
2026年7月17日の伊豆旅行日記。後編です(前編はこちらから)。
【あらすじ】
平日休暇を取って旅行に行くも、会社からトラブル電話が来るわ天気は悪いわ
朝飯食いすぎて食べたかった「うずわ定食」キャンセルだわ、
異常に段取りとか運が悪くて、なんか俺、一人旅するのヘタクソじゃね?

ソフトクリームを食べてから、更に少し歩くと、ワケわからんオブジェが立ち並ぶ、
見るからに怪しい建造物が登場。
これはアレやな、怪しいナンタラ博物館やな。
名前が目立つからさすがに事前に知っていた。
駐車場に「ねこの博物館」の車が止まっている。同じ系列とかなんだろうか。

「怪しい少年少女博物館」だった。
google map上の写真で見たのより、ずいぶんと緑が鬱蒼としている。
正直あんまりこの手の博物館に興味がないのでスルー。
「この手の」というより、博物館全体にあんまり興味がないかも知れない。
美術館とかもそうなんだけど「静止物を見てるだけ」があんま楽しめないタイプ。
むしろ「ねこの博物館」のほうが興味深かったかも知れない。

ミニストップをなぜ撮影するのか、という話なんですが。
どうも旅先で、なかなかコンビニに出くわさない時間が長くあったうえで、
ふと見つけるとセーブポイント見つけたような不思議な気持ちになっちゃうんですよね。
それにしたって撮影する意味はわかんねえけども。別に入らないし。
お腹痛くてトイレ探してるときに見つけたら砂漠にオアシスだろうなーと思う。
伊豆を勝手に砂漠扱いするな。

光の村を見つけた。
ストレートなネーミング過ぎて慄く。
火の村とか雷の村とか8属性の村があって、全部解放すると入れて最強攻撃魔法が手に入る。
もしくは村人の下の名前が全員「光」。

背中丸めて足元を見ながらとぼとぼ歩いているので、ガードレールに据え付けられた
花につい目が行ってしまう。
自宅近所にもあるんだよな。
ガードレールに花と空き缶が備えられてる場所。
何年経っても小綺麗に整えられていて、それがまたなんともいえない気持ちになる。

ものすごく観光客向けのニオイがする干物屋さんを通りかかる。
ここでも一瞬「昼飯?」という考えがよぎったが、もう13時40分なので諦めることにした。
ソフトクリームのせいか疲労のせいか、未だにあんまりハラ減ってないし。
朝の納豆が腹持ち良すぎたんだろうか。

続いて、伊豆ぐらんぱる公園を通りかかる。
3D迷路やジップラインがある、なんというか家族連れ・子供連れ用施設のようなので、
さすがにオッサン一人で入る理由はなくスルー。
子どもを連れていき新鮮なリアクションを見ることで、人生の楽しさ・美しさを追体験したり、
大人に見えない角度で世界を再認識することに子育ての喜びってのがあるんだろうなあ……と、
恐らく実子を見ることなく一生を終える俺でも想像することはある。

向かいにはデカい神社があった。
階段を登る気力がまったく無いのでこちらもスルー。全部スルーじゃねえか!
スルーした先にどうしても行きたい目的地がある、というわけでもないのがひどい。
一体なんのために俺は旅行をしているんだ。

近くにデカい道の駅があり、そこのベンチでようやくマトモな一服をする。
久々に座ってゆっくりする時間。シロップ入りの、甘ったるいジンジャーエールが染みわたる。
最初、成分表見たら糖分0gに見えて「その割には美味いなあ」とか思ってたんだけど、
良く見たら糖分10gだった。シロップ入ってて糖分0なワケねえだろ。

さて、ここで13時54分。こっからどうするかなあ……としばらく悩む。
このまま宿でもまあいいんだけど、せっかくなら大室山行ってみたいな。
ただ、徒歩一時間近くかかるから往復は無理だろうし、宿の位置を考えるとバス移動も
現実的ではない。都合良くタクシー拾えるかな?
恥ずかしい話、タクシーアプリは入れてるんだけど一度も使ったことないんだよな。
ただ、徒歩一時間近くかかるから往復は無理だろうし、宿の位置を考えるとバス移動も
現実的ではない。都合良くタクシー拾えるかな?
恥ずかしい話、タクシーアプリは入れてるんだけど一度も使ったことないんだよな。
最終的に「まあ、行ってみるか!」と歩き始める。
道の駅で牡蠣売っててちょっと気を惹かれるも、さすがに今更食いものはもういいか。
ホテルまでハラを空かせよう。

「光の村」の次は「理想郷」ときた。いったいどういうことだよ。
この辺にあるなんか宗教的な何かかも知れないなあ、あんまりネタみたいに
触れたらマズイやつだったりして……などとボンヤリ思ったのだが、
帰ってから検索したら特にそういうわけでもないやつだった。
(デイリーポータルZで触れられてたが、ホントにただの地名なだけみたい)

ここからがメチャクチャ大変だった。
この111号線、明らかに歩いて移動することを想定されていない。
木々に道を塞がれ、後ろから来る車を気にしながら、ときにダッシュしたり隠れたりしながらの
ストレスが溜まる移動が続き、暑さも相まって体力をゴリゴリ奪われてしまう。
こういう歩きにくい道が一番疲れる。交通量がそこまででもなくて助かった。

かつてここにラーメン屋があったんだろうな……と廃墟感覚で撮影したんですが、
調べたら普通にやってる店だった。失礼しました。
開店してたとしてもこのタイミングでラーメン食べることはなかっただろうが、
ネットの評価見る限り本格派で美味い店のようだ。
思えばラーメン食う頻度激減したなあ……。いい加減血圧も不安になってきたし。
なんとなくスープ残すのイヤだから飲み干しちゃうんよね。

ヒィヒィ言いながら歩いていくと、遠くに特徴的な形状のデカい山が見えてきた。
これが大室山か……。
目的地が見えてきてテンションが上がる部分はあるが、それ以上に歩きにくい道と
暑さに体力と気力を奪われており、また「大室山からどうやって戻るか」という点に
意識の大半を割かれていて感動は薄かった。

そして、大室山が見えてからがまた長かった。
一回道間違ったり、正しい道が強烈な上り坂だったりして、メチャクチャきつい。
時間自体はそこまで経過していないが、何度も立ち止まって息を整える時間がある。
シャツもチノパンも汗でビシャビシャである。

ラストスパートがメチャクチャ上り坂……まあ山に向かうんだから当然ではあるが
これが弱った心身に本当にキツい。
ここでも途中何度も立ち止まっては「ハァ……ハァ……」とワンピースのキャラのように
荒く肩で息をする。
城ケ崎海岸あたりだと「エロ妄想でエナジーチャージ」みたいなことを言ってられたが、
ここまで疲労すると、もう全くそんな気分にならない。
「エロなんてどうでもいいから休みたい」となってしまう。

目的地に着いた時点で、正直もう観光はどうでもよくなっていた。
動物公園を見る時間はなさそうなので、とりあえず大室山を上ってみることにする。

リフトが目に入り、急激に不安が募る。
ここは高尾山と違って、徒歩での昇り降りが許されていない。
一回登ったら、リフトで降りないといけない。絶対上りより下りのが怖そうじゃない?
しかし子供でも乗れるリフトに45のオッサンがビクビクしてるさまは本当に情けない。

リフトは往復1000円。
まあ1000円は取らないと元が取れないだろうなー。維持費も高かろうし。
まずは上り。
高尾山のリフトと違ってセーフティバーがあるのはいいなと思った。
というかリフトにセーフティバー無い高尾山がおかしくない?

足元は地面まで1メートルくらいのもんで、落ちたところでケガもしないだろう。
ただ、それはそれとして俺は「高所で揺れる状況」が好きではない。
飛行機も吊り橋も全部そうで「高い不安定な場所に居る」というのがストレスになるのだ。
誰に頼まれたワケでもなく、自主的に乗っておいて文句を言うんじゃない。

「リフト登頂中に取られた写真買いますか? 1200円ですけど」と係の方に言われて、
口ごもってたら断られたと判断されたらしく去っていった。
まあリフトはともかく、リフト乗ったオッサンのマヌケな写真に1200円はさすがに出せない。
そして、曇りだからか、霧なのか、良く分からないが山頂の景色は真っ白である。
遊歩道付近は、若い女性の姿が妙に目立つ。

身を乗り出して写真を撮ってみたが、ほとんど何も映ってない。
映画「ミスト」を思い出すな……。
天気がいい日に来たらさぞかし絶景だろうなあ、とは思う。

遊歩道は、どこか死後の世界を連想させるような寒々しい白濁色に満ちていた。
これはこれで味があるかも、と思う。
ただ「晴れ渡った日の絶景」を一度見てから「これはこれで」というならいいが、
初見でコレはちょっと複雑な気持ちになる。

恐らく伊東市街を一望できたであろう場所だが、やはり真っ白。
てか、これは霧……なんだよね? この高さで雲なワケないし。
双眼鏡を覗く気にもならない。

歩き始めると、人が意外と結構いることに気付かされてちょっと興が醒める。
この状況を一人で歩けたら「人類滅亡後の地球に一人残された男」ごっこが出来るのにな。
人類が滅び、家族も友達も同僚もすべて死に絶え、俺以外に「他人」が一人も居ない世界。
さすがに、本当にそうなりたいと望むほどは孤独に憧れているわけではないけども。

いちおう山頂一周出来るのだが、どこにいても景色が変わらないので別にいいかあ、
という気持ちになってきた。
なにより、ここに来るまでの車道トボトボで体力がカラで、もう歩きたくなかった。
さっさとホテルにチェックインしてえ。

城ケ崎海岸に続き「ムッキムキの男に連れられた仏頂面のグラサン女」にまた遭遇した。
いや別に全然悪い印象があるわけじゃないが、なんかこう……もうちょっと
楽しそうにできねえのか、と他人事ながら思ってしまう。
いやまあ、この曇ってなんも見えない山頂で上機嫌だったらそれも怖いか。

うっすら麓の景色が見えてきて「あっ、思ったより高い!」って思った。
これはリフトで降りるとき絶対怖いやんけ。
リフトの構造上、仮になんか事故ったりして落ちたとしても、落ちる先は真下であって
麓に向かってナナメに落ちるワケじゃねえんだから本来怖がる理由はないんだが……。
高所恐怖は本能的なものなので、アタマでいくら言い聞かせても体が強張る。

で、まあ下りのリフトの景色がコレ。
繰り返しになるけど、あの左の駐車場のところまで一直線に落下するわけじゃないんだから
高さを怖がる理由は本来無いはずである。
ただ、視覚情報として「自分がいま高所にいる」というのと「不安定な乗り物に乗っている」が
脳内で組み合わさって恐怖感につながっている……のかも知れない。
耐え難いほど苦痛なワケじゃないが、やはりストレスがあるなー。
降りたとき、じんわりと手汗をかいていた。

下からも撮ってみた。こうしてみると実にのどかな光景である。
ここ何年か、色々と旅をして、リフトとかロープウェイとか何回か乗ったが、
「基本的に俺しんどい」ということがよくよく分かった。飛行機も含め、総じてつらい。
で、大室山を出たところで15時20分。
「ここから歩いてホテルは絶対ムリだが、バスで都合良く近くまでは行けない」という
状況なので、タクシーアプリを使ってみました。
呼んで3分ほどでタクシーが来てくれて超ありがてえ~~~~~! ってなった。
こんな便利なのかタクシーアプリ。目的地も事前登録したから手間も一切なかった。最高。

俺がバカみたいに疲弊しながら一時間かけて歩いた道をものの15分で引き返し、ホテルに到着。
本日のお宿でございます。
もう15時半だったので、フラフラせずにすぐチェックインすることに。
というか、周辺をフラフラ散策する気力も無かった。ヘトヘト。

チェックインして、二階の部屋に移動する。
総じて、歴史ある建物、という風情の設備。ただ、手入れは行き届いていて清潔感がある。
階段の途中にDVD置き場があって、メチャクチャ色褪せたDVDパッケージを見て
なんか昔のTSUTAYAとかを思い出してしまった。ダークナイトがあったのを覚えている。

本日の部屋についた。ヘトヘトでたどり着いた宿のこの安心感たるや。
二階の廊下にウォーターサーバがあったので水をガブガブ飲む。
「一本好きなの飲んでいいよ」という冷蔵庫があったのだが、最終的に飲まなかった。
ここの風呂のシステムが独特で「中に入って施錠するとランプがつく」というものだった。
「え、じゃあ俺がノンビリ入ってたら他のお客さん困らない?」とか思って、
ちょっと慌ただしくなってしまった。大学の寮で風呂に長時間浸かってたら、出る時
すれ違いざま「なげえよ!」とキレられたことを思い出す。
それでも疲れ切った体を、ぬる目の露天にゆったり浸けていると、急激に機嫌が良くなってくる。
同時に、昼飯をほぼ抜いているためハラが減ってきた。

16時半。
部屋据付のバスルームがトイレ一体型でウォシュレットがなく「マジか」と一瞬思うが、
風呂の横のトイレがウォシュレット付きだったので、大のときはそっちを使うことに決める。
俺にとっては死活問題である。トイレに行動を支配される男。
さて、夕食が18時50分とかなり遅いので、二時間以上何のタスクもない時間がある。
疲れ切っているわけだし、少しばかり仮眠でも取るかな?
と思いつつ、iPadで動画を見たりした。まあエロ動画なんですけども。旅行先で!?!?
仮眠も取りたかったが疲労の割に寝落ち出来ず、割と手持ち無沙汰に過ごしました。

18時50分。日が沈む。
夕食を摂りに一階に降りる。ムーディなBGMと大型モニターで雰囲気がとても良い。
少々お待ちください、と言われたのでソファでまったりする。
ハラが減っているので期待感が高まっているのが分かる。

建物のいたるところにワインが置いてあり、かなり売りにしているようだ。
風呂場の横に巨大なワインセラーがあったのも見かけた。
チェックイン時にドリンクメニューを渡されて、夕食まで何飲むか考えてね、という
ちょっと変わったスタイルだった。
俺はワインの知識もないし特段好きでもないが、それでもちょこっと飲もうと決める。

ムーディなBGMのなか、キャンドルに照らされて、45歳のオッサンの孤独の一人飯が始まる。
どう見ても俺しか食事をしている客が居ないため「もしかして今日、俺だけですか?」と
確認したところ、やはり宿泊客は俺一人だった。じゃあ風呂急ぐ必要まったくなかったな!

こちらがメニュー。
伊豆まで来てフレンチ? と思われるかも知れないが、俺は割とこういう
わかりやすいフレンチのコースが好きなのだ。
「素泊まりで宿だけ押さえてメシは別の店」みたいなことも面倒だし、
ビュッフェスタイルは朝食ならともかく夕食はちょっとダルい。
出てきたのを黙々と食べたい。でもあんまりマナーを求められるのもツライので、
カジュアルなフレンチくらいがちょうどいい。

あれだけワイン推しなのに申し訳ないが、一杯目はビール飲みたかったので普通に頼む。
といっても、なんかオシャレ黒ビールで330gで1400円くらいのやつ。
こういうのを「高っっけ!」とか言っちゃうと旅が楽しめないのでグイグイ飲みます。
体ヘトヘト腹ペコペコ喉カラカラだったせいもあり、めちゃくちゃ美味かった。
一瞬で飲んでしまう。

マグロのマリネと、パテ・ド・カンパーニュ、野菜のサラダ。
腹減ってたんで、うめえうめえとバカスカ食べる。マグロのしょっぱさが染みる。
上品なメシを下品に食い散らかすジジイ。

一瞬でビール飲み干したのでハイネケンを追加注文。
事前にメニューを見ていたので、ドヤ顔で「バドワイザーを」と注文したら、
「すいませんハイネケンしかなくて……」と言われて恥ずかしかった。
メニューを熟読したうえでハイネケンとバドワイザーを間違える男。

かぼちゃのスープ。
かなりねっとりと粘度が高い、コクのあるスープだった。
温かさで胃を起こしてくれる感じがする。うまい。

モニターでは映画が流れている。周囲のテーブルには誰も居ない。
居心地が実に良い。宿の雰囲気ということもあるが、貸し切りなのも大きいだろう。
他の宿泊客に気を遣わなくていい、というのは有難いことだ。
料理を運んでくれるホテルの方、恐らく御夫婦であろう二人もとても感じが良い。

サーモンのポワレを3種類のソースで、とのことですがソースの味も良く分からないまま
貪り食らう男。バカみたいな感想ですがサーモンの皮がパリパリしててうめえ。
優しい味わいである。あとパンをガンガンお代わりする。

ほんでヒレステーキにフォアグラ添え。死ぬほど脂っこいが好き。
「添え」っていうけど、これは「乗せ」だよなと毎度思う。
個人的に「牛肉+ウニ」は生理的にNGだが、牛肉とフォアグラは全然OKです。
子供の頃「美味しんぼ」で知ったので、フォアグラと聞くと未だにちょっと特別感がある。
ていうか、今にして思うとフォアグラに対抗してあん肝って味の方向性だいぶ違わない?
料理全体的に美味かったなあ。満足度が高い。

もちろんワインも頼むワケよ。
高いのは1万円以上するのだが、さすがにそれは頼むのは無謀過ぎる。
ぶっちゃけワインの良し悪しなんかわかんねえし。
というか3000~5000円くらいの「ちょい贅沢」レベルのワインが実は一番良く分かんないよな。

ほんでデザート。ジェラートにタルトに……右のコレなんつったっけ。名前出てこねえ。
ああ、カヌレか。カヌレカヌレ。
ワインを飲み干したあと、コーヒーと一緒にいただきました。あまくてうまい。
ゆったりと食べて、20時に食事終了。
シェフでありオーナーであろう男性から「見つけていただいて有難うございます」と言われる。
なかなか気持ちのいい言葉だなと思いました。
後は部屋に戻り、ベッドに横たわる。
なかなか気持ちのいい言葉だなと思いました。
後は部屋に戻り、ベッドに横たわる。
美味かったなーと思いつつ、満腹でスゲー苦しくなってきた。パン食いすぎだろうか。
フォアグラが重かったのかな? 胃もたれに苦しみつつ夜を過ごすが、
もうタスクはないので寝っ転がっているだけでいい。
恐らくだが、21時か22時くらいに寝落ちしたらしい。眠りはかなり浅かった。
午前4時に目が覚める。とりあえず廊下で水を飲んだ。
さすがにこのまま朝食時間まで起きてはいられないので二度寝したい……のだが、
うすら便意があって寝付きにくい。しばらくスマホを見ていた。
こういうとき部屋のトイレにウォシュレットないの痛いなあ、などと思う。
5時くらいに二度寝したのかな? それでも7時だか8時くらいに起きた。うすら便意があって寝付きにくい。しばらくスマホを見ていた。
こういうとき部屋のトイレにウォシュレットないの痛いなあ、などと思う。

朝食は8時半。
夜もそうだけど、朝もちょっと時間遅めな感じ。打って変わって和食。
個人的には、ホテル飯は朝でもゴリゴリの洋食(スクランブルエッグにベーコン、みたいの)が
好みではあるが、和食は和食で嬉しい。

なによりこの晴れやかな景色が気持ちがいい。昨日より天気いいなあ。
ご機嫌な朝食風景だ。

素敵な朝食……ではあるが、ご飯の量が多すぎて「コレは食い切れないな」と思った。
これもう二人分では? まあ昨日の胃もたれで腰が引けてる部分はあったかも知れない。
全体的に丁寧で美味しい食事でした。満足。

朝食を終えて部屋に戻り、ようやくちゃんとした便意が来たので、ウォシュレット付きの
トイレに行ってしっかりと済ませました。
9時15分くらいにチェックアウト。帰りにお菓子をおみやげに貰った。
外に出ると、昨日とは違いガッツリした日差しが目に眩しい。
「昨日がこの天気だったらよかったのに」と埒もないことを思う。

昨日上った大室山が見える。今日行ったら晴れてるんだろうか。
まあ平日だった昨日と違って人でごった返しているんだろうから行かないけど。
すれ違うバスの混みようを見て「今日はもう急いで帰るだけの日にしよう」と考える。
「観光客がたくさん居る」という状況は旅のクオリティを激減させる。

15分か20分歩いただけでフラフラになる暑さと日差し。
特に意味もなく美術館を撮る。
あと昨日の疲労感がやっぱり残っていて、体が歩きたがってない感じがする。

なんだかんだで昨日2万歩歩いたからな……。

最寄り駅に向かって歩くと、一気に人気がなくなってくる。
でもこういう「人気は無いが歩くのに不自由しない道」が一番歩いてて心地よい。
車も人も気にしなくていい。

こういう安っぽい看板見るとついグッと来てしまう。
ただここはなんか、普通の宿とラブホテルが隣接している不思議な環境だった。
いやラブホテルなのかは分からんけど、多分そうだよね?

そんなに長時間歩いたわけでもないが、暑さがみるみる気力と体力を削っていく。
昨日の疲労感もあるし、土曜日で観光客も増えそうだし、なるべく早く帰りたい。
さっさと川崎帰って部屋でゴロゴロしたい、という気持ちに傾いている。

遠くから「カンカンカンカン」と踏切の音が聞こえだす。
もうちょっとで駅がありそうだ。
問題はどれくらいの時間で電車が来るかなのだが……。

なんだか久々に見るような気がする踏切。
駅が見えてきて、ようやく目的地か~と息をつく。

あんま踏切で立ち止まるのもどうかな、と思いつつパシャリ。
緑が多い線路はいいものだ。

ということで、富戸駅に着いた。
見ただけで分かる、あからさまに無人駅だ。
とりあえず時刻表を見て、次の電車時間を確認したいのだが……。

駅の中から女性の怒鳴り声がした。
なんかメガネ小太りのオバサンが、インターホンで駅員に「暑くて無理!」みたいなことを
ギャンギャン怒鳴っている。うるっせえな……とシンプルに不快になる。
詳しいことは良く分からなかったが、まさか無人駅に冷房がなくてキレてんだろうか。
だとしたら「家にこもってろバーカ」って感じだが。

うるさいババアがどっか行ったので、待合室をノンビリ眺める。
狭いが味のある駅である。ただまあ……暑い。
トイレを借りて小用を済ませる。割と小綺麗かつウォシュレット完備でポイントが高い。
それから麦茶を買ってちびちび飲んでたら、今度は外国人観光客がワラワラ来て
居心地が悪くなり、ホームのほうに撤退する。
お腹の調子が微妙になってきたので麦茶は全部飲み干さなかった。

しばらくホームで待っていると、電車が滑り込んできた。
さて、後はどうするかな。伊東には11時くらいに着きそうだ。
本当なら、昨日食べ損なった「うずわ定食」リベンジをするべきなのかも知れないが……
例によって朝飯重かったから食欲があんまりない。ホント計画性がねえな!

伊東駅に着く。
次の踊り子が10分後くらいに来ることが分かったので、もう帰ることにした。
自動券売機で買い方が分からなかったので、みどりの窓口で切符を購入。
親切な駅員さんが丁寧に応対してくれた。
さらば伊豆。

ということで、11時08分発の踊り子に乗車。
隣の席が終始空席で居心地が良かった。
後はもうボサーッと携帯いじってるだけの時間でした。
でも意外とこういう旅終わりのリラックスタイムが大事かも知れない。

川崎には12時半過ぎに到着。
あとはもうラゾーナで酒を買い込んで、コンビニで飯を買って帰宅し、シャワー浴びて
エロ動画見て(また!?)エナジーをフロウジョンして俺の週末一泊旅は終了でした。
■まとめ
なんだろ、楽しくなかったワケではないが、「なんか俺、旅がヘタクソだな……」って
切ない気持ちになるシーンが多かったような気がする。
もっとこう、興味を惹かれた店に飛び込むとか、宿だけ押さえて地元の美味い店で
地酒と肴を楽しむとか……そういうオッサンなりの一人旅の楽しみ方できないもんかね?
実は過去の旅もそうで、沖縄も金沢も水上温泉も箱根も、ドハデに時間持て余したり、
バカみたいに長距離徒歩で移動したりして不器用な旅だったんだよな……。
こんだけ一人旅してるのに、なんかずっとヘタ。まあ散歩も目的のひとつではあるんだけど。
日光だけは、割と満足度高かったんだけど、それは単に宿のメシが美味かっただけ説がある。
結構な金かけてんだから、満足度の高い旅行にしたいもんだよなーと少し反省したりしました。
まあ、あーだこーだ言いましたが楽しかったです。
というか、どっかで改めてうずわ定食リベンジしたいな……。
泊まりじゃなく、日帰りでもっかい伊東行こうかな。