お散歩中に撮った写真をまとめた日記です。
前回の続きになります。
よろしくお願いいたします。よろしくロビンソン。
若宮公園を抜けると、そこは市街地だった。
マジで人がぜんぜん歩いてなくて不安になる。
「閑静な住宅街」を散歩すると、人も車も全然見えないし物音ひとつ聞こえない……
みたいな真空の瞬間がたまにある。割とそれが嫌いじゃない。
あと「迷路」ってほど煩雑なわけじゃないけど、正解ルートに入らないと
メッチャ遠回りさせられる感じも郊外の住宅街っぽくて良い。
今回はちゃんとgoogle mapで調べながら歩いたので無意味な遠回りはしなかった。
ほとほとgoogle mapに救われている。
そして……また会えたな、良くわかんない少年のオブジェよ。
いやマジでコイツなんなんだろ。この辺一帯に大量に居るんだよな。
なんらかのマスコットキャラなのだろうか。それにしては手書き感がすごい。
あと、前回の七沢森林公園で脱水症状になった原因が、この周辺で
自販機を見つけられないことだったりしたんですが、
「ひょっとしてあの時見落としてただけで、実はあるのでは?」という疑問もあって
軽くウロウロして探してみました。やっぱねえわこの辺。
ちょっと不自然さを感じさせるほどに自販機が無いエリア。
まあ自販機設置に適す・適さない条件は結構明確にあるらしいので、
この辺は適してないのかな? わからんけど。
というわけで、愛甲石田駅から一時間ちょいで七沢森林公園に到着しました。
14時10分くらい。15時半に着いた前回よりはだいぶ余裕がある。
時間だけでなく、体力的にも違って、前回はここに着いた時点でヘロヘロでした。
これは俺の体力どうこうってより、単純に六月と二月で気温が違いすぎるせい。
やっぱ暑いと体力がメリメリ無くなってくのよね。
さて、八ヶ月ぶりの七沢森林公園、入ってみましょうか。
前回来た時はスルーして、後で死ぬほど後悔した水飲み場。
ここで水飲んでおけば脱水症状にはならなかった。
今回は冬とはいえ、それなりに汗かいているし、家を出てから全く水分補給してないので
うがいをしてから、ちょっと一口水を飲みました。
ここで子連れ夫婦とすれ違ったけど、なかなか不審な目で見られたぜ。
「ヒゲちょっと伸びかけの汚い格好の陰気そうなオジサン一人」なので、
不審がられても仕方がない。俺だって逆の立場だったら警戒する。
この自然豊かな公園とガッツリ隣接した民家がある。
ここに住んでると虫とか獣とかそれなりに厄介なんじゃねえかな……などと思うが、
まあ隣接がどうこうって話じゃなく、山の近くに住んでたらみんな同じ条件になるか。
前回同様、どんどん上に登っていく。
正直「前回と違って、今回は覚悟があるんだから余裕になってるだろうな。
思ったより大したこと無かったわ、って感じになるだろう」と思ってたんですが……。
なんか、むしろ記憶してたより登りがキツい。
あれ? こんな急で長い階段だったっけ? よく夏場にここ登れたな……。
あと、当時はしんどさで朦朧として気付けてなかったけど、
高さも幅も間隔がまちまちの長い階段登ると高所の恐怖が出てくる。
ちょっとこええ。
あのとき俺を救ってくれた緊急時連絡先看板。
ここに電話して「水飲める場所ありますか?」って問い合わせたんですよ。
思い出すだけで恥ずかしい。
ていうかあれ? 当時17時までだった記憶あるけど、17時15分なのか。
俺の記憶違いかな。
バーベキュー広場。
前回来たときは、バーベキューで盛り上がってる人達で賑わってたなー。
あのとき降りていって「水下さい……」って言ったらどうなってただろうか。
ドラゴンボールのナムさんかよ。
まあ、ここの時点でそこまでやるほど追い込まれてたなら、さっきの水飲み場まで
引き返して水道水飲んでただろうな。
「まだ大丈夫」「まだ大丈夫」って奥に奥に進んだせいでああなっちゃったのだ。
とにかく木の根が張り巡らされている道のり。
多少歩きにくさはあるが、それでも登山ほどの厳しさ・難しさはない。
ある程度体力のある老人とかでも平気で歩ける公園だと思う。
普通の公園より自然を楽しめるし、俺のような登山までは出来ない人間が
「ちょっとした登山気分」を味わえる。
前回はイッパイイッパイで気付けなかった七沢森林公園の「良さ」が見えてきた。
さっきも書いたけど、こういう木の階段って高さや奥行きがマチマチのため
足元を確認しながらでないと歩けないので、地味に体力を奪われるな……。
しかし、こうやって山を「散歩しやすい公園」として整備している人達の努力で
この公園は成立し維持されているんだなあ、という一種の感動もある。
こういう階段作るのも楽じゃねえだろうなあ。
ああ、この景色を覚えている。
前回来たときは、なかば絶望しながら眺めた光景である。
「やべえ……行くも地獄退くも地獄だ」みたいな気分だった。
はっきりと「これはちょっとマジでヤバイのでは?」という救難信号が
脳内で点灯したタイミングというか。「遭難」という不吉な言葉がよぎっていた。
今回ほぼ同じルートを歩いているが、多少アップダウンはキツいながら普通の散歩である。
気持ちいいハイキング、という程度。やっぱり暑さや水分不足は恐ろしいものがある。
前回はここから降りた……んだったかな? 確か。
あんまり細かいルートは覚えていない。
どうあれ、今日は通れなくなっているのでまっすぐ進むことにした。
厚木を一望できる展望台に到着。
じっくりと眺めたかったのだが、手前のベンチでお昼ごはん食べてる婦人が居たので
早々に立ち去ることにした。
なんというか、一人の時間と空間を楽しんでる様子だったので、そこをかき乱したくない。
自分が明らかに不審人物だと分かっているので、せめて人様に迷惑はかけたくないぜ。
ちなみに標高190mとのことです。
このくらいの高さが俺にちょうどいいのではなかろうか。
何度も何度も言うけど、本格的な登山に手を出したらオッチョコチョイな俺は
間違いなく遭難することになるだろう。
そして同居家族が居ない俺は、誰にも行き先を言わずに出るわけで、遭難しても
スマホで救難信号が出せなければ誰も探しに来れない。死に直結する。怖い。
というかそもそも高所恐怖症が登山は無謀だろ。
歩いてたら「サル注意」の看板が出てきた。
「目を合わせない、近づかない、刺激せずゆっくり離れる」ということで、
ヤンキーへの対処と同じだと思っておけば間違いない。
目を合わせるや否や一直線に向かってくるヤンキーとか地元に居ましたね……。
カツアゲに遭遇した記憶もあるが、なんとか逃げきれたんだよな。
どうあれ、猿エンカウントは秋川渓谷と三保ダムで二回も経験したので
もうさすがに出くわしても動揺はしないぜ。たぶん。
こっちから干渉しなければそこまで怖い存在ではない。
なんか首筋に冷たさが……とおもったらポツ、ポツと雨が降ってきて慌てる。
ゲエー! 曇ってきてるとは思ったけど、降るのかよ!
いま本降りになられても傘も何も用意できねえぞ!
ただまあ対応手段が無いので、もう諦めの境地である。降るなら降るがいいさ。
とにかく、濡れて風邪だけは絶対引きたくない。
更に少し進むと「ななさわの丘」という場所があった。
さっきより少し標高は低いが、こちらのほうが景観は良い。
人も居ないので、ゆっくりと景色を眺められた。
うん……市街地一望より、山々が見えるほうが気持ちがいいね……。
これでよく晴れてたら最高だっただろうな、と思うが、しかし
曇天の下の山景もこれはこれでオツなものなのかも知れない。
パラパラと雨は降っているが、それでもじっくりと景観を堪能する。
なんとなく動画にもしてみました。
その後、ゆっくりと降りていくと、前回帰り際にチラ見したけど渡れなかった
「森の架け橋」がありました。
下から見ると非常に味わい深いビジュアルの橋なんだけど、渡るぶんには割と普通。
それはまあ当たり前か。
家族連れが二組くらいいて、子供が「帰るのやだーまだ広場で遊ぶー」と
だだをこねてて、親がなんとか言いくるめようとしていました。
俺が通り抜けようとしたところを女の子が塞いでしまい、親御さんが
「ホラ邪魔になるから!」と慌ててどかしていたので、俺は
「怒ってませんよ」とばかりニッコリと微笑むのでした。
橋の上より。
まあ何がどう、というビジュアルでもねえけども。
というわけで、二度目の七沢森林公園はこれにて終了。滞在は一時間程度でした。
なんつーか、いい公園だな、という気持ちが強くなりました。
ミニハイキングというか、ちょっとタフな散歩って感じで気持ちよかった。
というかしみじみ、真夏に脱水症状寸前の状態で飛び込んだ俺アホだったなと。
改めて「なんであのとき、入り口付近の水飲み場で水飲まんかったの?」と思う。
外に出て、自販機でなんか飲もうかな、と一瞬思ったんですが
デカビタとかオロナミンC的なものが売って無くて諦める。
季節柄しかたないけど「あったか~い」寄りのラインナップになるよね。
で、アプリを見たらここまでで13,000歩程度だったので、こっからまた一時間
歩いて駅に戻るのもいいかなって気もしたんですが。
バス停で時間を見たらあと15分程度で来るようだったので、面倒になり
バスに乗ることにしました。歩数以上にアップダウンで疲れたぜ。
いつもだと「駅に向かって歩きつつ、適度なタイミングでバスに乗る」みたいなことを
やるんですが、それやる気力が沸かなかった。雨も止んだようだし、ベンチに座って待とう。
……ただ、汗ばんで冷えた体と、夕方に向けて下がりつつある気温、
結構強い風に吹きさらしの三重奏で、スゲー寒くなってきました。指がかじかむレベル。
寒さに耐えながらkindleで銀河英雄伝説を読みかえす。
「これで来たバスがぎゅうぎゅうだったらツライなあ」と思ってたんですが、
スッカスカのが来てくれて小躍りしながら乗り込みました。ありがてえ。
しかもあったかい、最高!
……とおもいきやバス内は結構寒かった。コロナ禍以降、乗り物内はしっかりと
換気されているので結構寒いんよね。まあ勝手に体冷やしてる俺が全部悪い。
バス内でもkindle読んでたら、あっという間にバスは愛甲石田駅にたどり着きました。
後は来たルートを逆に、愛甲石田~登戸~川崎と移動するのみ。
途中途中、ホームでの待ち時間も寒くてキツかったですね……。
というか、毎年そうだけど二月三月になるとホント「寒さに飽きる」な。
いつまで寒いの引っ張るんだよ! ってなってくるのよね。
11月から4月中旬まで半年近くビッチリ寒いのマジでキツい。
「暑くも寒くもないちょうどいい気候」の時期が短すぎるぜ。
川崎駅に着いてから、ビックカメラで酒を3000円分くらいポイントで購入。
それから晩飯を買い込んで帰りました。酒買いすぎじゃね?
そして冷えた体を湯にじっくりと浸けて温め、後はビール飲んで
ワイン飲んでジンを炭酸水で割って飲んで、ってやってたらベロベロになりました。
どうもジンは俺相性が良くないのかベロベロになっちゃうな。
(2023/3/5追記)
後で気付いたんですが、説明文に書いてあった「1:4で割る」という文章を
「1/4」と脳内で誤認して割ってたようです……。
これ「1:3」じゃねーか!
ジンとの相性どうこうじゃなく濃すぎるんだよ!!
今回の歩数がこちら。
歩数自体は大したことないんだけど、やっぱ森林公園内のアップダウンがあるので
運動量的にはまあまあだったかも知れません。
たまには運動らしい運動もしないとアカン。
というわけで、七沢森林公園リベンジ編でした。
ご清聴有難うございました。
次は伊勢原からこま参道にでも行ってみようかしら。