと……?
「書道やれやれってしつけえんだよ! 俺はギターやるんだ!」みたいなこと?
そしてそれを窓に飾る?

最初、俺が知らないだけで「しつこい」って名前の花があるのか? って
思ったけどそうでもなさそう。
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ある程度歩いて「ここのバス停で乗ろう」と決める。
ヘタに歩き過ぎて、乗りたいバスに追い越されたりしたら目も当てられないからな。
(一時間に一本なので、そうなったらもう実質ゲームオーバー)

ただ、ここでのバス待ちが結局30分くらいかかったので、歩いた意味あったのかも
よくわかんないですね……。俺は一体何をやってるんだろう。

13時7分のバスを待ってたんだけど、13時13分の別のバスが通っていって
「えっ!? もしかして来ない?」って困惑したりしました。
ていうか来たとしても、そっから一時間近く乗車しないといけないんだよな……。

「13時半まで待って来なかったらもう帰ろう」ってくらいまで気持ちが萎えてきました。
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でもちゃんと来てくれたので乗車。

いつもバスは現金で払ってたんだけど、今回はチャージしてたのでsuica使いました。
suicaだとバスの乗降が楽だな~、と原始人みたいな感想を抱く。
コンビニの支払いとかも未だに現金です。

少し走ると、車窓風景はもうあからさまに「山!」って感じになってきた。
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運転手さんは若い女性でした。
アップダウンが多くカーブだらけの山道をグイングイン走っていく。頼もしいぜ。

それはいいんだけど、左右にガンガン振られるのと、睡眠不足の相乗効果で
スマホ見てたらちょっと酔ってきましたね……。
睡眠不足になると明確に三半規管が死ぬので、めまいと乗り物酔いが多発する。

それと、優先席でぐったりしていた老婆が、突然立ち上がって
バス停で無い場所で「ここ、ここで降ろして」と運転手さんにゴネ始めて
「危ねえよばあちゃん!」って思ったりしました。信号のとこで降りてた。
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終点、鳥居原ふれあいの館にて降車。

バス降りた時点で14時でした。いやー……遠くまで来ましたね。
今日はここから更に歩いてやろうと思っております。
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鳥居原そのものには用事は特にないので、普通に歩こうと思ったんですが
その前にちょっとこの辺を散策。

……というか、バスに乗る前にちょっと雲行きが怪しかったんですが。
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バッチリ雨降ってきたね!!!!
土砂降りではないけど、傘なしはちょっとツラい、くらいの雨。

正直ちょっと途方に暮れた。
傘なんて持ってきてないし、ここで傘を入手する手段もない。

ああでも景色綺麗だなあ。これが宮ヶ瀬湖か。
とはいえ、現時点で「来てよかった」という気持ちより「どうしよう」という
不安感や軽い後悔のほうが胸に淀んでいる。

とはいえ、仮に「やっぱ帰ろう」と思ったとしてもその手段すらないので、
前に進むしか無い。道は前にしかないのだ。
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周辺を見渡すと、バイクで来た人が多いようだ。

ツーリングしたら気持ちいい場所なんだろうなあ。
まあバイク乗ったことないから分からんけど。原チャリですらほとんどない。

とりあえず、若干ノドが乾いたので自販機でデカビタを買って飲む。
デカビタはビンのほうがいいというか、自販機で売ってるあの増量缶だと
ちょっと多くて飽きるんだよな。ちょうど増量分が要らないくらい。
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「ジビエ肉まん」にちょっと気が惹かれなくもないが、まだお腹も
空いてなかったので先に進むことに。

「鹿と豚の合挽肉の肉まん」に「イノシシと豚の入ったコロッケ」 か……。
どんな味がするんだろう。まあ実際食べたら「普通だな!」ってなるのかもしれん。
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明らかに「山道」であり「車道」なので、人とは一切すれ違わない。
快適っちゃ快適だが、心細い道のりでもある。
もし何かあっても誰にも助けを求められない状況である。

あとここで直下型便意が来たら多分どうにもならない。
道を外れると崖なので野グソも出来ないので死ぬしか無い。

そして何より、普通に雨が降っている。
真夏なので心地よいくらいではあるが、長期的に見れば体力を奪われる要素だ。
建物の軒下とかもないため、雨宿り出来るような手段もない。
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「宮ヶ瀬 虹の大橋」に到着。
手すりにガッチリとした金網があって安心感がすごい。
その金網に虹の絵が描かれている。

ちなみに後で調べたら「心霊スポット」だとか「自殺の名所」だとかの
情報がガンガン出てきて「こわ!」ってなりました。

特に深い意味もなく動画を撮りました。

いつもと違って風の音があんまり無いので見やすいと思います。
まあとはいえ見ても何も得るものはないけど。
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宮ヶ瀬湖を一望出来るのはいいなあ。美しい。
ボートが走る音がする。

出来たら晴れた日に見たかったが……。
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汗と雨で、マスクとTシャツがしっとりと湿ってきた。

散歩あるあるだけど、しんどくなってきてふと「あ、もうマスクしなくていいか」って
気付いて外す瞬間がある。人全然いないしマスクして苦しんでるのバカみたいだもんな。
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人里離れたところを歩いてたが、突然ガッツリ人混みが見えてきて驚く。
ここは……何かイベントやってるんだろうか。

どうやらこの辺は、宮ヶ瀬湖畔園地でちょっとした夏祭りみたいなことを
しているらしい。一気に人が多くなって、普段ならゲッソリするところだが
心細かったので安心する。トイレもあるし。
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著作権意識の高さを伺わせる看板。

飲食店たくさんあったけど、まだ空腹感があるわけでもないのでスルー。
というか、散歩して長いけど、食事を間に挟んだことほとんど無いな。
「食べてから歩いて、帰ってから食べる」が習慣化している。
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ベッタベタな出店が並んでいて「夏祭りかよ!」って思った。夏祭りだよ。
地味にこういう出店の思い出って、ほとんど無いなあ。

ものすごく幼い頃とか連れて行ってもらってたと思うのだが、物心ついて以来では
あんまり記憶が無い。

歩いてたら「お兄さん! 買ってってよ!」って感じで声をかけられる。
こういう「見ず知らずに人に親しげに声をかけられる」感じがかなり苦手なので
愛想笑いしながら足早に遠ざかる。40過ぎてコミュニケーション0の男。
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なんかデッカい公園に出た。
山道をトボトボ歩いてたら急に巨大公園になって落差が凄い。
いつの間にか雨足も弱まっており、傘をさしてない家族連れの姿も多い。

……といったところで、ちょっと今回は写真の枚数が多いのでパートを分割します。
ご清聴有難うございました。次回に続く。