
去年9月の群馬県以来、泊まりの旅行行ってないな~と思い立ち、伊豆にでも行ってみるかと
思ったのは春だったんですが、6月忙しくて行きそびれ、7月半ばに行くことになりました。
ほんだらもう暑いわ曇りだわで結構悲惨だったんですが、それでも楽しかったので
日記としてまとめていきます。よろしくお願い致します。

2026年7月17日、金曜日。本日は有休である。
7時15分頃に起床した。たっぷり七時間寝たので体調はまあまあいい。
旅行当日だというのに、天気がガッツリ曇っておりテンションが下がる。
「まあ雨降るよりマシか」と自分に言い聞かせつつ朝食。
「電車内でトイレ行きたくなると困るから、家を出る前にしておきたい」という考えから、
朝食は必要以上にガッツリ食べることにしている。
黒ごまバーみたいなのを食べ、鶏レバー、納豆、しじみの味噌汁、ヨーグルト。
おかげでちゃんと便は出たのだが、コレが結構なミスだったことが後で判明する。
8時40分頃に外に出る。今年初の蝉の鳴き声が聞こえた。夏が来ている。

川崎駅に到着。
いつもなら会社に行く電車に乗るのだが、今日は同じホームから反対方向に乗ることになる。
この分かりやすい「非日常」感にテンションが爆上がり!
……するはずなのだが、まずその……駅があっっっっっっっっっつい!
人口密度が高く、風がなく、冷房入ってない駅構内メチャクチャ暑い。早くも汗だく。

いつも歩くルートから一本外れてみたら、こっちにも結構空間があることに気付く。
年間100回以上通る道なのに、こういう機会が無いと分からんもんだ。
ただ窓際だからか、こっちのエリアのほうが暑い。汗が止まらん。
あと、特急の切符を事前に買っておいたのだが、本当に川崎から乗れるのか、
俺の想定している乗り場で合ってるか、などが今更不安になってくる。
(生成AIに訊いたら「川崎からは乗れません」と当然のように言われる)
「電光掲示板に俺が乗る予定の特急出てこないけど大丈夫かなあ」と一人でソワソワ。
準備不足なうえに心配性という。

いつもなら俺が乗っているであろう通勤電車を見送る。
激烈に混んでて、この暑いのに良くあんなの乗れるよな、という気持ちになる。
いつもの俺、偉い。
毎朝ちゃんと起きて毎日電車で通勤してる俺、超偉い。

東京方面に去っていく車両を見送る。
撮り鉄でもないのに、自分がこれから乗るわけでもない電車を撮影してる姿、まあまあ不審。
これでも、一番混む時間帯ではないというのが恐ろしいところ。
ホント、東京の通勤は地獄だぜ。

そうこうしてたら、踊り子1号がホームに滑り込んできた。
良かった、ちゃんと来てくれた。
ぶっちゃけ、伊東行きは普通の東海道線でも行けるのだが、やっぱ普通の車両だと
旅気分が出ないし、せっかくだからケチらず特急に乗ることにしました。
中年独身会社員はこういうとこで無意味に贅沢をする。

指定席乗車。
帰省時などはどうせ車窓見ないし、混んでてもトイレに行きやすい廊下側を買うのだが、
さすがに旅行時は窓際の席を購入する。まあそれでも意外と車窓って見ないんだけど。
車内は結構混んでて騒がしく「せっかく平日だし観光客少なめだといいなあ」と
思っていた俺は若干テンションが下がる。基本、人が少ない状況が好きなので。
座席にコンセントがあるので、早くもヘタってきたスマホの充電をして過ごす。
前の席の赤子が、イスのスキマから俺を見てニコニコしているので微笑み返したりする。

10時40分くらいに伊東に着いたのだが……。
着く直前に会社から「貸与端末を無くした人がいて、どうしたらいい!?」みたいな
LINEが来たので電車の中でひとりブチ切れていました。
バカのせいで俺の旅行序盤が台無しだよ! 知るかバカ!

反対側に「黒船電車」なる車両がいた。帰りにも見かけたな。
先頭車両にガッツリした展望席みたいのがあって、家族連れがはしゃいでいた。
黒船なんか関係あったっけ? くらいの認識だったが、そういや下田に来航したんだったっけ。

伊東駅構内。土日だともっとごった返すんだろうか。
歩きつつ、色々と考える。
一応、俺の計画としては「伊東駅から歩いて11時開店の『まるたか』という店に行き、
名物の『うずわ定食』を食べ、それからバスで大室山に行く」というものなのだが……
まず10時40分の段階で全然ハラが減ってない。
明らかに朝食べすぎた。

伊東駅前。
少しうらぶれた感じもありつつ、あまり観光地観光地し過ぎてなくて良い。
熱海より好みのタイプかも知れない。
ただ、じめっと蒸し暑い……。

駅前の案内板を見る。案内板にもちゃんと載ってるな『まるたか』。
しかし、マジで全然腹が減ってない。実は電車の中で既に朝食べ過ぎたことを後悔していた。
自分の無計画さに腹が立ってくる。
なんで旅行先の昼食楽しみにしておいて朝あんな食べたん?
……いや、自分の中では「軽め」のメニューというイメージだったんだけど、
軽いのをたくさん食べた結果、満腹になってしまったという感じである。どうあれバカ。

ということで、急遽、予定をガッツリ変更。
「昼食後バスで大室山に行く」から「メシ食わずに電車で城ケ崎」にルートチェンジ。
もともとかなり曖昧なプランなのでアドリブでどんどこ変えていこう。
途中、窓にパラパラッと水があたり「おいおい雨か?!」と驚いたが、雨は降ってなかった。
なんか溜まっている水が走行の振動でナナメにこぼれてきただけのようだ。

11時半、城ケ崎海岸駅に到着。あんまり人は降りてこなかった。よしよし。
観光客がドヤドヤ降りてきたらさらにテンションが下がるからな。
しかし相変わらずの曇天で、生き物の呼気のごとく空気が熱く湿っている。

凝ったつくりの駅を出ると、飾り気の無い道路が見える。思ってた以上に駅前なんもない。
地図もないので、どっちに行けばいいのかすら分からない。
自分の無計画さに腹が立ってくる。
なんで旅行先の昼食楽しみにしておいて朝あんな食べたん?
……いや、自分の中では「軽め」のメニューというイメージだったんだけど、
軽いのをたくさん食べた結果、満腹になってしまったという感じである。どうあれバカ。

ということで、急遽、予定をガッツリ変更。
「昼食後バスで大室山に行く」から「メシ食わずに電車で城ケ崎」にルートチェンジ。
もともとかなり曖昧なプランなのでアドリブでどんどこ変えていこう。
途中、窓にパラパラッと水があたり「おいおい雨か?!」と驚いたが、雨は降ってなかった。
なんか溜まっている水が走行の振動でナナメにこぼれてきただけのようだ。

11時半、城ケ崎海岸駅に到着。あんまり人は降りてこなかった。よしよし。
観光客がドヤドヤ降りてきたらさらにテンションが下がるからな。
しかし相変わらずの曇天で、生き物の呼気のごとく空気が熱く湿っている。

凝ったつくりの駅を出ると、飾り気の無い道路が見える。思ってた以上に駅前なんもない。
地図もないので、どっちに行けばいいのかすら分からない。
とりあえずgoogle mapを頼りに歩き始める。

ドロドロと汗が吹き出てくるが、とりあえず歩き出す。
色々予定外のことが続いてやや不機嫌だが、まだ全然歩いていないので比較的元気ではある。
「人気のない見慣れない道」を歩くのは、なかなか気分がいい散歩である。

なんでこんなもんをわざわざ撮るんだよ。
前も書いたけど、この手の看板ってホント、古びてるよな。
看板で注意喚起してもあんまり意味ないから近年廃れたとかなんだろうか。
それとも外に置いてあるから実際より古びて見えるとか?

わんわんパラダイスを通りかかったので撮影しました。
ここに限らず「ペット同伴OK」という施設をいたるところで見かけた。
ペット連れ旅行、そんなに需要があるのか……などと思う。
自分でペット飼った経験が一切無いからイマイチ体感的に分からないが、まあでも
「ペットいるから旅行出来ない」って人も多いだろうからきっと需要あるんだろうな。

トコトコ歩いていくと、城ヶ崎海岸こっちですよ看板が見えてきた。
そんなに長い時間歩いてないのだが、やはり暑さがみるみる体力を奪っていく。
そして歩道が少しずつ狭くなっていく。

城ヶ崎オレンジ村があったので通過。
平日だからか非常に閑散としていた。オープンしているのかどうかも分からない。

非常に雰囲気が出てきた。バスとすれ違う。
ここですれ違ったことで「結構バスあるのかな?」とちょっと甘い気持ちが生まれた。
実際はかなり本数が限られていて全然乗る機会がなかったが。

ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンという場所に着いた。
良く分からないが、ここから吊り橋遊歩道に行けるようだ。
ここまで来て「俺、吊り橋渡れるかなあ」と怖気づき始める。
落ちても死なないような高さであったとしても、揺れる橋は苦手である。
じゃあなんでわざわざ自主的に吊り橋に行くの?

急にめちゃくちゃリゾート感のある建物が見えて笑ってしまった。
もうすぐ12時だが、まだ全然空腹感が無いため、特に何か食べたりはせず。
脱水感も無かったので自販機で買い物とかもせずに、トイレだけお借りした。

地図で現在地を確認。
深く考えないでフラフラ歩いただけあって、良く分からないルートでここまで来たらしい。

吊り橋の入口。林間コースと散策コースがあるようだ。
若いカップルが林間コースにふらっと入っていくのが見えた。
そういえばこの旅行中、「ムキムキの男と妙に不機嫌そうなサングラス露出度高め女」の
組み合わせを何組も見たような気がする。
俺は最初林間コースに入ったが、途中から散策コースに切り替えるルートになった。

割とガッツリ自然に踏み入るタイプの道であるが、かなりしっかり舗装されており
登山的な厳しさシビアさは全く無い。散歩感覚で歩ける。
ただクソ暑いので結局過酷である。

見た目ほど虫が多くないのが有難かった。
人もそこまで多くないというか、このへんで立ち止まる人はあんまり居ない。
平日昼間なので老人グループとたまにすれ違う。

正直ここまで会社からの電話とかあってちょっと気分がカリカリしていたのだが、
海が見えて、一気に気分が晴れる。
やはり海はいい。
人間には、仕事のことを忘れて、海を眺める時間が必要だ。

そんなに厳しい道ではない、と言いつつ結構な上り階段で体力を奪われる。
こういうときは「この道をくぐりぬけたゴールにエロいご褒美がある」という
エロ妄想で気力を持ち直すようにしています。
ここで言う「エロいご褒美」というのは、もうホント、中学生が考えるようなやつじゃなく
45歳の成人男性が思い描くやつなのでそれはそれはとんでもねえアレですよ。

ちょっと開けた場に出たが、ベンチとかないせいか、ここも人はあんまり居なかった。
韓国人らしき女性二人と男の子が、大声で口論していた程度。
休憩がてら、しばらく海を眺める。

雄大な自然を眺める。
繰り返す救いのない日々に、ささくれだった心が癒されていくのが分かる。
さっきまでエロ妄想していたとは思えない穏やかな気分。

ただ、時間的には結構中途半端なこともあり、ここであんまりゆっくりと海を眺めてたら、
夕方になっちまうぞ、という僅かな焦りが生まれたので、数分程度でこの場を離れた。
あとから考えると、ここでもうちょっとじっくり自然を眺めてても良かったかなあと。
このあと海を見る時間がほとんど無かった。

ふと見上げると、門脇埼灯台があった。
実は読み方が分からなかったが「かどわきさきとうだい」だそう。
入ろうか少し迷ったが、まだ先は長いしスルー。
どういう場所だったんだろうと思って検索してみたら「灯台を擬人化する
メディアミックスプロジェクト」とか出てきて笑ってしまった。

そしてその奥に、吊り橋がありました。さすがに人が多い。
「俺は渡らないわ」と結構シリアスに怖気づくおじさんとかが周囲に居た。
俺はまあ……ある程度頑丈そうだし行けるかな、という気持ち。
たわみがあるような吊り橋はホント無理だけど。

渡りきったが、えー、途中で下見たら一気に怖くなって小走りになりましたね……。
やっぱ揺れる橋は怖い。いや、揺れなくても高所は怖いんだけど。
途中、映える絵が撮りたくて立ち止まってるねーちゃんの脇を颯爽と駆け抜けてしまった。
そのねーちゃん、吊り橋上でジャンプしてるとこ撮ってもらってたな。
確かに映えるだろう。
観光地そのものより写真撮影のほうが主体になってそう……というのはジジイの偏見だろう。
というかヘタしたら俺だってそうじゃねーか。

疲れたしゆっくり海を眺めたい気持ちもあったのだが、吊り橋近辺がメッチャ人多く
あんまりノンビリしていられる空気ではなかった。
人口密度に比例して、居心地が急低下する。

少し歩くと、本当にあっさりと駐車場に出た。
なんか妙にチャラい男に連れられた老人のパーティに出くわす。
どうも俺は「いかにもな観光客」を見るとテンションが下がってしまうらしい。
自分も観光客のくせに大変勝手な話であるが……。
早く人気の少ない場所に行きたい! という気持ちになり急いでその場を離れた。

12時20分くらい。
このあたりから「曇ってて残念とか言ったけど、今日晴れてたらワンチャン熱中症あったな」
という気持ちになってきました。汗がハンパねえ。
「汗が目に入って痛い」とか「鼻から垂れてきてティッシュで拭く」とか、
そういう感じの本当にダラダラとした汗。
後でハンカチ持ってきてたことを思い出して使い始めたが、ホント持ってきて良かった。

とりあえず道路沿いを歩き出す。道が整備されているので歩きにくさはない。
ただ、自販機の類が全然なく、水分補給が難しい。
でも人が少ないのはいいな。
本当に、しつこいけど、心から「人が少ない場所」が好きなんだな。

林道に入る前から何度か看板が見えていた「ぼら納屋」に着いた。
12時半である。
ここで昼飯食うのもアリかな? とちょっと思ったが、ここでガッツリ食べて
夕食に影響出るのもバカくさいし、未だにあんま腹も減ってない。
少しだけ逡巡したがスルー。

電柱に括りつけられたコングを発見。本気になれば電信柱ごとヘシ折れそう。
ただその表情には迷いが見える。
この後もあちこちでコングを見かけたのだが、伊豆とコングなんか関係あるのかしら?
全然分かってない。

移動にバスは使えまいか、と時刻表を見る。
この心温まる密度の低さ!
まあ期待していなかったのでショックも受けない。
事前に調べてもいないくせに、いざとなったらバスに頼るのはシャバい。

しかし、それにしても自販機がない。
そろそろ水分補給しないとヤバそうな気配がする。
途中で喫茶店が見えて「一服しながら水分補給にちょうどいいんじゃない?」と思いつつ、
初見の喫茶店入る勇気がでなくて(なんで!?!?)スルーしちゃったり、蕎麦やとかトンカツ屋が
目に入っても「今更昼飯食うのも本末転倒」とか思ってスルーになったり、なんか
段取りがグダグダというか、食べる気満々だった『まるたか』のうずわ定食を逃した時から
ずっと何かが噛み合っていない違和感とストレスがある。
「俺って旅がヘタなんじゃないか?」という疑念が湧き始める。

普段は糖分が気になるからあんま飲まないスポドリを買って飲む。
さすがにこんだけ汗かいたらスポドリ飲むくらいは許されるだろう。

ドロドロと汗が吹き出てくるが、とりあえず歩き出す。
色々予定外のことが続いてやや不機嫌だが、まだ全然歩いていないので比較的元気ではある。
「人気のない見慣れない道」を歩くのは、なかなか気分がいい散歩である。

なんでこんなもんをわざわざ撮るんだよ。
前も書いたけど、この手の看板ってホント、古びてるよな。
看板で注意喚起してもあんまり意味ないから近年廃れたとかなんだろうか。
それとも外に置いてあるから実際より古びて見えるとか?

わんわんパラダイスを通りかかったので撮影しました。
ここに限らず「ペット同伴OK」という施設をいたるところで見かけた。
ペット連れ旅行、そんなに需要があるのか……などと思う。
自分でペット飼った経験が一切無いからイマイチ体感的に分からないが、まあでも
「ペットいるから旅行出来ない」って人も多いだろうからきっと需要あるんだろうな。

トコトコ歩いていくと、城ヶ崎海岸こっちですよ看板が見えてきた。
そんなに長い時間歩いてないのだが、やはり暑さがみるみる体力を奪っていく。
そして歩道が少しずつ狭くなっていく。

城ヶ崎オレンジ村があったので通過。
平日だからか非常に閑散としていた。オープンしているのかどうかも分からない。

非常に雰囲気が出てきた。バスとすれ違う。
ここですれ違ったことで「結構バスあるのかな?」とちょっと甘い気持ちが生まれた。
実際はかなり本数が限られていて全然乗る機会がなかったが。

ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンという場所に着いた。
良く分からないが、ここから吊り橋遊歩道に行けるようだ。
ここまで来て「俺、吊り橋渡れるかなあ」と怖気づき始める。
落ちても死なないような高さであったとしても、揺れる橋は苦手である。
じゃあなんでわざわざ自主的に吊り橋に行くの?

急にめちゃくちゃリゾート感のある建物が見えて笑ってしまった。
もうすぐ12時だが、まだ全然空腹感が無いため、特に何か食べたりはせず。
脱水感も無かったので自販機で買い物とかもせずに、トイレだけお借りした。

地図で現在地を確認。
深く考えないでフラフラ歩いただけあって、良く分からないルートでここまで来たらしい。

吊り橋の入口。林間コースと散策コースがあるようだ。
若いカップルが林間コースにふらっと入っていくのが見えた。
そういえばこの旅行中、「ムキムキの男と妙に不機嫌そうなサングラス露出度高め女」の
組み合わせを何組も見たような気がする。
俺は最初林間コースに入ったが、途中から散策コースに切り替えるルートになった。

割とガッツリ自然に踏み入るタイプの道であるが、かなりしっかり舗装されており
登山的な厳しさシビアさは全く無い。散歩感覚で歩ける。
ただクソ暑いので結局過酷である。

見た目ほど虫が多くないのが有難かった。
人もそこまで多くないというか、このへんで立ち止まる人はあんまり居ない。
平日昼間なので老人グループとたまにすれ違う。

正直ここまで会社からの電話とかあってちょっと気分がカリカリしていたのだが、
海が見えて、一気に気分が晴れる。
やはり海はいい。
人間には、仕事のことを忘れて、海を眺める時間が必要だ。

そんなに厳しい道ではない、と言いつつ結構な上り階段で体力を奪われる。
こういうときは「この道をくぐりぬけたゴールにエロいご褒美がある」という
エロ妄想で気力を持ち直すようにしています。
ここで言う「エロいご褒美」というのは、もうホント、中学生が考えるようなやつじゃなく
45歳の成人男性が思い描くやつなのでそれはそれはとんでもねえアレですよ。

ちょっと開けた場に出たが、ベンチとかないせいか、ここも人はあんまり居なかった。
韓国人らしき女性二人と男の子が、大声で口論していた程度。
休憩がてら、しばらく海を眺める。

雄大な自然を眺める。
繰り返す救いのない日々に、ささくれだった心が癒されていくのが分かる。
さっきまでエロ妄想していたとは思えない穏やかな気分。

ただ、時間的には結構中途半端なこともあり、ここであんまりゆっくりと海を眺めてたら、
夕方になっちまうぞ、という僅かな焦りが生まれたので、数分程度でこの場を離れた。
あとから考えると、ここでもうちょっとじっくり自然を眺めてても良かったかなあと。
このあと海を見る時間がほとんど無かった。

ふと見上げると、門脇埼灯台があった。
実は読み方が分からなかったが「かどわきさきとうだい」だそう。
入ろうか少し迷ったが、まだ先は長いしスルー。
どういう場所だったんだろうと思って検索してみたら「灯台を擬人化する
メディアミックスプロジェクト」とか出てきて笑ってしまった。

そしてその奥に、吊り橋がありました。さすがに人が多い。
「俺は渡らないわ」と結構シリアスに怖気づくおじさんとかが周囲に居た。
俺はまあ……ある程度頑丈そうだし行けるかな、という気持ち。
たわみがあるような吊り橋はホント無理だけど。

渡りきったが、えー、途中で下見たら一気に怖くなって小走りになりましたね……。
やっぱ揺れる橋は怖い。いや、揺れなくても高所は怖いんだけど。
途中、映える絵が撮りたくて立ち止まってるねーちゃんの脇を颯爽と駆け抜けてしまった。
そのねーちゃん、吊り橋上でジャンプしてるとこ撮ってもらってたな。
確かに映えるだろう。
観光地そのものより写真撮影のほうが主体になってそう……というのはジジイの偏見だろう。
というかヘタしたら俺だってそうじゃねーか。

疲れたしゆっくり海を眺めたい気持ちもあったのだが、吊り橋近辺がメッチャ人多く
あんまりノンビリしていられる空気ではなかった。
人口密度に比例して、居心地が急低下する。

少し歩くと、本当にあっさりと駐車場に出た。
なんか妙にチャラい男に連れられた老人のパーティに出くわす。
どうも俺は「いかにもな観光客」を見るとテンションが下がってしまうらしい。
自分も観光客のくせに大変勝手な話であるが……。
早く人気の少ない場所に行きたい! という気持ちになり急いでその場を離れた。

12時20分くらい。
このあたりから「曇ってて残念とか言ったけど、今日晴れてたらワンチャン熱中症あったな」
という気持ちになってきました。汗がハンパねえ。
「汗が目に入って痛い」とか「鼻から垂れてきてティッシュで拭く」とか、
そういう感じの本当にダラダラとした汗。
後でハンカチ持ってきてたことを思い出して使い始めたが、ホント持ってきて良かった。

とりあえず道路沿いを歩き出す。道が整備されているので歩きにくさはない。
ただ、自販機の類が全然なく、水分補給が難しい。
でも人が少ないのはいいな。
本当に、しつこいけど、心から「人が少ない場所」が好きなんだな。

林道に入る前から何度か看板が見えていた「ぼら納屋」に着いた。
12時半である。
ここで昼飯食うのもアリかな? とちょっと思ったが、ここでガッツリ食べて
夕食に影響出るのもバカくさいし、未だにあんま腹も減ってない。
少しだけ逡巡したがスルー。

電柱に括りつけられたコングを発見。本気になれば電信柱ごとヘシ折れそう。
ただその表情には迷いが見える。
この後もあちこちでコングを見かけたのだが、伊豆とコングなんか関係あるのかしら?
全然分かってない。

移動にバスは使えまいか、と時刻表を見る。
この心温まる密度の低さ!
まあ期待していなかったのでショックも受けない。
事前に調べてもいないくせに、いざとなったらバスに頼るのはシャバい。

しかし、それにしても自販機がない。
そろそろ水分補給しないとヤバそうな気配がする。
途中で喫茶店が見えて「一服しながら水分補給にちょうどいいんじゃない?」と思いつつ、
初見の喫茶店入る勇気がでなくて(なんで!?!?)スルーしちゃったり、蕎麦やとかトンカツ屋が
目に入っても「今更昼飯食うのも本末転倒」とか思ってスルーになったり、なんか
段取りがグダグダというか、食べる気満々だった『まるたか』のうずわ定食を逃した時から
ずっと何かが噛み合っていない違和感とストレスがある。
「俺って旅がヘタなんじゃないか?」という疑念が湧き始める。

普段は糖分が気になるからあんま飲まないスポドリを買って飲む。
さすがにこんだけ汗かいたらスポドリ飲むくらいは許されるだろう。
飲みながら日陰で一服。生き返るぜ。
「体から失われた成分を取り戻している」のがハッキリ分かる。

ふくろうカフェに遭遇して、ちょっと興味を惹かれる。
ふくろうカフェの時点で特殊なのに名前が「地球」ってすげえなって思ったが、
検索したら「アース」だった。
なるほど、それなら納得……とはいかない。なぜアース?

こういう、ちょっと興味を惹かれたときサッと飛び込んだり出来ないのが、
俺のダメなとこだと思う。
旅の醍醐味ってそういうことなんじゃないのか。計画通り動いて何が楽しいんだよ。
初見のなにかに飛び込む勇気がない。喫茶店入るのに「勇気」が要るの?

という感じでグルーっと一周して戻ってきました。
さて、こっからどうすっかな……。
今は13時前。このまま宿に直行すると確実に時間を持て余す。
ただ大室山行くにはちょっと時間が無いのでは? 昼飯はどうする?

暑くてあんまり頭が働かないので、とりあえず大通り目指して歩き出す。
こういう「あんま頭動かないけどとりあえず」で動いて良かったこと無いけども。

まったく無意味に、休業中のお店を撮影している。
暑さでボーッとしてるからこういう良く分からない行動をしてしまう。
「首を痛めて休業中」とのこと。
なんかでもこういう「休業張り紙」つい見ちゃうんだよな。
その地域のドラマみたいなものが垣間見えたり見えなかったりするので。

喫茶店的なトコに入ってソフトクリームとコーヒーみたいな一服をしたいな~と
思ってるところで、売ってそうな場所にたどり着いた。ぐり茶の杉山。
外で食べるので涼めはしないが、それでも休憩にはなる。

地面にボトッと落とさないよう慎重に撮影してたら、またたく間に溶け出して
大慌てで手を汚しながら食べるハメに。
いやまあ、考えたら30度オーバーの気候なんだからそりゃ溶けるだろ。
美味しかったです。
といったところで、伊豆旅行記前半終了です。マジでほぼ歩いてるだけじゃねーか!
先に言っておくと、後半も歩いてホテル泊まるだけですぜ!
それでも良ければよろしくお願い致します。
ご清聴有難うございました。