DSC_0042
散歩日記デース! ハーイ! 浦賀イキマシター! ペリーデース!
よろしくどうぞ。
DSC_0004
いきなり散歩と関係ない写真からで恐縮ですが、8月9日金曜日の夕食です。
定時に会社を出てサクッと帰って、早歩きで店に飛び込んで飲むビールはうめえなあ~~~~~!

その後地震が来て電車が止まったりしていたので、定時ダッシュして大正解だったぜ。
DSC_0005
そして当然の権利のようにステーキを食べる男。
三週連続牛タン食べて、その次の週でステーキ食べてるのマジでどうなんだよ。

ちょっとホントに我ながら「エンゲル係数ヤバくね?」とは思っています。
子持ちの一世帯と同じくらい食費かかってると思う。

そして、ここのステーキまた値上げされてたな……。
記録によると、2017年に1780円だった200gステーキが2500円になっている。
よ、四割増!

あんまり値上げとか細かく気にするほうでない俺でもハッキリと実感するレベルで、
物価上がってるよなー……。外食メインで生活してる人間としてはキツい。
DSC_0006
えー、物価高の話はおいといて。散歩日記に入ります。

8月11日、日曜日。天気は「快晴!」とまでは言わないがまあまあ晴れ。
10時くらいまでグダグダ寝て、起きたら冷凍食品で昼飯。
その後しばらく「家を出るのダリィな~~~~」って部屋でウダウダしまして、
13時半くらいに「エイヤッ」と叫びながら部屋を出ました。

今日は、二年前に行って強烈な印象を受けた浦賀~観音崎海岸に再訪しようと思います。
……まあ強烈な印象というのは水着ギャルとリア充達なんですけども。

あと「なんで山の日に海にいくんだよ」って話なんですが、正直この暑さだと山に行っても
死んでしまう可能性が高い。死んだほうがいいような人生だけど、さすがにそんな
歪曲的な自裁は嫌なので、今回は海に行こうかと。

こないだの横須賀では湾だけしか見れなくて物足りなかったので、
今回はちゃんと海が見たい。あと水着ギャル。というかゴメン、水着ギャルが見たい。
DSC_0007
京急川崎駅。

本当は乗り換えせずに一直線で行ける電車に乗りたかったんですが、
ホームが暑すぎて待ってられなくなったので、別の特急に乗りました。

堀之内で乗り換えが発生するけど、それはもう仕方ねえ。
暑い! アタマくらくらする。
DSC_0008
京急の車窓から。

すぐ座ることが出来なかったので、一駅立ったままで乗り切って、
横浜に着いたタイミングでイスに座りました。京急の座席は新幹線風で居心地が良い。
後は優雅にスマホで買ったマンガ読んでた。水木しげる先生の「コミック昭和史」。

「なんでもするから船の飯炊きだけはやだ」と泣き叫んでも、親にぶたれて行かされて
最終的に嵐で沈んで死んだ子どものエピソードがかわいそうすぎて印象に残る。
淡々としているからこそ惨たらしさが際立つんだよな。
DSC_0009
堀之内に着いたので対面の電車に乗り換える。

ちなみに乗り換えないと三崎口のほうに連れていかれちゃうんですが、
三崎口も夏のうちにまた行きたいなって気持ちがある。
以前行ったときは見れなかった城ケ島に行きたいんだよな。
DSC_0010
浦賀方面の電車、ガラガラで草生える。

こりゃいい、快適だ。
人口密度は低いにこしたことはない。
DSC_0011
14時40分頃、二年ぶりの浦賀駅に到着。

「おお~、こんな感じだったっけか」と記憶に引っかかる点もあると言えばあるが、
さすがにだいぶ怪しい。二年前に一回来たっきりの場所なんてそんなもんだ。
DSC_0012
でもさすがに、駅前ロータリーのこの感じは記憶していた。

「終電寝過ごしてこの駅で降ろされたら困るだろうな」ってくらいには店がない。
夜中にここで降ろされたらタクシー使って横須賀方面に戻るしかないだろうな……。
タクシー代がなければ横須賀中央まで根性で歩くか。想像するだけでしんどい。

ちなみに検索してみたら、終電で終点に行くレポートみたいの書いてる人が居た。
DSC_0013
横須賀美術館でエドワード・ゴーリー展やってるのか。
さすがにちょっと興味あるな、行けたら行ってみよう。

ちなみに前回、横須賀美術館を通ったときは「入りにくそう」って感じで
サラリとスルーした記憶があります。果たして今回は行けるのか。
DSC_0014
駅前から海に向かってプラプラ歩き出します。
暑いは暑いけど、雲も風もあり「即死級!」ってほどではない。

左手に、社が見えた。
いや、あったことは覚えているんだけど、こんなに階段で登る場所だったっけか?
記憶ってのはアテにならないもんだ。
DSC_0015
二年前、あの奥の階段を降りようとして苔に滑って尻もちをついて涙目になったんだよな。
「滑りやすそうだから気をつけなきゃ」と思いながら滑って転んだというアホエピソード。

ブログに「苔でコケた」という表現を記載しようか迷って迷って、結局書いちゃったのも
昨日のことのように覚えています。

今回はさすがに同じ目に遭いたくないのと、単純に虫が多そうだったので引き返しました。
DSC_0016
歩きながら「こんな感じの道のりだったっけ?」と良くわからなくなってきて、
なんとなく撮った写真。こんなマンションとかあったっけか? あったんだろうな。
やっぱ印象深い建物やイベント以外は忘れてるもんだね。

こういうトコに住むってどんな感じなんだろうなあと思いを馳せる。
海や山に近い場所に居住したことが全然ないので。
イナカ生まれなんだけど「イナカなりの都心部」で生活してたんだよな。
DSC_0017
それでも行く道に緑が多くなってきて、ちょっとテンションが上がってくる。
まあセミの鳴き声うるさすぎるのと、日陰がなさすぎるのはキツイけども。

右手側が高台になってるのは覚えていた。
高台を登って真っ直ぐ行くと「かもめ団地」方面らしい。
川崎にもあるんだけど、歴史ある団地ってちょっとした排他性を感じて怖い。
まあ俺が勝手にそう感じてるだけで、実際どうかは知らんけど。
DSC_0018
暑すぎて「ちょっと5分だけでも冷房効いた店に入りたい」というところで、
デカいドラッグストア・スーパーを見つけて飛び込んだ。命拾い。

とはいえ、買い物しないのにフラフラしてるのもアレなのですぐ出ました。
一瞬冷房に当たらないとヤバさを感じるくらいには暑い。熱中症には気をつけねばならん。
DSC_0019
操作ミスで足元を撮影していた。

ニューバランスに半ズボンと黒いTシャツ姿。
どこから見てもファッションに気を遣うことを忘れた中年男である。
忘れたっつーか、43年間身だしなみに気を遣ったことないんだけど。
ニューバランスのウォーキングシューズは歩きやすくてとてもいい。

実は半ズボン履いて散歩してるの今年が初めて。
今までは夏でもチノパンで歩いてたんだよな……。良く死ななかったもんだ。
DSC_0020
海が見えてきました。
この位置だと海というより湾なのかな? 対面が千葉方面……かな?

この辺、意外とオシャレな飲食店とかあって良いですね。
海辺で潮風を受けながら優雅にメシ食ってみたい。
DSC_0021
もう少し歩くと、青看板に観音崎の名前が出てきました。

自然博物館もあるのか、ちょっと行ってみたいなー……と思いつつ、
もう15時を回っていることもあって、あんまりチンタラしてもいられねえなという気分。
DSC_0022
観音崎大橋に着いた。
きれいな海と、そこで遊ぶ海水浴客。
夏だな! って感じが溢れかえっていて好ましい。

あとなんだろ、湘南方面に比べると海水浴客がおとなしめというか、
いけすかねえサーファーとかが少ない印象。サーファーに偏見を持ちすぎだろ。
DSC_0024
あんまり海水浴客を撮影するのもどうかなと思ったので控えめに反対側から。
家族連れと外国人が多い印象あるなあ。

あと、二年前に来たときは橋の反対側にグラサンビキニのねーちゃんが寝そべってて
「アラ、いいですね」と思ったんですが、今日はいませんでした。
何の成果も! 得られませんでした!
DSC_0023
写真だとわかんないですが、遠くにうっすらコンテナ積んだタンカーが見えて
「普段日常生活でタンカーみたいなあ」とか思って撮影。

タンカーを見るとCoD:BO2の「カーゴ」というマップを思い出します。
どうでもいい話過ぎるだろ。
DSC_0025
橋の先のほうも海水浴客。
ただ「ごった返す」みたいな密度ではなく、穴場的な感じなんだろうなと。
茅ヶ崎だの江ノ島だのとは大きく印象が違う。

ムキムキの男が彼女らしい女性を抱き上げては海にじゃぱーんと落として
キャッキャしていたりした。

楽しそうだなあ……。
自販機で買ったペットボトルの水をちびちび飲みながら、穏やかな気持ちで眺める。
アホみたいな感想だけど常温の水うめえ。

しかし600mlの水じゃぶじゃぶ飲んでるのに尿意が全然こないのは
汗がそれだけ出てるんだろうな。
DSC_0026
前回も寄った観音崎公園。
前のときは猫につられて少し奥に行って、すぐ引き返してきたんだったな。

ベンチに座ってまったりしたくなる空間だ。
DSC_0027
今回はもうちょっと奥に行ってみようかなと思います。

この……どことなく怪しげなルートを進んでいく。
3Dダンジョン風味。世界樹の迷宮。
DSC_0028
「鬱蒼」という言葉が脳裏に浮かぶ、緑だらけの道。
顔に蜘蛛の巣がついて「うへっ」となったりしたくらいだから、
あんまり人が歩いてないんだろうか。真夏に歩くべき場所ではないのかも知れない。

とりあえず虫にだけは出くわしたくないという気持ちがある。
DSC_0029
……。
や、やっぱいいや! 帰ろう!

虫が出そうな感じと、登り坂の負荷と、強烈な暑さの三重奏で心が折れてしまい
撤収することにあいなりました。
まあ後でgoogle mapで確認してみたけど、この先行っても似たような道が
続くだけっぽいので、引き返してて正解だったかも知れない。
DSC_0030
めちゃめちゃピンボケしてしまったが、奥のトンネルが撮りたかった。
そんなワケでとぼとぼと歩き続けます。

しかしアレだなー、観音崎の海水浴場、2022年7月に来たときに比べると
そこまで強烈な印象がなかったな。
あのとき、たまたま物凄いリア充がいっぱいいるタイミングだったのかな。
(結婚式のカップルみたいのが大はしゃぎしてた)
DSC_0031
もうしばらく歩くと、また海水浴場。
こっちは観音崎ビーチ。

こっちはサーフィン客が多い印象。
あとたまに「板垣退助みたいな白ひげなのに体ムキムキ色黒」の老人が居て
なんかちょっと笑ってしまう。ムキムキのジジイっていいよねなんか。
DSC_0032
観音崎ビーチのが分かりやすく「海水浴場」って感じがするね。
奥に見える灯台みたいなやつは海上保安庁のなんかの施設だろうか。

あと「飛び込み禁止」と書かれた台から飛び込んでる若い男の集団が居た。
あんなデッカく禁止って書いてもするヤツはする。
DSC_0033
15時45分ころ、横須賀美術館に到着。
二年前に来たとき「ここで入らないと二度とこないだろう」って書いてたんだけど、
まさかまた通ることになるとは。

で、しばらく考えたんですが、中が結構混雑してる感じでかつオシャレ風味もあって
「汗だくおじさんが一人で飛び込みで入るような施設ではない」と判断。
読み返したら、二年前にも全く同じこと書いてたわ。

まあ汗だくおじさん云々は半ば言い訳で、実際は「美術館って入ったことないし、
どういう風に立ち回ればいいのか良くわからない」というビビリがあるのよね。
DSC_0034
横須賀美術館を超えるともう見るものがあるわけでもないことは分かっているので、
うんこみたいなヤドカリを撮影するしかなかった。

いや、割とマジで「二年前には見れなかったようなルートを辿ろう」と思ってたんだけど
なんだかんだで二年前歩いたルートそのままなぞってるだけになってんな……。

これだったら自然博物館に入ってたほうが良かったかも知れない。
DSC_0035
夕方に差し掛かる時間ではあるが、相変わらず暑い。

まあでも歩いているぶんには意外と苦しくない。
むしろ休憩すると汗が噴き出してきてキツく感じる。
DSC_0036
斜角10%の坂! 狭い歩道! 直射日光! キツい! という写真。

いや実際この辺が一番キツかった。
当たり前ではあるが、坂を登ると一気に体力がなくなっていく。
あと歩道が狭いのって相当キツい。隙を見て右側に移動した。
DSC_0037
朦朧とする意識で、なんか長い橋だな~~~~って思いながら撮影。
船を止めるためのなにかなんだろうか。良くわからない。
あんなちゃんとした橋、ちょっとやそっとじゃ架けられないだろうから
公共のなんかなんだろうか。

もう海水浴場コースを抜けたら、あんまり見どころもないので散漫である。
DSC_0038
青看板で横浜と川崎の地名が見え始める。
徒歩しか手段がない俺にとっては、残り何キロかは全く重要な情報ではない。

そして道の先に、俺の中で悪名高い馬堀海岸が見えてくる。
なんか「歩いてて全然楽しくなかった」という記憶があるので……。
しかも頑張ってここを通過したところでこないだ歩いたばかりの横須賀に着いてしまう。
DSC_0039
温泉入りてえ~~~~って思いました。

海見ながらゆったりと温泉入って、風呂上がりに美味いもん食べて酒飲みてえ。
だが俺にそんな贅沢は許されない。最寄り駅に向かって歩くしかない。
DSC_0040
「歩いててつまんない」と散々言ってしまったが、この蘇鉄みたいなのが両脇に植えられた
海岸通りは独特の風情があり、悪くない景色であるとは思う。
(まあ右手側でタトゥーゴリゴリの悪そうな男たちがBBQしてたりしたけど

日陰があんまりないのと自販機・コンビニが少ないため夏場散歩するのにはしんどいが、
それで評価下げるのもちょっと可哀想か。
DSC_0041
海岸通りから左折して、駅に向かって歩いていく。
馬堀海岸ICからの高速道路の下をくぐり、高架下写真を撮ります。

正直、この辺歩いてる段階で結構ヘロヘロになってたので、本当になんとなーくで
写真撮ってた気がする。
DSC_0042
割とアッサリ馬堀海岸駅に到着。

浦賀とはまた違った意味で寂れているというか、ひっそりと住宅街に紛れた駅。
でも京急はこういうパターン多いな。

さて、帰りはどうするかな。
鈍行でノンビリ帰ったら一時間以上かかるだろうが、乗り換えるのちょっとダルいな……。
DSC_0043
馬堀海岸駅ホーム。人はそんなに多くない。
日曜日にわざわざここから乗車して品川方面行く客も少ないか。

イスに座ると汗がぶわあっと噴き出してきて、ぽたぽたとズボンを濡らす。
気温も体温も高い、暑い! 同時に疲労もどっしりと感じる。こりゃしんどい。

そして何故かスマホがインターネットに繋がらなくなり、帰りルートの検索が
できなくなり大いに困る。

「これだから僻地はよォ!」と一人で憤ったが、その後もずっと繋がらなくて
スマホ再起動したら復旧したので馬堀海岸駅はまったく悪くなかった。
DSC_0044
自販機で水買ったら、さっき入れ替えた直後だろってくらいヌルかったんですが、
常温が飲みたかったのでちょうどよかった。

これで外に出てから合計950ml水飲んでることになりますが、尿意ゼロ。
死ぬほど汗で流れていっている。塩分もとらなアカンな。
DSC_0045
えー、で、帰りなんですが。ちょっと大変でした。

鈍行電車はガラガラで普通に座っていられたんですが、堀之内で乗り換えた際、
さすがに自分が汗だく過ぎて、座ったら横の客に嫌がられるかなって思って立ちっぱなし。
(ガラスに映る自分の顔がもう額から顎にかけて川みたいになっててね……)

「疲労困憊なのに電車で立ちっぱなし+汗だくの体に強烈な冷風浴び」で
気分が悪くなってしまいまして。このままだと風邪引いちまう。
しかも電車は都心に近づくにつれてどんどん客が増えていく。

ガマンできなくなって、横浜で下車しました。
そこから東海道線に乗り換えて川崎へ。
無事川崎着いたときはなんか安堵感がすごかった。

あとはスタスタ歩いて、コンビニで夕食とコーヒーとアイス買って帰りました。
帰宅後は湯を溜めてヌルめの風呂にしっかり浸かって体を温めてから夕食。
日曜日なんで酒抜きでしたが、風呂上がりに冷たい水もいいものよ。

あと久々のハーゲンダッツが最高でした。
Screenshot_20240811-173916
万歩計の数字がこちら。結構歩いたなあ。
まあ連続で歩いたってより、横浜で降りたりモゴモゴした移動で数字が伸びた感ある。

というわけで、二度目の浦賀散歩でした。

正直「二年振りに行って全く同じルート歩いて帰ってきただけって何の意味があるんだよ」って
自分でも思いましたが……まあ夏に一回も海見ないのも寂しいし、いいかなと。