
お散歩中に撮った写真をまとめた日記です。
よろしくお願いいたします。よろしくロビンソン。
2022年12月9日、金曜日。天気晴れ。
12月は祝日がないので、有休を取得して強引に休みを作った。
朝9時半くらいに起きて、自宅で仕事のメールチェック。
それから、賞味期限が切れてた餅入りスープに湯を入れて飲む。
それから便をしつつ、東海道線が遅延していることを知る。
いつも通り出勤していたら、間違いなく巻き込まれていたであろう。
でも休みなんですぅ~~~~残念でしたァ~~~~! と、
誰に対してか分からない優越感に浸ってみたりする。

10時50分くらいに家を出て、川崎駅に向かう。
今日は、三保ダムを見に行こうと考えていた。
もう神奈川県のダムを全制覇したい気持ちがある。
国府津から御殿場線に乗り換えて向かう必要があるため、ぶっちゃけ東海道線の
遅延にモロ影響を受けるルートである。じゃあ影響あるんじゃねえか。
とりあえずラゾーナ川崎で昼飯を摂ることにする。

11時前。
いつも人でごった返しているところを見ているだけに、平日のラゾーナの
この静謐さがなんかグッと来るものがある。
「いつも人が多い場所がガラガラ」というシチュエーション興奮するんですよね……。
いつもなら行列だらけのこのレストラン街もガラガラで選び放題である。
この辺だと利久で牛タン食べるのが定番なのだが、さっきのお餅スープが
胃に残っているので、あんまり重たいものは食べたくない。
そうだ、お蕎麦食べよう。
オッサンになればなるほど蕎麦が好きになる。

……と思って入った店で、何を思ったのか親子丼セットを頼んでしまった。
出てきた瞬間「しまった」と思う。こんなに食べるテンションではなかった。
というか、俺はそもそも「麺類+ご飯」のセットが苦手である。
子供の頃から、それらをセットで食べる習慣がなかったせいだと思う。
昔からラーメンライスも焼きそばパンも全然食べてこなかったので
「麺類とご飯を一緒に食べること」にそこそこの抵抗感がある。
じゃあなんで頼んだんだよ、って言われると思うが、自分でも分からない。
そんなにお腹も減ってなかったのに。蕎麦単体で頼めばよかった。
しかもこの親子丼の鶏肉がしっかりボリューミー! 美味しかったけども。

久々に「ちょっと食べ過ぎたな……」という腹具合。
しばらく腹を撫でながら、平日昼間のラゾーナ広場をぼんやりと眺める。
土日のように家族連れやカップルがうじゃうじゃ、の感じではないが
それでも駅改札へのルートなので人はそれなりに多い。
これがぽかぽか温かい日だったらノンビリしてしまいそうだが、結構肌寒かったので
すぐに移動することにした。

11時半に東海道線ホームに着いた。
12月は祝日がないので、有休を取得して強引に休みを作った。
朝9時半くらいに起きて、自宅で仕事のメールチェック。
それから、賞味期限が切れてた餅入りスープに湯を入れて飲む。
それから便をしつつ、東海道線が遅延していることを知る。
いつも通り出勤していたら、間違いなく巻き込まれていたであろう。
でも休みなんですぅ~~~~残念でしたァ~~~~! と、
誰に対してか分からない優越感に浸ってみたりする。

10時50分くらいに家を出て、川崎駅に向かう。
今日は、三保ダムを見に行こうと考えていた。
もう神奈川県のダムを全制覇したい気持ちがある。
国府津から御殿場線に乗り換えて向かう必要があるため、ぶっちゃけ東海道線の
遅延にモロ影響を受けるルートである。じゃあ影響あるんじゃねえか。
とりあえずラゾーナ川崎で昼飯を摂ることにする。

11時前。
いつも人でごった返しているところを見ているだけに、平日のラゾーナの
この静謐さがなんかグッと来るものがある。
「いつも人が多い場所がガラガラ」というシチュエーション興奮するんですよね……。
いつもなら行列だらけのこのレストラン街もガラガラで選び放題である。
この辺だと利久で牛タン食べるのが定番なのだが、さっきのお餅スープが
胃に残っているので、あんまり重たいものは食べたくない。
そうだ、お蕎麦食べよう。
オッサンになればなるほど蕎麦が好きになる。

……と思って入った店で、何を思ったのか親子丼セットを頼んでしまった。
出てきた瞬間「しまった」と思う。こんなに食べるテンションではなかった。
というか、俺はそもそも「麺類+ご飯」のセットが苦手である。
子供の頃から、それらをセットで食べる習慣がなかったせいだと思う。
昔からラーメンライスも焼きそばパンも全然食べてこなかったので
「麺類とご飯を一緒に食べること」にそこそこの抵抗感がある。
じゃあなんで頼んだんだよ、って言われると思うが、自分でも分からない。
そんなにお腹も減ってなかったのに。蕎麦単体で頼めばよかった。
しかもこの親子丼の鶏肉がしっかりボリューミー! 美味しかったけども。

久々に「ちょっと食べ過ぎたな……」という腹具合。
しばらく腹を撫でながら、平日昼間のラゾーナ広場をぼんやりと眺める。
土日のように家族連れやカップルがうじゃうじゃ、の感じではないが
それでも駅改札へのルートなので人はそれなりに多い。
これがぽかぽか温かい日だったらノンビリしてしまいそうだが、結構肌寒かったので
すぐに移動することにした。

11時半に東海道線ホームに着いた。
すぐに電車は来たのだが、平塚行きでは国府津に行けないので、
熱海行きを待つことにする。いちいち乗り換えたくないし。
熱海行きは10両編成なので、たまに15両のほうのとこに突っ立ってて
「あれっ!? ここまで来ねえじゃん!」ってビックリしてる人がいて面白い。
まあ俺も二回くらいやったことあるんだけど。
乗車時は混んでたものの横浜以降は座れたので、後はボーッと
スマホいじりながら時間をつぶすことに。
途中、一人でメチャメチャ喋るうるさい老人が乗ってきたり、
熱海行きを待つことにする。いちいち乗り換えたくないし。
熱海行きは10両編成なので、たまに15両のほうのとこに突っ立ってて
「あれっ!? ここまで来ねえじゃん!」ってビックリしてる人がいて面白い。
まあ俺も二回くらいやったことあるんだけど。
乗車時は混んでたものの横浜以降は座れたので、後はボーッと
スマホいじりながら時間をつぶすことに。
途中、一人でメチャメチャ喋るうるさい老人が乗ってきたり、
急停車が二回あったりとガチャガチャした状態が続いたが、国府津へ到着。

東海道線の駅は結構あちこち降りてきたと思うが、国府津はなんだかんだで
一度も降りたこと無い駅だったと思う。
というか「国府津」で「こうづ」と読むこともちゃんと理解してなかった。
「くにふつ」とか読んでた。そうは読まんだろ。

東海道線の駅は結構あちこち降りてきたと思うが、国府津はなんだかんだで
一度も降りたこと無い駅だったと思う。
というか「国府津」で「こうづ」と読むこともちゃんと理解してなかった。
「くにふつ」とか読んでた。そうは読まんだろ。

国府津ホームからは海が見えた。
冬の海も見たいな……と思いつつも、今日はここが目的地ではない。
今まで一度も乗ったことない御殿場線に乗り換える。

この時点で若干の尿意があったが、乗り換えがギリギリのタイミングだったので
トイレに行かず、そのまま御殿場線に乗り込んだ。JR東海の路線らしい。
この時点で、およそ12時48分くらい。
ここから30分ほど電車で移動する。

13時半、到着したのが「谷峨」駅。
読み方は「たにが」だと思ってたが「やが」だった。
あと虫の「蛾」だと勘違いしてたけど、よく見たら「峨」でした。
電車内で「後方の車両のドアは開きません、前の車両に移動して下さい」と
アナウンスされて「えっ、そういうパターンあるの?」と驚いた。
ボタン押して開け締めパターンとはまた違う展開。
同時に「国府津より前から来た人はsuica使えません」的なアナウンスも入り
「なんか俺の知らないローカルルールがいっぱいある!」とドキドキし始める。
電車が止まると、降りる時に運転手さんと直接会話して支払いについて
説明を受ける人が結構居て「バスかよ!」と思いました。
いや実際、ドアの開閉とかも含めてシステム的にバスに近い印象だった。

谷峨駅のホーム。無人駅らしい素朴さがあって良い。
というか、無人駅っていいよね、なんか。風情が。
まあ言っても、そんなに無人駅に降りた経験ってないんだけども。
大学生時代、家庭教師のバイトをしに行った駅がゴリゴリの無人駅だったな……。
あそこ海沿いだったから、東日本大震災でガッツリ被災したことであろう。

周辺の名所案内。
なんというか、基本的に「登山か車移動のみ」って印象があるな……。
若干の不安がこみ上げてくる。
三保ダム、本当に行けるんだろうか。

ホームからの景色はゴリッゴリの「山!」である。
丹沢山。
毎度のことながら「無駄に遠くまで来てしまった」感に打ちのめされる。

一応、入場・出場用としてICカードリーダーはあるものの、改札は無いので
ぶっちゃけほぼ出入り自由みたいな環境である。
実際、おばあちゃんが一人フツーに出たり入ったりしてた。
あと前述の通り、国府津経由で直接来てしまうとICカードが使えないらしく、
運転手さんに説明したら、その場で決済出来たりするワケじゃなく
単に「未払い分があります」みたいな紙を渡されるだけだった。
(この紙を別の駅で見せて支払うみたいな感じ)
「俺との会話で電車が止まっている」と思うとすげーソワソワしたよ。
まあそういうとこも含めて「バスっぽい」感じが新鮮でした。

谷峨駅の駅舎。
簡素な作りではあるが、ちゃんと自販機もあり、奥には公衆トイレもあった。
このトイレは「駅の附属設備」ではなく「公衆トイレ」なのかな?
でも明らかに駅の敷地内にある気がするが。

駅舎内は非常に味わいがあって好ましかったな。
人気がないこともあって、ちょっとゆっくりしたくなる風情。

ただ、時刻表を見て真顔になる。
御殿場線、一時間に一本ペースだな……。
タイミングを間違うと一時間待ちになるやつだ。
バスでの帰還ルートがあるかも疑わしいし、気をつけないと。

駅前の道路に出る。
分かってはいたが、本当に何もなくてドキドキするな……。
冬にも関わらず、木々のそばに虫が結構多くて戸惑う。

歩道橋とともに「樹木葬」というのぼりが気になる。
どういう葬儀形態なんだ。

これはおそらく東名高速道路だろう。
自然の風景と、スケールのデカい巨大構造物のコントラスト。
ダムにも通じるものがある。

とりあえず高架下をパシャリ。
工事中っぽかったが、何をしているのかは分からない。修繕工事かしら。
なにしろ金曜のド平日なので、工事の人とかはゴリゴリ仕事していて頭が下がる。

で、ちょっとダム方面に向かうためにgoogle map見ながら歩いてたんですが、
もう明らかに人が歩くことを想定されてない道で、左に行ったら落ちちゃうし、
かといって右側は真横をトラックがびゅんびゅん走っていくしで、
ちょっとコレ無理だわ! と引き返すハメになってしまった。
道路の反対側に行ければよかったんだけど、横断歩道も無い。

迂回してなんとか向こうに行くルートを探る。
こっちを降りていけばいけるかな……?

いやでも、なんか敷地内みたいなとこに入っちゃわない?
警備員さんが複数名目を光らせており、あんまり立ち入りたくないぜ……。

こっちから回ればいいのかな? とハイキングコース行きの歩道を
渡ってみることにする。
ちなみにここ、歩道かと思いきや普通に車が通る道でした。

また出ましたね……通行制限のある橋……!
まあ先日の二人制限の橋よりかはだいぶマシだ。
それにしたってちょっと不穏な感覚はあるが……。

奥の橋はこちら。
嵐橋というイカすネーミング。
人数制限はあるものの、見た目にか弱い印象はない。

横から見るとこんな感じ。
古びてはいるものの、耐久性はそれなりにありそうだ。

実際、渡ってみてもグラグラするような感覚はない。
まあそれでもちょっと怖いんですけど。どれほどビビリなんだよ。

……で、ですね。
正直このあたりでちょっと「ダムまで歩くの無理くさくね?」という気持ちが
俺の胸を覆い始めました。
いや、ダムまで一時間半~二時間かけて行けたとして、そこから帰る手段が
実際あんまりないというか、タイミング良くバスが来なかったら終了だ。
(タクシーアプリでタクシー呼ぶのもバカみたいだし……)
また一時間半歩いて戻ってヘロヘロで17時半くらいに谷峨駅まで戻れたとして、
そこから電車を待ってたら時間がいくらあっても足りないのではないか?
ヘタしたら川崎に戻れるの21時とかになっちゃうのでは?
……ということで、このタイミングで心が折れてしまいまして、
「国府津まで戻って、国府津から散歩しよう」というスタンスに切り替わりました。
なんというか、完全なる計画ミスだな!
まあ強行してたらもっとメチャクチャになってた可能性があるので、良しとしよう。
仕方がないので、なんとなく撮った動画だけ載せておきます。
よし、そうと決まれば谷峨駅に戻ろう。

谷峨駅のホーム、最初「向かい側に渡る道無いなあ……」と思ってたんですが、
普通に階段を降りて渡るタイプの道でした。
これもあんまり見ないスタイルだな……。

それから肌寒い駅のホームで、ボケーッとスマホいじりながら30分近く待ちます。俺の段取りが悪いせいだけど、ホント無意味に時間を浪費しているな……。
まあ急ぐ旅ではないから、別にいいっちゃいいんだけども。

15時13分、国府津駅に戻ってきました。
駅前は道路かと思いきやロータリー。独特の雰囲気がある。
コンビニはなく、飲食店がポツポツ……という感じで、非常に地味ではある。
終電で寝過ごしてここに降ろされたら泣いちゃうだろうな。

国府津駅外観。
商業施設とかが入ってる「駅ビル」でもなければ、小さい駅舎でもない、
立派なのになんかどこか学校を思わせる無機質さ。
なんか異質な駅だなホントに……。

えー、そんなワケで、今回の散歩ルートは「国府津~二宮そぞろ歩き」
ということになりました。無計画過ぎる。
そして、今まで身にしみてわかっている通り、神奈川の海岸沿いって
そんなにエモいビジュアルとかは特に無い。
あと、ちょっと薄着だったせいか結構な肌寒さを感じるぜ。

国道沿い歩いててもなーんにも面白いことはないので、海沿いに向かって
ちょっと右折してみることにしました。

重々しい波の音。
夏の海と違って、なんだか厳かなものを感じる。
水着ギャルが居ない海というのもいいですね……。
まあ居る海もいいんですけど。来年の夏はまた見に行こうと思ってますけど。

安全対策をマンネリ化しない! という表示。
まあそれはそうなんだけど、実際現場で毎日仕事してたらマンネリ化もするよな。
毎日死んだ目で「脚立からの転落防止!」とか言ってた日々を思い出す。
実際転落防止の対策なんか何もしてなかった。

見づらいと思いますが。

ネコチャンです。あらカワイイ。
近づいたらササーッと逃げられてしまったけども。
たまには撫でさせてくれてもいいじゃないか。

とか思いながら歩いてたら普通に行き止まりにぶつかってしまった。
でもこういう表示があるから、無駄歩きをしなくて済む。
ありがてえ話じゃないですか。

ということで、再び何も面白いことのない国道沿いをひた走る。
強いて面白いことと言うと。

交通標語とは思えないほど「待て! 待て!」の躍動感がすごいことくらい。
五・七・五に揃える気も皆無で素晴らしい。
「ちょっと待て」にすれば全く普通になるところを、敢えてこうするところに
作家性みたいなものを感じる。

中村川? を渡ると、川になんか白い影が見えた。
なんだろか。

白鳥?

なんだか場違いな綺麗さで、しばらく見入ってしまった。
あと、このそばの駐車場でまたしてもネコチャン見つけたんだけど、
近づく前に逃げられてしまいました。

歩いていたら日が暮れてきたが、体温は上がってきており寒さはなくなってきました。
横浜まで45キロか……。
歩いて川崎まで帰れって言われたら号泣するだろうな……。
散歩いろいろやってきたけど、俺が一日に歩ける限界ってどのくらいだろう。
朝から休憩コミで一日中歩いたとして20キロ行けるかなあ? 死んじゃうかも。

そうこうしてたら二宮駅に着いてしまった。
まだ歩けるっちゃ歩けるけど、歩いたところで大磯かあ……。
過去二回くらい見てる駅だな……。
もうそこまで頑張ってもしょうがねえか……。
というテンションになったので、そのまま二宮駅へ。

駅前の店。
BLEACHガチ勢なので思わず撮影しました。
まあBLEACH関係なく、そもそも花の名前なんだけどね。

そんなこんなで二宮駅に到着。
二宮もそんなハデに栄えた駅前じゃないんだけど、コンビニやら商店があり、
さすがに国府津とはだいぶ印象が違いましたね。
コンビニがあるかないかの違いは大きい。

そんなこんなで電車を待つ。少し汗ばんだ体が冷えてきている。
国府津からも結構時間がかかるんだよな。
というか、改めて思うけど、電車移動からの散歩、時間を本当にロスるな……。
昼飯が激重だったせいか、空腹感は全然ない。

川崎に戻って17時半くらい。
まあ、予定とは大幅に内容が変わっちゃったけど、それなりに歩けたからいいか。
これだったらいっそ、高尾山口に行ってハイキングしてたほうが
良かったのでは? と思わなくもないが……。
ちょっと買い物してから帰って、ゆっくりフロ入ってからビール飲みまして。
これを書いてる今は……うお、もう日付が変わりそうだ。
いつもの土曜日みたいなテンションになってるけど、実際は金曜日なんだよな。

歩数計のデータはこちら。
食べ過ぎた昼飯のカロリーをちょっとは消費できたかしら。
といった感じで「覚悟が足りなくて途中で折れて帰る」という明確な
「失敗散歩」ではあったんだけど、たまにはこういう展開があっても
いいかな~などと思いました。
でもいつか三保ダムリベンジ編はやりてえな。
神奈川のダム制覇したいという気持ちはある。
あとそろそろ静岡出征もしてみたい。
次はどこに行こうかね。ご清聴有難うございました。
ここから30分ほど電車で移動する。

13時半、到着したのが「谷峨」駅。
読み方は「たにが」だと思ってたが「やが」だった。
あと虫の「蛾」だと勘違いしてたけど、よく見たら「峨」でした。
電車内で「後方の車両のドアは開きません、前の車両に移動して下さい」と
アナウンスされて「えっ、そういうパターンあるの?」と驚いた。
ボタン押して開け締めパターンとはまた違う展開。
同時に「国府津より前から来た人はsuica使えません」的なアナウンスも入り
「なんか俺の知らないローカルルールがいっぱいある!」とドキドキし始める。
電車が止まると、降りる時に運転手さんと直接会話して支払いについて
説明を受ける人が結構居て「バスかよ!」と思いました。
いや実際、ドアの開閉とかも含めてシステム的にバスに近い印象だった。

谷峨駅のホーム。無人駅らしい素朴さがあって良い。
というか、無人駅っていいよね、なんか。風情が。
まあ言っても、そんなに無人駅に降りた経験ってないんだけども。
大学生時代、家庭教師のバイトをしに行った駅がゴリゴリの無人駅だったな……。
あそこ海沿いだったから、東日本大震災でガッツリ被災したことであろう。

周辺の名所案内。
なんというか、基本的に「登山か車移動のみ」って印象があるな……。
若干の不安がこみ上げてくる。
三保ダム、本当に行けるんだろうか。

ホームからの景色はゴリッゴリの「山!」である。
丹沢山。
毎度のことながら「無駄に遠くまで来てしまった」感に打ちのめされる。

一応、入場・出場用としてICカードリーダーはあるものの、改札は無いので
ぶっちゃけほぼ出入り自由みたいな環境である。
実際、おばあちゃんが一人フツーに出たり入ったりしてた。
あと前述の通り、国府津経由で直接来てしまうとICカードが使えないらしく、
運転手さんに説明したら、その場で決済出来たりするワケじゃなく
単に「未払い分があります」みたいな紙を渡されるだけだった。
(この紙を別の駅で見せて支払うみたいな感じ)
「俺との会話で電車が止まっている」と思うとすげーソワソワしたよ。
まあそういうとこも含めて「バスっぽい」感じが新鮮でした。

谷峨駅の駅舎。
簡素な作りではあるが、ちゃんと自販機もあり、奥には公衆トイレもあった。
このトイレは「駅の附属設備」ではなく「公衆トイレ」なのかな?
でも明らかに駅の敷地内にある気がするが。

駅舎内は非常に味わいがあって好ましかったな。
人気がないこともあって、ちょっとゆっくりしたくなる風情。

ただ、時刻表を見て真顔になる。
御殿場線、一時間に一本ペースだな……。
タイミングを間違うと一時間待ちになるやつだ。
バスでの帰還ルートがあるかも疑わしいし、気をつけないと。

駅前の道路に出る。
分かってはいたが、本当に何もなくてドキドキするな……。
冬にも関わらず、木々のそばに虫が結構多くて戸惑う。

歩道橋とともに「樹木葬」というのぼりが気になる。
どういう葬儀形態なんだ。

これはおそらく東名高速道路だろう。
自然の風景と、スケールのデカい巨大構造物のコントラスト。
ダムにも通じるものがある。

とりあえず高架下をパシャリ。
工事中っぽかったが、何をしているのかは分からない。修繕工事かしら。
なにしろ金曜のド平日なので、工事の人とかはゴリゴリ仕事していて頭が下がる。

で、ちょっとダム方面に向かうためにgoogle map見ながら歩いてたんですが、
もう明らかに人が歩くことを想定されてない道で、左に行ったら落ちちゃうし、
かといって右側は真横をトラックがびゅんびゅん走っていくしで、
ちょっとコレ無理だわ! と引き返すハメになってしまった。
道路の反対側に行ければよかったんだけど、横断歩道も無い。

迂回してなんとか向こうに行くルートを探る。
こっちを降りていけばいけるかな……?

いやでも、なんか敷地内みたいなとこに入っちゃわない?
警備員さんが複数名目を光らせており、あんまり立ち入りたくないぜ……。

こっちから回ればいいのかな? とハイキングコース行きの歩道を
渡ってみることにする。
ちなみにここ、歩道かと思いきや普通に車が通る道でした。

また出ましたね……通行制限のある橋……!
まあ先日の二人制限の橋よりかはだいぶマシだ。
それにしたってちょっと不穏な感覚はあるが……。

奥の橋はこちら。
嵐橋というイカすネーミング。
人数制限はあるものの、見た目にか弱い印象はない。

横から見るとこんな感じ。
古びてはいるものの、耐久性はそれなりにありそうだ。

実際、渡ってみてもグラグラするような感覚はない。
まあそれでもちょっと怖いんですけど。どれほどビビリなんだよ。

……で、ですね。
正直このあたりでちょっと「ダムまで歩くの無理くさくね?」という気持ちが
俺の胸を覆い始めました。
いや、ダムまで一時間半~二時間かけて行けたとして、そこから帰る手段が
実際あんまりないというか、タイミング良くバスが来なかったら終了だ。
(タクシーアプリでタクシー呼ぶのもバカみたいだし……)
また一時間半歩いて戻ってヘロヘロで17時半くらいに谷峨駅まで戻れたとして、
そこから電車を待ってたら時間がいくらあっても足りないのではないか?
ヘタしたら川崎に戻れるの21時とかになっちゃうのでは?
……ということで、このタイミングで心が折れてしまいまして、
「国府津まで戻って、国府津から散歩しよう」というスタンスに切り替わりました。
なんというか、完全なる計画ミスだな!
まあ強行してたらもっとメチャクチャになってた可能性があるので、良しとしよう。
仕方がないので、なんとなく撮った動画だけ載せておきます。
よし、そうと決まれば谷峨駅に戻ろう。

谷峨駅のホーム、最初「向かい側に渡る道無いなあ……」と思ってたんですが、
普通に階段を降りて渡るタイプの道でした。
これもあんまり見ないスタイルだな……。

対面で、なんか駅舎に入ったり出たりを繰り返すおばあちゃんが居て、
「何してんだろう?」と不審に思ったりしましたが、よく考えたら不審なのは
俺も同じだなと思いました。
俺も同じだなと思いました。
それから肌寒い駅のホームで、ボケーッとスマホいじりながら30分近く待ちます。
まあ急ぐ旅ではないから、別にいいっちゃいいんだけども。

15時13分、国府津駅に戻ってきました。
駅前は道路かと思いきやロータリー。独特の雰囲気がある。
コンビニはなく、飲食店がポツポツ……という感じで、非常に地味ではある。
終電で寝過ごしてここに降ろされたら泣いちゃうだろうな。

国府津駅外観。
商業施設とかが入ってる「駅ビル」でもなければ、小さい駅舎でもない、
立派なのになんかどこか学校を思わせる無機質さ。
なんか異質な駅だなホントに……。

えー、そんなワケで、今回の散歩ルートは「国府津~二宮そぞろ歩き」
ということになりました。無計画過ぎる。
そして、今まで身にしみてわかっている通り、神奈川の海岸沿いって
そんなにエモいビジュアルとかは特に無い。
あと、ちょっと薄着だったせいか結構な肌寒さを感じるぜ。

国道沿い歩いててもなーんにも面白いことはないので、海沿いに向かって
ちょっと右折してみることにしました。

重々しい波の音。
夏の海と違って、なんだか厳かなものを感じる。
水着ギャルが居ない海というのもいいですね……。
まあ居る海もいいんですけど。来年の夏はまた見に行こうと思ってますけど。

安全対策をマンネリ化しない! という表示。
まあそれはそうなんだけど、実際現場で毎日仕事してたらマンネリ化もするよな。
毎日死んだ目で「脚立からの転落防止!」とか言ってた日々を思い出す。
実際転落防止の対策なんか何もしてなかった。

見づらいと思いますが。

ネコチャンです。あらカワイイ。
近づいたらササーッと逃げられてしまったけども。
たまには撫でさせてくれてもいいじゃないか。

とか思いながら歩いてたら普通に行き止まりにぶつかってしまった。
でもこういう表示があるから、無駄歩きをしなくて済む。
ありがてえ話じゃないですか。

ということで、再び何も面白いことのない国道沿いをひた走る。
強いて面白いことと言うと。

交通標語とは思えないほど「待て! 待て!」の躍動感がすごいことくらい。
五・七・五に揃える気も皆無で素晴らしい。
「ちょっと待て」にすれば全く普通になるところを、敢えてこうするところに
作家性みたいなものを感じる。

中村川? を渡ると、川になんか白い影が見えた。
なんだろか。

白鳥?

なんだか場違いな綺麗さで、しばらく見入ってしまった。
あと、このそばの駐車場でまたしてもネコチャン見つけたんだけど、
近づく前に逃げられてしまいました。

歩いていたら日が暮れてきたが、体温は上がってきており寒さはなくなってきました。
横浜まで45キロか……。
歩いて川崎まで帰れって言われたら号泣するだろうな……。
散歩いろいろやってきたけど、俺が一日に歩ける限界ってどのくらいだろう。
朝から休憩コミで一日中歩いたとして20キロ行けるかなあ? 死んじゃうかも。

そうこうしてたら二宮駅に着いてしまった。
まだ歩けるっちゃ歩けるけど、歩いたところで大磯かあ……。
過去二回くらい見てる駅だな……。
もうそこまで頑張ってもしょうがねえか……。
というテンションになったので、そのまま二宮駅へ。

駅前の店。
BLEACHガチ勢なので思わず撮影しました。
まあBLEACH関係なく、そもそも花の名前なんだけどね。

そんなこんなで二宮駅に到着。
二宮もそんなハデに栄えた駅前じゃないんだけど、コンビニやら商店があり、
さすがに国府津とはだいぶ印象が違いましたね。
コンビニがあるかないかの違いは大きい。

そんなこんなで電車を待つ。少し汗ばんだ体が冷えてきている。
国府津からも結構時間がかかるんだよな。
というか、改めて思うけど、電車移動からの散歩、時間を本当にロスるな……。
昼飯が激重だったせいか、空腹感は全然ない。

川崎に戻って17時半くらい。
まあ、予定とは大幅に内容が変わっちゃったけど、それなりに歩けたからいいか。
これだったらいっそ、高尾山口に行ってハイキングしてたほうが
良かったのでは? と思わなくもないが……。
ちょっと買い物してから帰って、ゆっくりフロ入ってからビール飲みまして。
これを書いてる今は……うお、もう日付が変わりそうだ。
いつもの土曜日みたいなテンションになってるけど、実際は金曜日なんだよな。

歩数計のデータはこちら。
食べ過ぎた昼飯のカロリーをちょっとは消費できたかしら。
といった感じで「覚悟が足りなくて途中で折れて帰る」という明確な
「失敗散歩」ではあったんだけど、たまにはこういう展開があっても
いいかな~などと思いました。
でもいつか三保ダムリベンジ編はやりてえな。
神奈川のダム制覇したいという気持ちはある。
あとそろそろ静岡出征もしてみたい。
次はどこに行こうかね。ご清聴有難うございました。