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散歩しながら撮った写真を交えた日記、前回の続きです。
よろしくお願い致します。
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前回は、橋本駅からバスで移動し、宮ヶ瀬湖畔園地まで歩いたところまででした。
広い公園で気持ちがいい……天気は小雨だけども。

まあ天気が悪いおかげで、人がそこまで多くないってことがあるかも知れない。
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小川に紅葉。気持ちのいい公園だな~。

自宅の近くとか駅の近くだったら、もっとコッテリ散策するんだけど。
「こっからどうやって目的地について、どうやって帰るか」という淡い不安が
脳内を蟠踞しているので、あんまりタラタラ歩いていられない。
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おっ、なんかデカい吊り橋があるな。俺の目的地方向なので渡る必要がある。
左からグル~ッと迂回して橋に向かった。

ネパール人っぽい家族連れを追い越して袂に移動する。

というか、ここ10年くらいで実感したけど、日本国内ネパール人家族多くない?
(いや、見分けがついているわけじゃないからネパール人じゃない可能性もあるけど)
日本のインドカレー屋、大半がネパール人らしいよね。
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「水の郷大吊り橋」というらしい。
スケールの大きい建築物ってテンション上がるなあ!
強度の計算とか、補修整備とかどういう風にしてんだろうなあ。

というわけで早速渡ってみます。
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えー、大変恥ずかしい話なんですが、ちょっと怖かったです。

木の吊り橋とかならともかく、これだけ頑丈な橋でなんでだよ! って
自分でもビックリしたんだけど、少し揺れると不安になるな……。

多分「落ちるイメージ」を明確に描けてしまうからだと思う。
高所恐怖症って、つまり想像力が豊かってことなんですよ!(怒号)
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「長いな! いつまで続くんだよ!」と思いながら渡りきったんだけど、
普通に300メートル以上あって笑ってしまった。

橋の上から、ボートや遊覧船で楽しむ人々が見えて長閑でしたが、俺は割と
ちょっと余裕なく早足で渡り切りました。ほとほと臆病者だな!

この橋、時期によってはライトアップされるらしい。綺麗だろうな~。
まあ見ることは多分一生ないだろうけども。
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橋をわたりきると、急に「外に放り出された」感がする。
ただなんか草原みたいなとこで自転車の練習してる子供と父親が居て、
なんかほっこりしてしまいました。

俺も7歳か8歳の頃、仙台の榴ヶ岡公園で、親父と一緒に自転車の練習したんだよな。
あのとき乗れるようになって、33年経った今でも変わりなく乗れる。
人から与えられた恩や愛を、誰にも返すこと無く老い――ヤメヤメ!
そういうこと考えたらダメ!

雨足も弱まってきたし、気温は26℃と非常に快適。
少なくとも高温多湿よりかはまだマシな環境と言える。
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で、同じような写真ばかり続いて申し訳ないが、また橋。
今度は「やまびこ大橋」と言うらしい。

湖が一望できて嬉しいのだが、やはり「晴れた日に見たら最高だったろうな」という
思いが脳を横切る。まあ前述の通り、晴れてたらそれはそれで超ツラかったと思う。
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なんだかんだで、しばし見入る。
ごくごく当たり前のこと言うけど、自然はいいな……。

まあ、夕方に都心の自宅に戻ることが前提ではある。
自然はいいと同じくらい、自然の中で生活したくはない、という気持ちもある。
主に虫が苦手なせいなんですけど。
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また全く人気のない山道になって参りました。

動物注意の看板が出てきた。
実害がない程度の野生動物出てこないかな。
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今度はトンネルが出てきました。まあ山道だから当たり前か。

先に言っておくと、今回の散歩4~5回トンネルを潜るハメになりました。
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トンネルに入る前の、橋の上からまた湖写真をパシャリ。

海や川、運河とも違って、湖って独特の色合いしてんなあ、などと思う。
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こちらは宮ケ瀬トンネル。

「隧道」じゃなく「トンネル」と書かれていた。
比較的新しいのかな? 分からんけど。

しっかり整備された歩道があるので怖くはない……と思ってたんだけど、
照明の間隔が広すぎて、足元とか全く見えないゾーンが結構あってちょっと怖かった。
後ろから自転車とか来たらブツけられるんじゃなかろうか、と一瞬思ったけど
まあこういう場所で歩道側を走ってる自転車はいねえか。
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トンネル内の看板で「ちんこ」を発見したので、厳かにカメラに収める。
こういう落書きって、どういうタイミングで書いてんのかな?

あと、この写真には無いけど落書きに「2011」って書かれてて、
11年前かよ! ってちょっと思いましたね。東日本大震災の頃か。
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トンネルを出たら記念碑がありました。
何の説明文もないので何の記念碑なのかすら分からない。
google mapにも情報がない。

記念碑って言葉を聞くたびに「TRAIN-TRAIN」が脳内を流れる。
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横から見たら、ジャンパーが「ホラよ」って感じで掛けられてて笑ってしまった。
お前コレお地蔵さんじゃねえんだぞ。

缶コーヒーなんかも捨てられている。
ツーリング客の休憩スペースみたいになってたのかも知れない。
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そうこうしてたら、宮ケ瀬ダムの入り口に到着した。

車の客が入り口で警備員さんに停められて「花火はこっちじゃない」と
追い返されてるのを目にした。花火?

帰ってから調べたんですが、どうやら宮ヶ瀬夏祭りは今日明日やってるらしく
花火大会も行われているそうです。youtubeで検索したら動画がジャンジャン出てきた。

コロナになって思ったんだけど、花火大会一回くらいちゃんと見に行きたいね……。
多摩川沿いでやってんだから、行こうと思えばいつでも見に行けたんだよな。
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えー、というわけで一応の目的地である宮ケ瀬ダムに到着しました。
城山ダム・相模ダムに続き、神奈川県内の3つ目のダム制覇。
7つのダムを制覇すると一つだけ願いが叶うシステム。

……とはいえ、正直それほどここに用事があるわけでもないというか。
正直、もう15時を回っており「どうやってここから帰るかな」ということで
アタマがいっぱいになりつつあります。


前回の記事で「事前計画ビシッとしたぜ」みたいなことを書きましたが、
実は宮ヶ瀬ダムからの帰宅ルートは全く考えてなかった。マジかよコイツ……。

ま、まあ最悪タクシーアプリ入れてるから? 最後はカネにモノを言わせるし?
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で、宮ケ瀬ダムなんですが、幅が広い!
なんか正直「ダム感」が全然ねえな!

これは原因があって、本当は下に降りて全貌を見れば全然違うんだと思うんです。
ただ俺の体力がもうヘロヘロというか「ここで体力消耗するとマジで帰れねえぞ」という
恐怖心が強くなってきまして……。

あと地味に雨がまた強くなってきた。
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ケーブルカー的なもののようだ。
本当は乗ってダム全景を見たかったんですが……断念!

橋本駅からバスでてこずった無計画な俺が全部悪い。
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展望台から見下ろしてパシャリ。

しかしダムって本当に建築規模がエグいよな……。
宮ヶ瀬ダムは1970年に計画されて2000年に完成したそうです。
国家百年の計とは言うけど、30年の計画ってマジですげえわ……。
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あとなんかこの「階段を階段状に並べた」感じがスケールでかくてグッと来ました。

これ上り下りしたら心折れるだろうな……。
いつになったら着くんだよ! っていう。

というわけで、15分程度の滞在でダムを離れます。
「ダムを見に来たのに本末転倒だな」って気持ちが生まれますが、
まあ俺の真の目的は歩くことだから……。

ここからスマホで道を調べます。
こういう状況で適当に歩きだして道に迷ったりすると遭難コースがありうる。
しっかり計画立てて進まねば。

ただ、ここに来て強まりだした雨足と、食事が9時だったことによる空腹が
ダブルで俺を襲う。軽食をハラに入れたいな……。
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それから、延々トンネルを潜りながら、どうにか人里がある場所に向かいます。
この写真は、異常な数の蚊が飛んでる狭い苔生した道を駆け下りてるときのもの。

ここは正直辛かった……。
体にまとわりつく蚊を振り払いながら必死で駆け下りるハメになりました。
意外と体力に余裕があったのでなんとかなったけども。
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しかしいつまで降りても、バスが走ってるような広い道に出ない。
気持ちが少しずつ弱っているのを感じるぜ。

あと散歩でこういう場所歩くと気付くけど、「明らかに誰も住んでない民家」って
意外といたるところにあるということに気付かされるよね。
ここ誰が管理してるんだ? みたいな家。ちょっと怖い。

その後もひたすら駆け下りて、ようやく広い道路に出ました。
自販機で水を買って水分補給してからバス停を探す。

バス停……! バス停さえあれば……!
バスにさえ乗れれば、そこから駅に行ける。駅にさえ付けばどうやったって帰れる。
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現在時刻16時ジャスト。
そして次のバスは「16時29分」!

ぐっ……! ここで30分待機はしんどいな……!
雨と汗でびしょびしょのTシャツ来てたら、段々肌寒くなってきたし……。

ちなみに反対側のバス停も見たんだけど「15時55分」でした。
さっき行ったばっかりかよ!

……ん? なんか横にもバス停がある。
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なんか通常のバスとは別の、町内循環バスがあるらしい。

一日に六本だけ来るようだ。これは……!?
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14時9分を16時9分と見間違えて「ウォォォォォーーーーーーーーッ!!!! ビンゴ!」と
吼えてしまいました。希望的幻想を見るくらい追い込まれてた。
しかもよく見たら土日祝日運休だからどちらにしても関係なかった。
クソッタレが……。

仕方がないので、また橋本駅から歩いたときと同じ考えで、一定距離歩いてから
バスに乗るという戦法に出ました。

そしたら歩いてる途中、対向車線をバスが普通に走ってきて
「さっき行ったばっかりかよ!」って思ったバスがまだ来てなかったことを知る。
段取りグダグダかよ。

ただ、後で調べてみたんですが、もしこの対向車線側のバスに乗ってたら
本当に駅から関係ない場所に運ばれていたので、結果オーライでした。
もし乗っていたら、帰宅時間が+一時間半くらい遅くなってたと思う。
あぶねえあぶねえ。というかなんで逆方向のバスに乗ろうとしてたんだ俺は。
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ハァ……ハァ……疲れた……。
というわけで、このバス停で15分程度待機。
ここから本厚木駅に行こう。本厚木からがまた遠いけど、仕方がない。

夕暮れで気温が下がってきたうえに風が出てきて寒くなってきた。
俺は何故こんな無意味な疲労を……。
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で、やっと来たバスに乗ったんですが、さささささ寒い!!!!!!!
びしょ濡れTシャツを来てる俺に冷房の風がしっかり当たって震えるような寒さ。
そして到着時間もまたタップリ50分くらいかかりました。
もちろん、バスに非は一切無くて、俺が無計画なのが悪い。

というかやっぱ「電車一時間・バス一時間・徒歩一時間」の片道ルートは無謀だった。
ちょっと眠気もあったけど、うたた寝したら風邪ひきそうだったので耐えました。
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車内放送が何言ってるか全然分からない滑舌のドライバーさんに礼を言って降りる。
いやホント、バス移動するならsuica便利だな……常にしっかりチャージしとこう。

本厚木駅自体は、七沢森林公園に行ったとき以来ですね。未だにトラウマである。

夕方の駅前には、些かワザとらしいくらいの「イケボ」で歌っている男性の
路上ライブの声が響いていた。
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はあ……疲れた。

本厚木から小田急線で登戸に移動して、そっから南武線に乗り換えで帰還だ。
こっからも一時間かかるんだよな……。
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しかも、何も考えずに快速に乗ったら終点相模大野で降ろされてしまい、
そこから快速新宿行きに乗ろうと思ったら激烈混みでゲッソリし、
最終的に各駅停車の新宿行きでトロトロと登戸に向かうハメになりました。
まあ空いてたから結果オーライか。

それにしても、何度も何度も書いたけど、計画性ゼロ過ぎるな。
いや、なんだろ、昔BEPALって雑誌で「シェルパ斉藤の行き当たりばっ旅」って
コラムがあって、それに憧れて行き当たりばったり旅がしたいというか。

いやでも最低限、公共交通機関でロスるのはアホなので気をつけねばな……。
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こちらは登戸。

駅前で、駅員さんを怒鳴り散らす老人が見えてゲンナリ。
気の所為だとは思うけど、コロナ禍以降、こういうの見る機会が増えた気がする。
老人が若者を消耗させる姿はキツいよな……。

その後、幸い座れたのでボーッと川崎まで移動。
今日の電車・バス移動中はSlay the Spireしたり銀河英雄伝説読み返したりしてました。

川崎到着は19時。10時半に家を出て、散歩だけで8時間半か……。
交通費も含めて、ちょっとアホみたいな休日の使い方のような気がしなくもない。
まあ楽しかったからいいか。

その後、コンビニ寄って晩飯と酒を買って帰宅。
ラジオ聴きながら湯に浸かってゆっくりしてから、ビール飲んでブログ記事書いてたら
もう23時半になってるというわけです。土曜日がなくなってもうた。
無題
今日のルートがこちら。結構歩いたなー。

ただ、疲れたは疲れたけど、七沢森林公園のときのようなヤバさは無かった。
なんだかんだ「しんどいけどちゃんと帰れる道のり」だったな。
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今回のアプリ情報は……うお、22245歩! 地味に最長記録じゃない?

歩行距離17キロ! ……コレはさすがに盛りすぎじゃないかしら。
多分そんなに歩いてねえと思う。いいとこ12キロくらいじゃない?

ともあれ、今日はちょっと疲れたので寝ようかと思います。
次回の散歩どこに行こうかなあ。ちょっと遠出遠出になりすぎてる感がある。
ここらで近場に戻してみようかしら。

ご清聴有難うございました。