るろ剣北海道編、新刊で御座います。
前巻から半年ぶりかな? 結構いいペースな気がする。
前巻の感想はこちら。
やや箇条書き気味ですが、感想を書いていきます。
よろしくどうぞ。
劍客兵器・雹辺双VS斎藤・永倉、そして阿部十郎のバトル。
「人別帳」の「備考欄」という言われように、阿部さんが猛る。
明治においては「時代の敗北者のそのまた敗北者」である御陵衛士だが、
知らぬ者に一方的に愚弄されては黙っていられない。
ガンカタじみたバトルスタイルは超カッコ良くて痺れるぜ。
斎藤一をからかってたけど、実は過去にメチャクチャ拘ってたことを
しっかり斎藤本人にツッコまれてたのは笑った。
ガムシンの初めてのガチバトル。
やっぱりこういうキャラが喧嘩腰になるのはカッコいいしシンプルに熱い。
戦闘自体はある意味ワンパンKOではあるが、雹辺双の真の姿が顕になる。
素顔も独特のデザインでカッコいいのだが、仮面キャラが素顔を出すと
なんだか急に小物化してしまう感じも「るろ剣」らしい。
というか、二人くっついてたときはどういう風に動いてたんだろう雹辺さん。
あと敵の剣を借りて放つ牙突のシーン、なんかテンション上がったな。
あのキテレツ剣でもちゃんと牙突打てるんだなー! って。
(まあ後半、ちゃんとした剣じゃないと本当の牙突じゃないって説明あるんだけど)
雹辺兄は最後にちょっといいトコみせて死ぬんだけど、やっぱラストがいいと
いいキャラだったな、という感覚が残るな。
ともあれ、初めて「剣客兵器の部隊将が落ちた」というのはストーリー的にも
結構大きな意味を持つだろうな。京都編における張のポジションだろうか。
割とスローテンポの北海道編だけに、ようやく一人倒したか! という喜びがある。
時代の変容と、強さの意味というテーゼは戦闘後の飲み会でも繰り返される。
剣客兵器の有り様も含めて、るろ剣全体に通底するテーマなんだろうと思う。
個の武力や剣腕の時代を引きずる亡霊のような男たちが
どう新時代にすり合わせていくのか。
前野五郎の告白のシークエンス、おしっこの勢いで激情を
表現するの新鮮で笑ってしまった。
ガムシンが彼を裁かないことにもしっかりとロジックがついていて、
作劇を勢いに任せたり疎かにしない和月先生の作風を感じる。
屁理屈だろうがなんだろうが「ちょっとした理屈」がついてるだけで、
グッと読者が展開を飲み込みやすくなるんだよな。
史実ベースではあるんだが、前野五郎の末路は物悲しくて好き。
そして、満を持して登場する新手が宇水さんの弟弟子で興奮を禁じえない。
やはり過去キャラと因縁があると俄然テンションが上がってしまうよな。
彼の回想シーンだったり、斎藤との再戦での会話だったりが今から楽しみ。
あの「宝剣宝玉百花繚乱」が本編で再度見られるとは思わなかった。
俺が高校生のころのジャンプで見た技だ!
伊差川糸魚(いさがわいとい)、という名前はクセ強くてちょっと覚えにくいが、
ビジュアルは珍しくシンプルな美形で「おお!」と思ってしまった。
北海道編の新キャラでここまでベーシックな(隻眼だけど)イケメンいなかった気がする。
キャラクターとしても奇をてらわない復讐者って感じで良い。
あれ、ていうかこの人は部隊将なのかな?
黄金のティンベーとローチンがあれば宇水さんもっと強かったのかな。
完全体宇水さんが見てみたいという気持ちもある。今更どうにもならないが……。
しかし、斎藤本人の感情はどういうものなんだろう。
宇水さんに対してどういう想いがあんのかな。
今のところ、メインストーリーにあんま関わってこない旧十本刀と明日郎達。
だが北海道編が一層ハネるかどうかの鍵は彼らが握っているという感覚がある。
個人的に、明日郎ら若者チームもいいキャラクターだと思うし、彼らが
納得行く流れを経て成長し、剣心達から何かを継承出来れば超アツくなるだろう。
勿論、和月先生はそういうとこを忽せにしない作家だと思うので期待が大きい。
また、十本刀は活躍してくれたらそれだけで面白くなるのは間違いない。
彼らの「贖罪」に尺を裂くより、純粋にバトルで活躍してほしいな。
……まあ宗次郎とかはちょっと反省して欲しい部分はあるが。
冷静に考えたら、コイツ大久保利通暗殺犯なんだよな……。
山県有朋が本編に出てくるのはいつ以来だっけ?
確か、旧作の最序盤で剣客警官隊のエピソードで出てきた気がする。
あのときの感じとはだいぶ印象が違うな……。
ともあれこれで、剣客兵器部隊将らVS剣心一派の直接対峙が見れそうでスゲー楽しみ。
単行本刊行ペースも安定してきてるし、早く次の巻読みたいなー。面白かったです。
「人別帳」の「備考欄」という言われように、阿部さんが猛る。
明治においては「時代の敗北者のそのまた敗北者」である御陵衛士だが、
知らぬ者に一方的に愚弄されては黙っていられない。
ガンカタじみたバトルスタイルは超カッコ良くて痺れるぜ。
斎藤一をからかってたけど、実は過去にメチャクチャ拘ってたことを
しっかり斎藤本人にツッコまれてたのは笑った。
ガムシンの初めてのガチバトル。
やっぱりこういうキャラが喧嘩腰になるのはカッコいいしシンプルに熱い。
戦闘自体はある意味ワンパンKOではあるが、雹辺双の真の姿が顕になる。
素顔も独特のデザインでカッコいいのだが、仮面キャラが素顔を出すと
なんだか急に小物化してしまう感じも「るろ剣」らしい。
というか、二人くっついてたときはどういう風に動いてたんだろう雹辺さん。
あと敵の剣を借りて放つ牙突のシーン、なんかテンション上がったな。
あのキテレツ剣でもちゃんと牙突打てるんだなー! って。
(まあ後半、ちゃんとした剣じゃないと本当の牙突じゃないって説明あるんだけど)
雹辺兄は最後にちょっといいトコみせて死ぬんだけど、やっぱラストがいいと
いいキャラだったな、という感覚が残るな。
ともあれ、初めて「剣客兵器の部隊将が落ちた」というのはストーリー的にも
結構大きな意味を持つだろうな。京都編における張のポジションだろうか。
割とスローテンポの北海道編だけに、ようやく一人倒したか! という喜びがある。
時代の変容と、強さの意味というテーゼは戦闘後の飲み会でも繰り返される。
剣客兵器の有り様も含めて、るろ剣全体に通底するテーマなんだろうと思う。
個の武力や剣腕の時代を引きずる亡霊のような男たちが
どう新時代にすり合わせていくのか。
前野五郎の告白のシークエンス、おしっこの勢いで激情を
表現するの新鮮で笑ってしまった。
ガムシンが彼を裁かないことにもしっかりとロジックがついていて、
作劇を勢いに任せたり疎かにしない和月先生の作風を感じる。
屁理屈だろうがなんだろうが「ちょっとした理屈」がついてるだけで、
グッと読者が展開を飲み込みやすくなるんだよな。
史実ベースではあるんだが、前野五郎の末路は物悲しくて好き。
そして、満を持して登場する新手が宇水さんの弟弟子で興奮を禁じえない。
やはり過去キャラと因縁があると俄然テンションが上がってしまうよな。
彼の回想シーンだったり、斎藤との再戦での会話だったりが今から楽しみ。
あの「宝剣宝玉百花繚乱」が本編で再度見られるとは思わなかった。
俺が高校生のころのジャンプで見た技だ!
伊差川糸魚(いさがわいとい)、という名前はクセ強くてちょっと覚えにくいが、
ビジュアルは珍しくシンプルな美形で「おお!」と思ってしまった。
北海道編の新キャラでここまでベーシックな(隻眼だけど)イケメンいなかった気がする。
キャラクターとしても奇をてらわない復讐者って感じで良い。
あれ、ていうかこの人は部隊将なのかな?
黄金のティンベーとローチンがあれば宇水さんもっと強かったのかな。
完全体宇水さんが見てみたいという気持ちもある。今更どうにもならないが……。
しかし、斎藤本人の感情はどういうものなんだろう。
宇水さんに対してどういう想いがあんのかな。
今のところ、メインストーリーにあんま関わってこない旧十本刀と明日郎達。
だが北海道編が一層ハネるかどうかの鍵は彼らが握っているという感覚がある。
個人的に、明日郎ら若者チームもいいキャラクターだと思うし、彼らが
納得行く流れを経て成長し、剣心達から何かを継承出来れば超アツくなるだろう。
勿論、和月先生はそういうとこを忽せにしない作家だと思うので期待が大きい。
また、十本刀は活躍してくれたらそれだけで面白くなるのは間違いない。
彼らの「贖罪」に尺を裂くより、純粋にバトルで活躍してほしいな。
……まあ宗次郎とかはちょっと反省して欲しい部分はあるが。
冷静に考えたら、コイツ大久保利通暗殺犯なんだよな……。
山県有朋が本編に出てくるのはいつ以来だっけ?
確か、旧作の最序盤で剣客警官隊のエピソードで出てきた気がする。
あのときの感じとはだいぶ印象が違うな……。
ともあれこれで、剣客兵器部隊将らVS剣心一派の直接対峙が見れそうでスゲー楽しみ。
単行本刊行ペースも安定してきてるし、早く次の巻読みたいなー。面白かったです。