PC
今回はちょっと、マジでクソどうでもいい話をします。
俺個人のパソコンの思い出話。

誰にとっても全く読む価値のない文章です。それを堂々とアップロードするぜ。
よろしくお願いいたします。

俺が高校生の頃。つまり1996~1999年くらい。
親父が家にパソコンを持って帰ってきた。

Windows95のデスクトップPCだった。
フロッピーディスクを入れるトレイがついてるやつ。

どういう入手経緯かは不明だが、親父が会社から持って帰ってきた。
恐らくは廃棄品だったのだろう。
親父が「困ったらEscキーを押すんだ」と言っていたのを覚えている。

ディスクを入れると、画面上で「世界の車窓から」が流れた。
今思うと、小さいウインドウで粗い解像度だったと思うが、
「すごい、実写の動画が見れる!」と感激したことを今でも思い出せる。

「これは家庭用ゲーム機とは違う!」という強烈な高揚感があった。

この、パソコンを「ワクワクするオモチャ箱」と感じた原初体験によって、
パソコンいじりが苦にならない性格が形成されたような気がする。
四半世紀経った今でも俺の中に残っている大事な記憶だ。
仕事でPCいじってるときも、未だにどこかこの感覚が残っている。

ただ、とはいえこの時点で、PCの本領は全く発揮されていなかった。

インターネットに接続されていないのである。スタンドアローン!
俺の実家には、電話線を利用したネット通信、いわゆるダイヤルアップ通信が
できる環境が構築されてなかった。当時の親父は、ネットに興味がなかったようだ。

だから俺は、昔話でありがちな「電話代がバカみたいにかかって請求書で親激怒」
みたいな経験が無い。かの有名なテレホタイムも噂でしか知らない。
今にして思うと、それでよかったと思う。

高校生の当時、インターネットに触れていたら自分が何をやらかしていたか。
想像するだけで恐ろしい。どれほどエゲつないトラブルを起こしていただろうか。

40過ぎた今でも十二分に幼稚でそそっかしく軽率で愚昧なゴミ人間なのだが、
それにたっぷりと過剰な自意識・自尊心・自己顕示欲及び性欲が加わった高校生である。
ウルトラミラクルやべえことになっていたのは想像に難くない。

ネットという概念自体は当時の時点でも把握……してたかな? ちょっと怪しい。
ただ「ディアブロ」というゲームのことは知っていた。確か兄貴に教わった。
ゲームの画面上に「別のプレーヤーが操作するキャラが出てくる」という概念は、
当時の自分にとってあまりにも想像を絶する「夢のような」世界だった。

今となっては当然のことになったんだよなあ。隔世の感がある。

ちなみに、俺の人生で最初のガチ「オンラインゲーム」はPS3の時代、
2010年頃のコールオブデューティまで待つことになる。
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とまれ、あくまでスタンドアローンのオモチャ箱としてPCをいじる日々が続いた。
「マインスイーパ」や「アリーナ」といったプリインストールのゲームに触れたり、
古本屋に置いてあるPCゲームをインストールしてみたりした。

ボンヤリとした記憶だが、「RPGツクール95」もちょっとやったことがある。
製品版を買ったわけではないので、恐らく体験版をやったのだろう。
それでも十分楽しかった。

当時はまだキーボードの打ち方もアヤフヤで、人差し指と中指だけで打鍵してたと思う。
俺がちゃんと打鍵を学び直したのは大学生になってからだった。

この「はじめてのPC」の思い出の大半は当然ながらというか、エロゲである。
セガサターンのエロゲまでしか触ってこなかった俺にとって、PCのエロゲは
次元の違うアレがナニでナニがアレであった(高かったのでそうそう買えなかったが)。

最初に買ったエロゲも覚えている。インターハートの「悪戯」だ。懐かしい。
あのイラストレーターの人、癌で亡くなったんだよな……。
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あと金が無かったので、1000円でちょっとなんかしら遊べるTECH Winだったり、
TECH GIANだったりにも相当にお世話になった記憶がある。
つーかTECH GIAN、去年(2021年)まで残ってたんだな……。

高校~大学くらいの時期は、エロゲ専門誌を相当買ってたような記憶がある。
電撃姫やらパソコンパラダイスやらアレやコレや……。
不思議なことに、社会人になったあたりから、二次元で抜けなくなって
以降まったく触れなくなってしまったんだけども。

このくらいの時期のエロゲって、独特な薄暗さがあった気がする。
今ではもう出来ないだろう破綻した倫理観だったり尖りまくった作家性が
横溢していて良くも悪くもエネルギッシュだったなーと回顧する。

高校を卒業し、実家を離れた後は、主に学校でPCをいじることになった。
ここでインターネットとの接点が初めて生まれた。
まあ陰キャなので当然というか、埋没するようにハマりまくったわけだ。
侍魂全盛期、テキストサイトが面白くて仕方が無かった頃だ。

初めてホームページをHTMLで作ったりした。
アップロードの仕方……というか概念すら理解しておらず、
PCのCドライブに置いたHTMLファイルが世の中に公開されていると勘違いしていた。

さるさる日記をレンタルし、ゴミみたいな下ネタ書きまくって
2000年代初頭にして早くも規約違反でBAN食らったりもした。
dir en greyのファンサイトのチャットに入り浸り、狭いコミュニティで
友人を作って、その人らからインディーズ時代の曲が入ったMDを譲ってもらったり。

ただ、大学生活を通して自宅にPCはなかった。
ネットはあくまで学校か、ごくまれにネカフェでやるものだった。

「自宅でインターネットをやる」という環境ができたのは社会人になってからだった。
社会人になり、収入ができて、初めて自分のカネでノートPCを買った。dynabookだ。
というか今思いだしたけど、初任給やら初めての賞与やらで親に何か買ってあげたり
一切しなかったな俺……。今更情けなく思い出す。

えー、ともあれ、自宅にノートPCを迎え入れたが、会社の寮だったので
ネット回線が無かった。そこで……どうしたんだっけか。
確か……AirH"かなんかでネットに繋いでたのかな?

細かいことはほとんど記憶にないのだが、当時の寮でAirH"のガクガク画質で
出来たばかりのニコニコ動画(まだyoutubeにコメントをつけるサービスだった)で
ドラクエ3のプレイ動画を見ていたことだけボンヤリ覚えている。
まだ「ゲーム実況」は文化として生まれてなかったかな。

えー、この調子でパソコンの思い出振り返ってたらキリがねえな。
とにかく、その後20年ほどで、PCを多分三回ほど買い替えた。
dynabookを三台使いつぶしてから、ゲーミングPCにして今に至っている。

何かまとめるようなことを書きたいけど、特になにもいうことねえな。
要するに四半世紀ほどパソコンいじってはちんこいじっての生活をしてきました。
ということです。ロクでもない。生きている価値がない。
なんで俺はこんなことを長々と書こうと思ったんだろう。

まあ今後もパソコンいじりながら生きて老いて朽ち果てようと思っています。
おしまい。ご清聴有難うございました。